アラフィフおひとりさまの現実

何てことのない日常を綴っております。

心は折れてしまった

2018-10-27 20:13:21 | ひとりごと
「これから先は、きっと子供が支えてくれるよ」

夫が亡くなった時、沢山の人にそう声を掛けられた。当てにしていた訳ではない。けれど、どこかでそれを拠り所にしていたのかもしれない。

しかし、当の本人は母を支える気などサラサラなく、その存在すら無視。やりたい放題し放題で、周りに迷惑を掛けている。やっと捕まえても、自分は被害者だと言わんばかりの態度で(一体何の被害者と言うのか?)、野良猫のようにシャーシャー唸っていた。

野良猫は、究極に困ると母に寄って来ることもあるが、結局は餌(金)を貰いに来たに過ぎない。欲しいものが手に入れば、また姿を消す。この繰り返しが何度も何度も。


つい先日、我が子が捨て去った部屋を解約するため、彼に手伝って貰い、一日がかりで片付けて来た。契約したあの日、輝いていたはずの我が子の未来がこれなのか?…遣り切れない思いで涙が溢れる。

彼は黙ってベッドやタンスを解体し、軽トラへ荷物を搬入し、汚れた床を拭く。私も台所の下や冷蔵庫、クローゼットの中を片付けながら搬入を手伝い、掃除を進める。


夕方、我が子の気配がかすかに残る部屋の中で作業は終了した。
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