宇宙や科学を体験しながら学べる科学をテーマにした博物館「札幌市青少年科学館」。2016年4月にリニューアルした北海道内で最大級のプラネタリウムでは満天の星空を体感できます。また「サンピアザ水族館」は海に面していない札幌で唯一の水族館でショッピングや食事と一緒に水族館見学を楽しめるのが魅力だとか。子供との鑑賞には良さそうです。
先般「北海道開拓の村」で「桃の節句の雛飾り」を見学した帰路のこと、「新さっぽろ駅」界隈を散策しました。札幌転居前に初めて「JR新札幌駅」から地下鉄東西線に乗り換える際に迷ったことがあり、今では迷うことは無くなりましたが買い物も兼ねてです。するとショッピングセンターの一角に「サンピアザ水族館」があり、さらに隣接する「札幌市青少年科学館」にはプラネタリウム設備があることを発見。札幌観光協会のウェブサイトでも観光施設として紹介されているので日を改めて本日訪問致しました。
「札幌市青少年科学館」をショッピングセンター側から見たところ。プラネタリウムは1日5回の上映ですがコロナ対策で席数を減らして運営していることと、先般来た際には日曜日だったせいか全プログラム完売でした。このため地下鉄東西線で「新さっぽろ駅」到着後まずは「札幌市青少年科学館」でプラネタリウムの席(15時20分開場)を確保しました。
プラネタリウム開演まで時間があるので展示室見学です。こちら2階の「天文・地球科学コーナー」。宇宙と地球と生物の46億年の歴史を解説するコーナーは興味深いものがあり大人の鑑賞にも十分です。
「科学館」名誉館長である山崎直子宇宙飛行士の宇宙での活動を紹介する
「山崎直子宇宙飛行士コーナー」(3階)。士が実際に宇宙へ持って行った物や身に着けていた被服等を展示しています。
3階の国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」を模した部屋から眺望できる巨大なドームに描かれた北半球の衛星写真。
同じ3階の地下鉄東西線の車両の実物などは乗り物好きの子供には人気がありそうです。これらは基本的には小学生以下の子供向けの教育用の感じでした。
プラネタリウムの時間になり1階の会場へ移動。プログラムは「HAYABUSA2~REBORN(30分)」+「星空生解説(20分)」。
「HAYABUSA2~REBORN」は小惑星「リュウグウ」から欠片を持ち帰り太陽系や地球の歴史に迫るプロジェクト「はやぶさ2」の物語(写真は「科学館」ウェブサイトより借用)。文系の人間には及びもつかない宇宙工学の科学者の人知に驚嘆する内容でした。
「星空生解説」では「科学館」職員による当日の星空の解説(写真は「科学館」ウェブサイトより借用)。もっと長い時間でも良かったですが2本立てだと仕方無いかもしれません。
プラネタリウム会場前の土産品コーナーでは「宇宙食」が販売されていました。
続いて「サンピアザ水族館」。2フロアのコンパクトな水族館で「魚のサーカスショー」や「餌付けショー」などが休止されているため1時間弱でひとわたり見学可能でした。それでも幾つか足を止めたくなる水槽がありました。
そのひとつ「タカアシガニ」。さらに・・。
幻想的な「ミズクラゲ」。
人気の「クリオネ」。
ひれの動きがユニークな「サザナミフグ 」。
こちらも人気の「ニシキアナゴ」。
こちらにも土産品コーナーが。小さな子供には眼に毒ですね。
本日は平日でもあり「札幌市青少年科学館」と「サンピアザ水族館」ともに来客は小さな子供連れが大半でした。内容的にもあまり遠出もせずに体験し楽しみながら学べる重宝な施設なのでしょう。小学校の学外学習にも良いのかも知れません。大人も一緒に楽しめるものもあり個人的にはプラネタリウムの別の星空プログラムを機会があれば鑑賞したく思いました。ありがとうございました。
「サンピアザ水族館」
札幌市厚別区厚別中央2条5丁目7-5 011-890-2455
営業時間 4月〜9月:10時~18時30分 10月〜3月:10時~18時
定休日 無し
料金 大人1,000円 子ども(3歳〜中学生)400円 65歳以上720円
http://www.sunpiazza-aquarium.com/
「札幌市青少年科学館」
札幌市厚別区厚別中央1-5 011-892-5001
営業時間 5月〜9月:9時~17時 10月〜4月:9時30分~16時30分
定休日 月曜・毎月最終火曜・祝日の翌日・年末年始
料金 展示室700円 プラネタリウム500円 セット1,000円 中学生以下無料 共通利用券(展示室・プラネタリウム・サンピアザ水族館)1,750円
(2021.3.17訪問)