少しずつ風が強まり始めた昨夜遅く、玄関の鍵がガチャガチャと乱暴に鳴り響きました。
もちろん彼ではありません、こんな夜更けにいきなり来ることはないので。
だったら誰?
恐怖で固まります。
入って来たのは、傘が壊れ、びしょびしょに濡れた我が子でした。
「連絡もなく、こんな台風の最中に来るなんて!」
お盆以降また連絡が取れなくなり、行方不明状態だった子供。
次は何をやらかしたのかと、落胆するばかりでした。
知り合いが心配して我が子の近況を伝える電話をくれたのは、彼と旅行中の先週でした。
毎回私に悩みという名の大きな試練を与え続ける子供に、何を語ればいいのでしょう?
それでも対話を放棄する訳にはいかないので、明け方近くまで話し合い、子供は昼過ぎに帰って行きました。
毎度、私が子供に言う言葉は一緒です。
「手が後ろに回ることはしなさんな」
「他人様に迷惑を掛けないように」
「自分の選択は間違っていなかったと思える生き方をしなさい」
大体こんな感じ。
こんな親だからダメなのかなと思って落ち込んだり。
その後、心配した彼から家に来たいと言われましたが、お断りしました。
気持ちは有難かったんだけどね…何だかとっても疲れてしまったの。
いつになったら、こういう疲れがなくなるんでしょうね。
一生無理なのかなぁ。。。