小林製薬「紅麹」 厚生労働省が2人目の死亡発表 入院は106人に
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2024年3月27日 2時17分 医療・健康
「小林製薬」の「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題で、厚生労働省は、26日に行った会社への聞き取り調査の結果、これまで公表されていた1人に加えて、2人目の死亡事例が報告されたと発表しました。
厚生労働省は、食品衛生法に基づいて廃棄命令などの措置を取るよう会社の本社がある大阪市に通知しました。
小林製薬は対象となる製品の使用を中止するよう呼びかけるとともに、成分の分析を進めています。
全国では紅麹原料を使った商品を自主回収する動きが相次いでいて、記事ではNHKが調べた自主回収を行っている商品の一覧を掲載しています。
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小林製薬と関係ない“紅麹”を使用の企業にも問い合わせ相次ぐ
小林製薬「紅麹」問題 “初症例報告から自主回収まで2か月余”
小林製薬 「紅麹」の成分含む健康食品を自主回収
厚生労働省 2人目の死亡事例を発表
小林製薬は「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症したことから、この成分を含む3種類の健康食品の自主回収を進めています。
厚生労働省は状況を確認するため、26日に会社への聞き取り調査を行い、その結果を公表しました。
それによりますと、これまで公表されていた1人に加えて、2人目の死亡事例が報告されたということです。
2人目の詳細な状況は把握できていないということですが、腎臓にダメージがあったという医師のコメントがついていたということです。
また、会社の窓口に製品を摂取した人からおよそ3000件の健康相談が寄せられたほか、入院が必要になった人がこれまでに106人いたと報告されたということです。
このほか、紅麹と健康被害との関連性は明らかになっていないと会社側から説明があったということです。
厚生労働省は、小林製薬が自主回収している3つの製品に有害な物質が含まれている疑いがあるとして、食品衛生法に基づいて廃棄命令などの措置を講じるよう会社の本社がある大阪市に通知しました。
厚生労働省は27日に関係する省庁の連絡会議を開くほか、今週中にも専門家らによる薬事・食品衛生審議会の調査会を開催し、今後の対応についても検討していく方針です。
「紅麹コレステヘルプ」 3年間継続購入の1人亡くなる
小林製薬は、この成分を含む3種類の機能性表示食品の自主回収を進めています。
会社によりますと、腎疾患で亡くなったと会社が明らかにした1人は、機能性表示食品「紅麹コレステヘルプ」を2月までのおよそ3年間で35袋、継続して購入していたということです。
今月22日に今回の問題を発表した直後から3600件を超えるメールが寄せられ、遺族からは今月23日の夜にメールで連絡があったものの、週明けの25日まで確認が遅れたということです。
会社は摂取と死亡との因果関係が疑われるとして、遺族と面会するなどしていきさつを調べるとともに、製品から検出された想定していなかった成分について分析を進めています。
製造番号 18種類を公表
以下略ーーーーーーーーーーーー