昨日は裏方で大会を手伝いながらレベルの高い卓球を見ることが出来ました。
大会に出場した日本勢も中学2年ながら全中や全日本ジュニアに出場するレベルの選手が結構参加していましたが、結局同い年の中国選手には歯が立ちませんでした。
素人目に見て、日本選手と中国選手で何がそんなに違うのか少し考えてみました。
・レシーブや台上での凡ミスが非常に少ない
・サーブが上手い
・一発で打ち抜くスマッシュがある
・前陣で打球点が早い
・確実に前に踏み込んで打球するのでボールにパワーがある
全体的にもプレーのレベルが高いのは間違いないのですが、全てにおいて日本選手を上回っていたように思います。
日本選手はどちらかというと中陣でのドライブの引き合いの展開は得意なのですが、中国選手の前陣プレーに対してはスピードが追い付かない感じでした。
中国選手の印象的なプレーのひとつにカウンタースマッシュが挙げられます。普通(自分の周り)では相手の強打に対して後ろに下がりながらロビングなどで凌ぐというのは良くある光景なのですが、今回の中国選手の場合は相手の強打に対して一旦半歩下がりながら前に踏み込んでカウンタースマッシュを打ち返してきます。成功率はそれほど高くないのですが、対戦相手にこれを決められた時の精神的ダメージは結構大きいと思います。
今はすっかりシェークハンド全盛で、今回の中国選手も皆シェークでした。自分が中学生の頃の中国卓球と言えば中ペン表が定番でしたが、中国のお家芸とも言える前陣速攻とヨーロッパスタイルがうまく融合した感じの現代中国のプレースタイルを見て、かなり参考になりました。・・・なかなか真似できるものではありませんが。