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札幌・円山生活日記

「東家寿楽 (あずまやじゅらく)」

創業100年の釧路の老舗蕎麦屋「竹老園東家総本店」から暖簾分けされ円山の地で半世紀の「東家寿楽 (あずまやじゅらく)」。創業から現在も変わらず日本伝統の趣豊かな味わいを頑固に守り通してきたとか。大変な繁盛店で立派な蕎麦が楽しめます。

今日は「東家寿楽 (あずまやじゅらく)」です。昨年の札幌転居後すぐにこの界隈を散歩し立派な店構えに圧倒されて以来気になっていた店です。ただ昼時に店の前を通るといつも広い駐車場は多くの車で一杯で蕎麦屋で混むのも嫌なので訪問を躊躇していました。それでも店外から覗いて見ると店内も広いようで「密」を避けつつ老舗の蕎麦を味わうことが出来そうと思い今般やって参りました。場所は地下鉄東西線「円山公園駅」の2番出口を出て北上し右手に北海道神宮の第一鳥居を見つつ「北1条・宮の沢通り」の交差点を超えたすぐのところです。歩いて5分程でしょうか。

「東家寿楽 (あずまやじゅらく)」の立派な店構えです。
こちらが入口。
入ってすぐのところに立派な「ぼけ」の生花が飾られています。
店内1階フロア。本日は12時過ぎに入店し手前のテーブル席に着席です。庭に面してテーブル席が4卓、奥にテーブル席と左奥に座敷席、更に2階にも席があるようで広い店内です。それでも次から次への来客で入口付近には待ち客が待機することも。こんな来店客が溢れる店は札幌転居以来初めてです。
メニューは「冷たいお蕎麦」、「温かいお蕎麦」に上掲の「変わり蕎麦」。色々と試してみたい蕎麦があります。
それでも最初ですので注文は「せいろ蕎麦」(税込825円)と「かしわ抜き」(税込 825円)。
「せいろ蕎麦」は店のウェブサイトにある通り、上品で淡白な味わい、②細打ちでありながらもコシのある風味豊かな蕎麦でツルッとしたのどごしが特徴、③くすみのない白い麺です。つゆは辛めすっきりで人気が納得できる味わいです。
「かしわ抜き」は好物の「鴨せいろ」が無かったので代わりになるかと頼んだのですが「かしわそばのおそば抜きのお吸物です」とメニューにあった通り蕎麦用には味が弱かったです。ただ「お吸い物」としては結構なお味でした。

こちらは「山菜蕎麦」(税込 1,320円)。胡麻油の風味が効いた良い味でした。

この店の繁盛ぶりには驚きました。働き盛りの勤め人や若いカップルから近所のシニア層・お年寄りまで幅広い年代で店は一杯です。近辺に色々と良い蕎麦屋はあると思うのですが東京でいえば「かんだやぶそば」等に人が惹きつけられる感じでしょうか。とは言え単に老舗という名前だけでなく蕎麦の味も店の雰囲気も人気を裏付けるしっかりしたものでした。良い店だと思います。ご馳走様でした。

「東家寿楽 (あずまやじゅらく)」
札幌市中央区北2条西27丁目1-1 011-611-8659
営業時間 11:00~20:00(ラストオーダー 19:40)
定休日 水曜日(祝日の場合は木曜休業)
http://www.adumayajuraku.com/
(2021.3.16訪問)



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