ごきげん一家_聴く演劇プロジェクト2023_東京公演ダイジェスト
NHKWEB
あすから新年度 食品値上げ続く 公的年金や医療保険どう変わる
2024年3月31日 19時31分 医療・健康
4月1日、新年度も食品の値上げが続きそうです。
そのほか、公的年金や公的医療保険などの制度の変更が行われます。
私たちの暮らしにどのような影響があるのでしょうか。
そのほか、公的年金や公的医療保険などの制度の変更が行われます。
私たちの暮らしにどのような影響があるのでしょうか。
値上げされる食品 約2800品目に
新年度となる4月に値上げされる食品はおよそ2800品目に上ることが信用調査会社の調査でわかりました。
値上げ率の平均はおよそ23%となっています。
国内の主な食品メーカー195社を対象にした帝国データバンクの調査で、来月、値上げされる食品は価格を変えずに内容量を減らす「実質値上げ」を含めて2806品目となっています。
去年の同じ月と比べると48.1%の減少となりますが、3月よりも2000品目以上増えるなど1か月の品目数としてはことしに入って最も多くなっています。
値上げの品目を詳しくみるとハムやソーセージ、それに冷凍食品などの「加工食品」が2077品目となり、去年4月以来1年ぶりに2000品目を超えているほか、だし製品やトマトケチャップなどの「調味料」が369品目、ウイスキーやトマトジュースなどの「酒類・飲料」が287品目となっています。
値上げ率の平均はおよそ23%となっています。
ことしの値上げ率は去年やおととしと比べて上昇傾向がみられるということです。
調査した会社によりますと、賃金の引き上げなどに伴う人件費の増加分を価格に転嫁する動きに加え、「2024年問題」に関連した物流費の上昇に伴う値上げもみられるということです。
今後については、円安による輸入コストの増加や世界的な天候不順による原材料価格の上昇などを理由とした値上げがことし夏以降に増える可能性があると分析しています。
値上げ率の平均はおよそ23%となっています。
国内の主な食品メーカー195社を対象にした帝国データバンクの調査で、来月、値上げされる食品は価格を変えずに内容量を減らす「実質値上げ」を含めて2806品目となっています。
去年の同じ月と比べると48.1%の減少となりますが、3月よりも2000品目以上増えるなど1か月の品目数としてはことしに入って最も多くなっています。
値上げの品目を詳しくみるとハムやソーセージ、それに冷凍食品などの「加工食品」が2077品目となり、去年4月以来1年ぶりに2000品目を超えているほか、だし製品やトマトケチャップなどの「調味料」が369品目、ウイスキーやトマトジュースなどの「酒類・飲料」が287品目となっています。
値上げ率の平均はおよそ23%となっています。
ことしの値上げ率は去年やおととしと比べて上昇傾向がみられるということです。
調査した会社によりますと、賃金の引き上げなどに伴う人件費の増加分を価格に転嫁する動きに加え、「2024年問題」に関連した物流費の上昇に伴う値上げもみられるということです。
今後については、円安による輸入コストの増加や世界的な天候不順による原材料価格の上昇などを理由とした値上げがことし夏以降に増える可能性があると分析しています。
公的年金の支給額 前年度より2.7%引き上げも実質減
公的年金の支給額は4月分から、物価や賃金の上昇に伴い、前の年度より2.7%引き上げられます。
具体的には、68歳以下の場合、▽厚生年金は、40年間平均的な賃金で会社員として働いた夫と専業主婦の世帯のいわゆる「モデル年金」で前の年度より6001円増えて、月額23万483円、▽自営業者らが受け取る国民年金は、満額で1750円増え、月額6万8000円となります。
また、▽69歳以上の人の国民年金は、満額で1758円増え、月額6万7808円です。
支給額の引き上げは2年連続で、伸び率はバブル経済の崩壊以来最も高くなりましたが、将来の年金の給付水準を確保するための「マクロ経済スライド」と呼ばれる仕組みにより、賃金の伸びより0.4%低く抑えられたことから実質的には目減りとなります。
一方、20歳から60歳になるまで毎月支払う国民年金の保険料は、賃金の上昇に伴い、前の年度より460円高い、1万6980円となります。
具体的には、68歳以下の場合、▽厚生年金は、40年間平均的な賃金で会社員として働いた夫と専業主婦の世帯のいわゆる「モデル年金」で前の年度より6001円増えて、月額23万483円、▽自営業者らが受け取る国民年金は、満額で1750円増え、月額6万8000円となります。
また、▽69歳以上の人の国民年金は、満額で1758円増え、月額6万7808円です。
支給額の引き上げは2年連続で、伸び率はバブル経済の崩壊以来最も高くなりましたが、将来の年金の給付水準を確保するための「マクロ経済スライド」と呼ばれる仕組みにより、賃金の伸びより0.4%低く抑えられたことから実質的には目減りとなります。
一方、20歳から60歳になるまで毎月支払う国民年金の保険料は、賃金の上昇に伴い、前の年度より460円高い、1万6980円となります。
公的医療保険 75歳以上の保険料増
公的医療保険では、比較的収入の多い75歳以上の高齢者の保険料がこれまでよりも増えることになります。
具体的には年間の年金収入が211万円を超える人が対象で、保険料の上限も今の年間66万円から73万円に引き上げられます。
1人あたりの平均では年間4100円の保険料の増加が見込まれています。
さらに2025年度からは年金収入が153万円を超える人も対象となり、保険料の上限も80万円に引き上げられる予定です。
こうした引き上げは、高齢化に伴う現役世代の保険料負担の増加を抑制するためで、一部はこれまで現役世代が負担していた出産育児一時金の財源にも充てられます。
具体的には年間の年金収入が211万円を超える人が対象で、保険料の上限も今の年間66万円から73万円に引き上げられます。
1人あたりの平均では年間4100円の保険料の増加が見込まれています。
さらに2025年度からは年金収入が153万円を超える人も対象となり、保険料の上限も80万円に引き上げられる予定です。
こうした引き上げは、高齢化に伴う現役世代の保険料負担の増加を抑制するためで、一部はこれまで現役世代が負担していた出産育児一時金の財源にも充てられます。
NHKWEB
自民 派閥の政治資金問題で安倍派幹部ら約40人 党紀委で処分へ
2024年3月31日 18時25分 政治資金
派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、自民党執行部は、安倍派の幹部や、収支報告書の不記載などが5年間で500万円以上あった議員ら、あわせておよそ40人を党紀委員会で処分する方向で調整に入りました。安倍派の幹部のうち、最も重い処分は離党勧告とすることを検討しています。
今回の問題で、自民党執行部はキックバックを受けるなどして収支報告書に不記載などがあった議員ら85人を中心に、処分を行うか検討してきました。
その結果、安倍派でキックバックの扱いを協議した塩谷・元文部科学大臣、下村・元政務調査会長、西村・前経済産業大臣、世耕・前参議院幹事長の幹部4人をはじめ、おととしまでの5年間で不記載などが500万円以上あった安倍派と二階派の議員ら、あわせておよそ40人について党紀委員会で処分する方向で調整に入りました。
その結果、安倍派でキックバックの扱いを協議した塩谷・元文部科学大臣、下村・元政務調査会長、西村・前経済産業大臣、世耕・前参議院幹事長の幹部4人をはじめ、おととしまでの5年間で不記載などが500万円以上あった安倍派と二階派の議員ら、あわせておよそ40人について党紀委員会で処分する方向で調整に入りました。
安倍派の幹部に対する処分は、より厳しくする方針で、最も重い処分は8段階のうち2番目の「離党の勧告」とし、派閥での役割やキックバックの金額なども踏まえて、それに次ぐ「党員資格の停止」や「選挙における非公認」、「戒告」などの処分とすることを検討しています。
一方、不記載の額が500万円を超えない中堅・若手の議員などは茂木幹事長が注意を行うなどの対応を検討しています。
一方、不記載の額が500万円を超えない中堅・若手の議員などは茂木幹事長が注意を行うなどの対応を検討しています。
また、政治責任を明確にするとして次の衆議院選挙に立候補しない考えを表明した二階元幹事長は処分の対象としない方向です。
執行部は4月1日、茂木氏が党紀委員会に処分について審査するよう要請し、今週4日にも決定する方向で調整を急ぐことにしています。
執行部は4月1日、茂木氏が党紀委員会に処分について審査するよう要請し、今週4日にも決定する方向で調整を急ぐことにしています。
自民 茂木幹事長「あす あさってには党紀委に開催要請したい」
自民党の茂木幹事長は千葉県市川市で記者団に対し「関係者の処分は今週中に行いたい。あす、あさってには党紀委員会に開催の要請をしたい」と述べ、4月1日にも党紀委員会に処分の審査を行うよう要請する考えを示しました。
その上で「処分は一律ということにはならず、置かれている立場や収支報告書に記載していなかった額など、さまざまな要素を勘案しながら判断したい」と述べました。
その上で「処分は一律ということにはならず、置かれている立場や収支報告書に記載していなかった額など、さまざまな要素を勘案しながら判断したい」と述べました。
全国的に増える、不登校の子どもたち。都内の公立中学校は、教室に入りづらいと感じている生徒が気軽に立ち寄れる「居場所」を校内に設けました。2年生の時は不登校だった生徒は、この場所に支えられて学校に通えたといいます。この春、無事に卒業を迎えました。
■「友だちに会いたいけど会いたくない」
しかし、まだ教室に入ることはできません。1人で本を読んだり、勉強したりしながら過ごしています。
ただ、彼女にはもう1つの居場所があります。午後1時半、向かったのは校内のとあるスペースでした。ついたての奥に入っていくと、スタッフから「やる? ここどうぞ」と声をかけられました。
不登校の生徒を増やすまいと、学校と教育委員会が連携して去年5月につくったスペース「にしまるーむ」です。教室に入りづらいと感じる生徒が気軽に立ち寄り、何気ない会話を楽しんだり遊んだりできます。彼女もここでは、打って変わって笑顔を見せていました。
この日は4人の生徒の他に、大人たちの姿も。「大富豪する?」「大富豪わかんない」「知らない? 教えよっか」と、生徒らとやり取りしていました。大人たちはNPOのスタッフで、運営に協力しています。
■増える不登校…「教員だけでは不可能」
豊島子どもワクワクネットワーク・栗林知絵子代表
「先生たちの思いというのはすごい。こんなに生徒さんのことを思っていて尽力されているけど、全部抱えるのは難しいと思うので、少しでも先生たちの力にもなれたらいいなと思います」
ここではNPOのノウハウが生かされています。スタッフの1人は「飲み物があると長めにくつろいでもらえます」と言います。訪れた生徒のために飲み物を用意して、心が落ち着いた状態で過ごせるように配慮していました。他にも、トロフィーなど学校に関連する物が置いてある棚は、プレッシャーがかからないよう一時的に布で隠します。
教室に入れない女子生徒も「行こうと思える場所が(校内に)あるのがいいかなって。学習ルームにいても交流がないので、息抜きになるような感じの」と言います。NPOによると、安心して話ができる、“先生でも親でもない大人”の存在も大切だといいます。
■女子生徒は「居心地の良い距離感」
この場所で過ごした6か月近い日々。女子生徒は、様々な大人や生徒と触れ合えました。その中で、未来への希望が持てるようになったといいます。「中学で青春っていうの、あんまりなかったなって。高校ではそういうの楽しみたいなって」
高校進学は決まっています。高校では青春を楽しみたい―。彼女はそう考えています。迎えた3月の卒業式。会場に彼女の姿はありませんでした。式が終わると、看板は校内の別の部屋へ移されました。不登校など様々な事情を抱える生徒に合わせ、この学校では卒業式を1日に3回行いました。
午後2時頃。彼女は2回目の卒業式に母親と参加しました。この回の生徒は9人。彼女にも卒業証書が渡されます。名前を呼ばれると「はい」と答え、佐藤校長は「おめでとうございます」と門出を祝いました。
■笑顔の新しい春…「高校で頑張ろう」