☆平成26年4月10日(木)
少年部60分の稽古でした。その中で特にある一人の男子練習生は指導員に
褒められていました。
実はその子は合気道秋の進級審査会で不合格になり、今年2月の審査で9級合格を
はたしました。
私も毎週教えていますが、確かにその子の練習は変わったと思います。
だから以前に比べて良くなったのが指導員の目にとまったのだと思います。
私は現在は、審査に関しては段外者への合否判定等はしていません。
指導員にまかせています。意見は述べたりする立場にいます。私が審査
をしていたころは受審者の100%、受ければ合格というものでした。
しかし弊害もあります。審査=合格だと審査前にも関わらず、緊張感のないもの
となってしまうこともその一つ。
それはともかくとして、昨年からは不合格もありになりました。
ところで、昨日の男子練習生が褒められたのはどうしてなのでしょうか?
審査に落ち、それ以降の練習がどうしてこの場合良くなったのか?
積極性を帯びた稽古につながっていったのでしょうか?
それは、意識が変わったからです。
本人だけしか分からない、その意識に変化がおこったのです。
「空気」と言ってもいいかもしれません。会社でも部署や課、グループによって
もその場の空気=雰囲気というものがあるでしょう。私も3年間証券会社にいましたか
らそれは体験的にしっています。 その作られている空気が独特であるほど、
また強いほどよそ者、つまり部外者にとっては居心地が悪いと言えますね、
人間はその空気を、それぞれ個人が出していて周りに知ってか知らずか
確実に影響を与えています。
会社の場合は、そのグループのリーダーひとりの意識によってきまりますし、
グループではその中心人物の出す気=意識によって和やかな雰囲気になったり、
ピリピリした雰囲気になったりします。
その個人が出しているものと言うのは、「意識」です。
審査の場合、意地悪で不合格にしているものではなく
客観的にみて合格させられないところがあるので落としています。
つまり前向きな不合格、自主的に、次までに直して練習してねという
積極的な×(不合格)なのです。
そういう意図がありますから、落ちた人の意識は180°変わります。
練習態度も少し~大分と変化、それが起きてきて、結果主体的な練習へとかわります。
その時は泣いて審査場を去っても、バネがココロの中に生れます。
次から頑張ってやるぞと言うバネ、そういう意識が芽生えます。
私もきのう指導員に褒められたその男子には注目しています。素直な稽古態度だし・・
素直さがある人は結局、強いと思います
それもおそらくは中期だと思います。(私の個人的な考えですが)
それは剣の歴史(日本での戦いの発展の歴史)によるものです。そうでないと
合気は生まれなかったはずです。これは事実だと考えています。
柔術でも合気道、他の武術にみられる技術、また口伝などはココが原点です。
室町~戦国時代、江戸時代初期までの合戦場においては様々な武器が使われていました。
その中で超接近戦になればその手にする武器は自ずと限られてきます。それが
日本刀、小刀(=脇差)であったはずです。合気道の間合いはこの接近の間合いです。
こちらは堺市の合気道場鴻心館です。
【落ちるのも悪くない】
昨日は、鳳南道場少年部に指導員の見学が突然ありました。少年部60分の稽古でした。その中で特にある一人の男子練習生は指導員に
褒められていました。
実はその子は合気道秋の進級審査会で不合格になり、今年2月の審査で9級合格を
はたしました。
私も毎週教えていますが、確かにその子の練習は変わったと思います。
だから以前に比べて良くなったのが指導員の目にとまったのだと思います。
私は現在は、審査に関しては段外者への合否判定等はしていません。
指導員にまかせています。意見は述べたりする立場にいます。私が審査
をしていたころは受審者の100%、受ければ合格というものでした。
しかし弊害もあります。審査=合格だと審査前にも関わらず、緊張感のないもの
となってしまうこともその一つ。
それはともかくとして、昨年からは不合格もありになりました。
ところで、昨日の男子練習生が褒められたのはどうしてなのでしょうか?
審査に落ち、それ以降の練習がどうしてこの場合良くなったのか?
積極性を帯びた稽古につながっていったのでしょうか?
それは、意識が変わったからです。
本人だけしか分からない、その意識に変化がおこったのです。
「空気」と言ってもいいかもしれません。会社でも部署や課、グループによって
もその場の空気=雰囲気というものがあるでしょう。私も3年間証券会社にいましたか
らそれは体験的にしっています。 その作られている空気が独特であるほど、
また強いほどよそ者、つまり部外者にとっては居心地が悪いと言えますね、
人間はその空気を、それぞれ個人が出していて周りに知ってか知らずか
確実に影響を与えています。
会社の場合は、そのグループのリーダーひとりの意識によってきまりますし、
グループではその中心人物の出す気=意識によって和やかな雰囲気になったり、
ピリピリした雰囲気になったりします。
その個人が出しているものと言うのは、「意識」です。
審査の場合、意地悪で不合格にしているものではなく
客観的にみて合格させられないところがあるので落としています。
つまり前向きな不合格、自主的に、次までに直して練習してねという
積極的な×(不合格)なのです。
そういう意図がありますから、落ちた人の意識は180°変わります。
練習態度も少し~大分と変化、それが起きてきて、結果主体的な練習へとかわります。
その時は泣いて審査場を去っても、バネがココロの中に生れます。
次から頑張ってやるぞと言うバネ、そういう意識が芽生えます。
私もきのう指導員に褒められたその男子には注目しています。素直な稽古態度だし・・
素直さがある人は結局、強いと思います
【中百舌鳥道場で】
昨夜練習の中で話をしましたが、合気道の起源は、室町時代です。それもおそらくは中期だと思います。(私の個人的な考えですが)
それは剣の歴史(日本での戦いの発展の歴史)によるものです。そうでないと
合気は生まれなかったはずです。これは事実だと考えています。
柔術でも合気道、他の武術にみられる技術、また口伝などはココが原点です。
室町~戦国時代、江戸時代初期までの合戦場においては様々な武器が使われていました。
その中で超接近戦になればその手にする武器は自ずと限られてきます。それが
日本刀、小刀(=脇差)であったはずです。合気道の間合いはこの接近の間合いです。