もうこんな時間だ

月日の流れるのは速いけれど、何か面白いことはないか? と考えています。

尊厳の芸術展を見に

2012年12月02日 | お出かけ

東京芸大の美術館で12/9まで、この間再放送を見た 「The Art of Gaman・尊厳の芸術展」 をやっている。

仙台、福島、広島、沖縄 どこよりも東京が近い・・・

「見に行って来たら?」 という、天の(テンの)声が聞こえたので、急きょ先週の休日の木曜日に日帰りという弾丸ツアーを行った。

Rimg1283上野公園は落ち葉がいっぱいで、人々がたくさんいた。

広くてうらやましいなあ。

芸大はその中にある。          Rimg1285

展覧会は、なんと無料で

実際にさまざまな作品を見ると、本当に丁寧かつ細かい作業で、何より心がこもっている。

Rimg1287_2 親切な歯医者さんは、感謝の杖を16本も贈られていた。

Rimg1289 ハサミやナイフなどの道具も手作り。

手前のそろばんは、16歳のショウヤ・サカザキさんが、課外授業で使うため作ったもの。

収容所では、17歳以下も子供が半数を占めていて、収容者が教師になって勉強を教えたのだそうだ。

Rimg1290 クズの木材や金属に絵具で彩色した鳥のブローチ。

この企画を考案したデルフィン・ヒラスナさんが,興味を持つきっかけになったものが、亡くなった両親の部屋でみつけた鳥のブローチだった。

鳥のブローチの隣に、種や貝殻で作られた花のブローチがあった。

何と貝殻は、地中を掘ってみつけたものだそうだ。

Rimg1291_2 レース編みのバッグ。

木の取っ手の絵に注目。

椅子、花器、小引出、木彫りの動物や鳥、日本人形、絵・・・

苦しい生活の中でも希望を失わなかった人たち。

Rimg1286 (多分)お父さんが息子に送ったハガキ。

左半分にすてきな水彩画が。

ああ、行ってよかった。

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東京までバスで5時間余り。

今朝、崩落事故が起こった中央道を通って行った。

天井が落ちて来るなんて

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