最近ずっとパーソナリティ障害関連の本を読んでいます。その中でも特に境界性パーソナリティ障害を書いた本を読みたいと思っています。しかし、そう多くは出版されてないようです。
これらの本を親の立場で読めば、自分自身を責めるしかなく本当にやるせない気持ちになるでしょう。支援者の立場で読んだとして、どこまでやれるのか難しさしか感じられません。
パーソナリティ障害に特化して診て下さる先生も少ないですし、そもそもパーソナリティ障害は病気か?と言われると個人的には懐疑的で、投薬も併存症に対して行われている印象があります。
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神田沙也加ちゃんが亡くなったという一報には驚きました。マイフェアレディの舞台に際して、最近TVやネットニュースで活躍を目にする機会が多かったので余計かもしれません。
彼女の死の理由について、芸能誌が書いている記事を読みました。読めば読む程、"私はこの子を知っている"と何度思ったことか…。
雑誌やネットニュースの内容が全て本当かどうか分かりません。もちろん彼女がなぜ心療内科に通い、どういう薬を飲んでいたか知る由もありません。それでも漏れ伝わる話の断片から、私は彼女とまるで同じような行動を取る子に何人も心当たりがあったのでした。
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私は仕事でも子供にもよく"止まり木を増やしていこうね"と話します。"止まり木"とは文字通り自分の羽を休められる場所です。誰しも長い人生ずっと調子良く飛び続けることは難しく、日頃から休める場所をなるべく多く用意しておくことで「ちょっと疲れた」「休みたい」「あ、落ちそう」となった時、止まり木に掴まることで何とかやり過ごせる場合があるからです。
渡鳥のように何千キロを飛び続けられる力強い種類もあれば、そうでない種類もいます。そうでない種類の鳥達も、生きる術を工夫して寿命を全うしているのです。
"止まり木"は、
太くても
細くても
長くても
短くても
高くても
低い位置にあっても
自分で見つけても
周りが設置したものでも
自分が安心して休めれば何でもいいと思います。
苦しい時は苦しさ以外何も見えなくなって、どうしても1人で抱え込みがち。凄く当たり前だけれど、自分だけで悩まないことが大切なんだと思います。
苦しくても発信出来なかったり、発信方法を間違えてSNSで犯罪に巻き込まれてしまったり、そもそも苦しいことが日常過ぎて、自分への気付きすらない方々も多いです。そこは、そういう関係の機関や社会が役割を果たさなければならない課題だと思います。
因みに私の"止まり木"は。
猫娘達の暮らす我が家、子供、両親、兄、学生時代の友人、就職してからの友人、所属先の同僚、彼。他には、このブログやここで繋がった方々もそうですし、私がネットをやり出した頃(20年以上前!)に知り合った方々とも細々繋がっていて、未だに相談に乗って貰ったりしています。
肉親は、頭を悩ます存在でもあるんだけど、どこかで心寄せたい存在でもある不思議。そしてネットで知り合っても、決して犯罪に巻き込むような悪い輩ばかりではないという事実。
私は色んな方々のお陰で、今年も無事終えられることに感謝しております。
『今年もお世話になりました。来年も何卒何卒何卒(笑)宜しくお頼み申し上げます。皆さまも良いお年をお迎え下さいませ!』