高架下を通り抜けようとする白い大型バス。
【独自】「バリバリ割れて…」真っ白な“貸し切り”大型バスが高架にひっかかり立ち往生 外国人観光客用か? 事故不申告で捜査へ © FNNプライムオンライン
車体が引っかかり、進めなくなっています。時折、「バリバリ」という音も…。
「無理だって!無理だってば!」引っかかった車体を抜こうと…
4月11日の午後6時40分ごろ、名古屋駅付近で撮影された映像。
「いやもう無理でしょ!無理だって!無理だって!無理だってば!無理だって!」
白い大型バスが高架下を通り抜けようとしていますが…、車体が引っかかり、進めなくなっていました。時折、バリバリと音が聞こえます。車内には立ち上がる乗客の姿も…。
いったい何が起きていたのか、「めざまし8」はこの動画を撮影した人に話を聞きました。
動画の撮影者:
結構抜け出そうとして、もう行けないのが分かっていたので、後ろにバックして抜けようとしていたんですけど、逆に窓ガラスとか余計にバリバリバリって削れて割れて、そうしたら乗客の方も後ろの方に逃げるというかほぼパニック状態ですよね。
現場は狭く高さ制限のある道路
「めざまし8」が、事故が起きた現場へ行ってみると、高架下は片道一車線。道幅は狭く、大型バスが通るのは難しいように見えます。左折してきたバスは、左側の窓が高さ制限を示すバーにつながる鉄の枠に接触し、動けなくなったとみられます。
接触したとみられる部分をよく見てみると、白い塗料のようなものが付着し、下には割れた窓ガラスの破片のようなものが散らばっています。
現場付近の道に詳しい人:
(バスが通るイメージは)ないですね。一歩先のつもりで間違えて入ったんじゃないですかね。
現場付近の施設の警備員:
あちらの方が平坦。曲がりやすいし広いし。ここ狭いんですよ。
なぜ、この狭くて高さ制限がある道路を通り抜けようとしたのでしょうか。
正体不明の“貸し切り”バス 外国人観光用か?
動画の撮影者は…
もう本当に全部真っ白なバスで、貸し切りバスっていうステッカーみたいなのがあって、乗客が乗り降りする扉のところに。それ以外は何も書いていなかったですね。本当に全体真っ白。会社名は何も書いていなかった。
バスには「貸し切り」と貼ってあり、外国人とみられる人が多く乗っていたといいます。
地元のバス会社を取材すると…
地元のバス会社:
通常、ボディーカラーでどこの会社なのか判断するが、今回のバスは全く分からない。関東方面からくる外国人観光用の白いバスを最近よく見ることがある。
交通事故鑑定人の中島博史氏は…
いわゆるインバウンド需要、(海外から)観光に来る方というのが非常に増えている。その需要に対して、観光事業等しているバス会社では、運転手さんも足りないし習熟が足りないあるいは大型バスに慣れていない方が運転していた可能性というのはあると思います。
警察が現場に駆けつけたときには、すでにバスの姿はなく、警察は「事故不申告」として捜査を行っているということです。
(めざまし8 4月13日放送)