2020年が始まりました

今年の着物始めは
『萬狂言』新春特別公演
「国立能楽堂」に
初めて足を踏み入れました
野村 萬 氏
1997年に人間国宝
そして昨年は文化勲章をを受章
今月には九十歳になられる
狂言の第一人者です
今回のチケットは伝が無い限り
入手困難という貴重な舞台を
観劇する機会をいただきました
終演後には『卒寿の祝い会』に参加
とても素敵な経験をさせていただきました
さて!今回のきものコーディネート
テーマは《新春&卒寿のお祝い》
着物は「付下げ」
『御所車』『破れ七宝』『組紐』
雅やかで格調のある文様
吉祥文様でもある古典柄です
帯は有職文様の袋帯
浮線綾(ふせんりょう)
平安時代に始まった晴の装束に用いられた文様
今回は「文様の格調」を大切に
新春の!お祝いの!気持ちを表し
全体の色味は控えめな
きものコーディネートを考えました
昨今の「付下げ」は
カジュアルにもフォーマルにも
便利に扱われております
今回の私の「付下げ」は
セミフォーマルくらいまでの格調
カジュアルにはならない柄ゆきです
きものマニュアル本には
「付下げ」でひとつになっていますが
柄ゆきをしっかり把握して
用途の見極めをしましょう
この「付下げ」には実は
こだわりの隠れポイントが!!

裏地である「八掛」
「付下げ」は通常 色見本から選びます ・・・が!!
付下げの文様の色味をイメージして
職人さんに染めていただきました
アクセントに少し金箔も!
私だけのオリジナルの完成です
二十代後半で購入しました
これからも永く大切に
着装していきたいです