私の本棚

※読書感想メイン

安倍晋三が日本を取り戻した/阿比留瑠衣(著)

2022-07-31 | 政治

これほど多くの国民から嫌われ、これほど多くの国民に愛された政治家はいなかったと思う。
それだけ安倍さんの存在が大きかった証だと思います。

某レビューサイトで『安倍の「やったふり外交」を虚飾たっぷりに書いているだけ』と、⭐︎1のレビューが目に止まったのですが、あぁ、、この人は読んでないなと思いました。

⭐︎2評価の、安倍さんが日本を取り戻したのかわからないとあるように、立憲をはじめとする野党と、朝日・毎日・日経新聞への恨み節がほとんどで、安倍さんの首相だった時代の活動に触れてるわけではなく、安倍さんの外交もわずかしか触れていません。
タイトル負けしてるなと思いました。

ただ阿比留さんが憤る気持ちもわからなくはない。
「朝日新聞の崩壊」で社員が語っていたように、安倍さんが朝日を批判したことから始まっているのは否めません。
ただ、朝日も安倍さんに執着しすぎていると思う。
高橋純子さんは下品以前の問題で、何をしても気に入らない。
安倍さんを叩かなければ気が済まない人なのだと思う。
そんな人にいちいち腹を立てても仕方ないのではないだろうか?

野党は安倍さん叩き・降ろしに執着するあまり、冷静な判断を見失っているように感じることがあった。
存在感のある議員の声が大きすぎて、まともな野党議員の影が薄くなっているのも気になる。
本来の国会議員のあるべき姿を見失った野党議員には、何も期待などしてないし、この状態がずっと続くのであれば、この先も期待はしません。

韓国と言う国は私も嫌いですが、同じ土俵に上がる必要はないのでは無いかな?
騒げば騒ぐほど、向こうの思う壺になっているようで、見ていてしんどいと思うことがあります。
韓国に対して怒り・不快感を抱くのは当然で仕方ないとしても、マスコミも煽りすぎではないでしょうか?
産経も朝日のことを言えないように思います。

もう少し賢くなれないものかな?

マスコミの偏向記事に振り回され、切り取り記事を信用してしまう私たちにも問題があるのだろうと思う。
1つの報道だけを鵜呑みにせず、いくつかある情報を自分で調べて、判断していかなければならないと思いました。


総理の誕生/阿比留 留比(著)

2022-07-17 | 政治

 

アメーバーのブログを読んで

私だけではなかったのだと

安心する自分がいます

 

安倍さんが銃撃を受け

心肺停止のニュースをスマホの速報で知り

嘘であってほしいと願っていました

これは夢に違いない

避難訓練みたいなものだと自分に言い聞かせ

 

集中治療室に入ったとニュースを見ては

大丈夫、助かると安心し

 

 

百田さんや山口氏が訃報をいち早く報告しても

誤報に決まっていると

 

訃報の速報が流れても、なかなか現実を受け入れられず

 

安倍さんが銃撃されるシーンを何度も見て

この後安倍さんは奇跡的に助かるのだよ。と

 

でも現実はそうではなく、帰らぬ人になったのですよね

 

全然泣けませんでした

泣いたら。お悔やみを言えば。

死を認めることになる

なくことも、お悔やみを言う気にもなれず

 

しばらく何もやる気が起きませんでした

 

新聞で麻生さんの弔辞を読んで

涙が止まらなくなり

菅前総理のコメントを聞いて

また涙が出て

安倍さんが亡くなったことを受け入れる

 

正直言うと最初は

安倍さんが嫌いで仕方なく

テレビに安倍さんが映ると

チャンネルを変えるほど嫌いでした

 

気持ちが変わったのは

知人や娘の話を聞いて

自民党嫌いの人から

安倍さんは別だと話を聞き

見方を変えて行きました

 

その時に読んだのが「総理の誕生」

第一次安倍政権の挫折と反省

民主党に政権を奪われ

そして再び政権を奪い返し

第二次安倍政権が誕生するまでの話で

安倍さんて本当にすごい人なんだなと思いました

 

主張は一貫してブレない

 

安倍さんを嫌う人は認めたがりませんが

外交は素晴らしかったと

亡くなって気づくこともありました

総理の職を辞してからも

各国首脳から「安倍はなんと言っている」と聞かれるなんて

歴代首相の中でいただろうか?

 

謹んでご冥福をお祈り申し上げます

 


新聞テレビではわからない、永田町のリアル/安積明子

2021-10-24 | 政治

 

ジャーナリストがどちらかに偏ってしまうと、こと政治に関しては、嫌いな政党には

その政党をとことん陥れるような内容。または、支持政党をベタ褒めしすぎる内容が多く

疑って読まないと、後になって、話が全然違うでしょ?と、思うことが多分にあります

その点、安積さんはあまり偏らず、冷静に永田町の様子を伝えてくれるので、とても読みやすいです

 

今回は、安倍前首相の潰瘍性大腸炎の悪化により、辞意を表明したことで

永田町のドタバタ劇をリアルに伝えています。

 

総理になってからの菅さんは、安倍さんのイメージが強いせいか

安倍支持者にとっては、期待はずれだったかもしれません

安倍さんのように、メッセージ性に優れてる訳ではなく

官房長官時代の菅さんを見てると、決して器用な人では無いと思っていたので

国家観や働きぶりが見えないのも、不器用さが仇となった感じがします

 

少しズルい言い方になりますが、私は消極的な自民党支持者です

国民に寄り添い、国民のために切磋琢磨し、議論をするのが政治家だと思うのですが

それが与党・野党どちらにも感じられないのですよね

野党第一党である立憲は、国民のために働こうと言う意志が全く伝わってきません。

政党名が変わっただけで、政権を取る前の民主党時代と何も変わってないと思います

安積さんが指摘するように、言うことがコロコロ変わるだけではなく

他の政党のお手柄を、自分の手柄のように吹聴するのが立憲の特徴で

これは、ほかのジャーナリストたちも、同じ指摘をしていました

 

最近も、ワクチン接種や生理貧困などは、公明党が最初の提唱者なのに

自分達が提唱したと、蓮舫議員はSNSを使って発信しています

このように、特別な理由もなくAからBと言うことが変わり

自分の手柄のように吹聴する間は、立憲に政権を任せたいとは思いません

 

衝撃だったのは、10万円の一律給付金を、最初に提案したのが玉木代表だったこと

私は、公明党を支持する友人から、公明党が最初に提案したと聞いていたので

公明党だと信じ込んでいたのですが、公明党は安倍さんを説得したと言う話なのですね

永田町のリアルを読んで、友人の話を全部信じ込むのも危険だなと感じました

 

さて、衆議院選挙が始まりましたね

個人的な意見として

麻生さんは嫌いではないのですが、二階幹事長ともに引退しても良いのではないでしょうか?

公明党は、定年制があるそうです。

他の政党も、議員の定年制があっても良いのではないかと思います

 

ところで、自分が支持しない政党を、批判するのは良いのですが

SNSやブログを読むと、その政党を支持する人まで、批判する人がたまにいます

gooブログでも「ここまで言っても自民党(または立憲)に票を入れる人がいる」と言う人がいますが

はっきり言って、大きなお世話です

誰が何処の政党に1票を入れるか、個人の自由です

 

私は立憲を支持していませんが、立憲を支持する人は、支持する理由があるからで

同じように自民党を支持する人たちも、支持する理由があります

自分が支持していない政党の支持する人を批判するよりも

自分が支持する政党の良いところを、アピールした方が建設的ではないでしょうか

立憲・共産党・社民党の演説を見てても、常に自民党の批判しかしてません

あの演説を見てると、聞いてるだけでうんざりします

今回の衆議委員選挙は、比例区に野党に票を入れようと思っているのですが

この3つの政党に、票を入れたいとは思いません

 

衆議院選。どのような結果になるのか、、、

 


拉致被害者たちを見殺しにした安倍晋三と冷血な面々/蓮池透

2021-06-12 | 政治



2016年5月読了

当時の民主党議員が国会で取り上げられたことで話題になった1冊なのですが
読んだ後で、この問題をよくドヤ顔で取り上げたなと呆れてしまった記憶があります

タイトルがあまりにも過激だったので内容も過激なのかと思いきや、目立った過激さは感じられませんでした。
また、安倍首相を中心に、自民党批判を繰り広げられているのかと思うと、そうでもなく
拉致問題に関わった人たちほぼ全員が批判の対象で、民主党政権時代のお粗末な民主党の対応も批判されています。

このタイトルは、編集者の推しがあったそうです。
過激なタイトルだと目につきやすく購入者が増えると思ったのか、安倍批判を狙ったものなのか?
それにしても嫌なタイトルだなと思いました。

それに、憶測で書かれているであろうと思われる個所がいくつもあり
全体的に首をかしげたくなる内容の方が目立ちます

拉致被害者を迎えるため花束が必要だと参与に伝えても予算が無いと言われ、自分たちで用意したことに触れ
参与を批判されていますが、なぜ批判されなければならないのか疑問でした
もちろん一時帰国であれ、家族が戻ってきたのは嬉しいことです
花束を渡すことが悪いとは言いませんが、まだ帰国することすらできない拉致被害者がいるのに
彼らのご家族に配慮する思いまでは至らなかったのだろうか?
北朝鮮に残っている被害者家族があのシーンを見て、複雑な心境だったのではないか?。
そんなことを考えると、花束を用意してもらえなかったことくらいどうってことないように思う

最後の対談は全く共感できず、むしろ不快でならなかったです。
というか、対談相手がなぜ青木さんだったのでしょう?
青木氏の発言には前首相を批判したいだけで、そのためにこの問題を利用している印象が強く
客観的、論理的には語っていません。
冷静に読むには時間がかかりそうだったので、対談は全部を読むことができませんでした。

確かに北朝鮮を挑発する行為には賛同しかねるし、経済制裁を加えても逆効果だと私も思います
ただ、蓮池氏の書いたこの暴露本は挑発行為にはあたらないのだろうか?
被害者家族は蓮池氏の批判を繰り返していると、レビューのあちこちで目に留まり
工作員呼ばわりした自民党議員もいました。
相手を怒らせても問題は解決できないと蓮池さん自身が理解しているはずなのに、何か矛盾を覚えてしまうのです
過激な発言をしたことを本書で懺悔されてるのに、蓮池さんの短期な性格は今も変わってはいません。
これを読んだ主人が「思考が右から左に変わっただけじゃないか」と言うように
蓮池さんの本質、根っこの部分は何も変わっていないのです

安倍さんは拉致問題を政治利用したのかもしれません。
ただ、あの時安倍さんや小泉元首相たちの働き掛けで拉致問題が動いたのは事実で
安倍さんたちが動かなければ、弟さんは戻ってこなかったのではないでしょうか

批判と不満ばかりがやたらと目立ち、スッキリすると言うよりモヤモヤ感が残り
これを書いたことで、弟さんの立場を悪くさせているように思いました。



週刊文春

2021-02-12 | 政治
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貴乃花親子で思い出すのは、断髪式です。

ご長男が髷に鋏を入れた後、メッセージを読み上げ、感極まるシーンは

相撲に興味がなかった私も、思わずもらい泣きをしました

あれから10数年後に、親子が断絶状態になると誰が想像したでしょう?

1日も早く元の親子に戻ってほしいと願うばかりです。

 

森会長の女性蔑視発言は、ネットで全容が拡散されていたこともあり

マスコミの切り取り報道なのは知っていましたが

悪意がなかったとはいえ、一言多かったのは間違いないと思います

それに、話が長いと言えば、森さんも長いですし😅

今日の会見もやはり、話が長いなと思いました。

ただ、白いスーツのパフォーマンス議員には不快感しかありませんでした

彼女たちも、男性に対して「男のくせに」と発言した議員がいれば

「気持ち悪い」と発言した議員もいます

「男性差別はよくて、女性差別は許さない。」

「自分はよくて、他人は許さない。」

なんて、あまりにもご都合主義というもの

これがもし、菅直人氏が同じ発言をしたらどうだったのだろう?

小沢一郎氏だったら?

多分、立場は逆転しますよね?

女性専用車両にわざわざ乗車して、女性と喧嘩をし「男性差別だ」と騒ぐ男性も好きではありませんが

「女性差別許さない」と、街頭演説する女性と白スーツと白薔薇デモの国会議員も好きではありません。

あなた達に共感する人は、自分が思うほど決して多くはなく

自分の評価を下げているだけです。

完璧な人間なんていないと思います。

差別を許さないと騒ぐ人たちも、自分では気づかないうちに

人を傷つけるような発言をしてる可能性もあります。

だから、人のふり見て我がふり(見)直すがちょうど良い。

もちろん、私もです。