テレビから「花」のメロディーが流れて来て、ハタと思い出しました。
「花」の練習の時に鶴田先生が、歌詞の中の「みずや」の意味について質問されました。
その時に、横手先生が携帯で検索され、現代文に意訳された文章を読み上げてくださいました。
そこで、私も今、パソコンで検索したら、読んでいただいた内容と同じようなものが
有りましたので転記してみます。
「花」意訳
春、のどかに晴れた日の隅田川。
多くの船が川下へ川上へとしきりに行き交い、
船頭のふるう櫂から水のしずくがキラキラと飛び散る様子は桜の花びらのようだ。
この美しい景色は、なにものにもたとえられない。
あなたはまだ見たことがないだろうか?
日の出前のころ朝露を浴びて、語りかけてくるような桜の木の姿を。
あなたはまだ見たことがないだろうか?
夕暮れの頃、静かに風に揺れ、手招きしてくるような青柳の姿を。
錦のように美しい景色が織りなされている長堤に日が暮れると、
やがて雲にけぶったおぼろ月が昇ってくる。
本当に春宵一刻値千金と呼ぶにふさわしい、
この美しい景色は、なにものにもたとえられない。
文語体の詩にはなじみのない言葉が出て来ますが、こうして意訳を見ると
イメージも広がり歌う時にもふくらみが出て来るのかもしれませんね。
次回の練習の時にはきっと・・・。
写真は、隅田川屋形舟のサイトからお借りした、現代の隅田川の光景です。
この光景を見たら適廉太郎はどんな作詞をしたでしょうかねえ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/f2/1605d3716dd58d6e6d998acb2b26dc69.jpg)
あしたば記