秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

飛竜種の書 銀火竜 リオレウス希少種

2024-05-04 21:34:41 | 飛竜種














「銀火竜」

リオレウス希少種
Silver Rathalos
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
全長約1619.00cm~2139.12cm
全高約567.96〜572.56cm
脚の大きさ約260cm
・狩猟地
現大陸…森丘、大社跡、渓流、古代林、遺群嶺、城塞高地、溶岩洞、塔など
新大陸…龍結晶の地、導きの地




・概要、特徴
存在が非常に稀なリオレウスの希少種で、厳かに艶めき、白銀に光り輝く外殻に覆われていることから「銀火竜」 の別名を持ち、その威風堂々とした姿を「白銀の太陽 (シルバーソル)」 とも称されている。
生息地は限定され、個体数も極端に少ない。
各地で秘境とされる特殊な環境が希少種と呼ばれる存在を生み育てるため、新大陸で遭遇した希少種たちは現大陸から渡ってきた個体群とは異なるというのが大方の見解である。
白銀の太陽」に例えられる事もあるこの体色は、飛竜の祖から脈々と受け継がれている遺伝子が突然変異を起こし、それが体現した結果という説が有力視されていたが、近年では身体的な変化を最小限に留めた多様種への派生は、生活環境のなかでも専ら食性に起因すると考える研究者が多い。
いずこかの特殊な土地の特殊な動植物を摂取し、 突然変異とも言える進化を遂げてきたのだと推測されている
秘境などと呼ばれる隔絶された土地を生息地とした個体が、そこに生きる動植物を摂取していくうちに希少種となったのだろうか。食肉に混ざって摂取し続けた、鉱石などの成分による変容すらも考え得る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1594963257533816832?s=19



銀色に輝く本種の外殻や、金色に染まったリオレイア希少種の外殻は通常種とは比較にならないほど堅牢で、それぞれ貴金属性の成分が含まれている可能性が高いと目されている。
両者は龍属性による影響を受けない一方で雷属性には脆さが見られるが、これは貴金属成分への通電性が影響しているのだろうか。
美しい銀色に光る特異な体色に、「天より与えられし色だ」と信じて神格化する者までおり、リオレイア希少種と共に「あがめる者もいるほどに美しい」と評される。











その理由は神秘的に輝く金銀の外殻と「劫炎状態」によって増す凄艶さに尽きるであろう。
恐るべき「劫炎状態」発現の鍵は、通常種の体内にはない「煌液」の作用とされている。
いずれ謎が解明され、「劫炎」の力をヒトが手にする日も来るのだろうか。




神格化する者がいる一方で、言い伝えでは姿を現すと近くの村落が禍に見舞われるともされ、出現時には数多の傭兵や騎士が討伐に派遣される場合もある。
しかし、リオレウス希少種の実力や危険度は大型古龍にも並び立つとされ、送り込まれた戦士の悉くが打ち破られてしまったという。


しかし、リオレイア希少種並びにリオレウス希少種は竜王の系譜とも称され、その狩猟を成し遂げることができれば、狩人の王を名乗ることができると云われる。





・生態
リオレウスとリオレイアは一組の番として行動すると知られ、亜種、希少種もまた同様と考えられている。
このつがいと見られる2頭は、外敵の排除を何よりも優先し、互いに協力体制で事に臨む。
リオレウス希少種とリオレイア希少種がつがいとして縄張りを築けば、そこは何者も立ち入ることの出来ない危険な領域となる。





通常種が 「天空の王者」 と呼ばれるように、リオレウス希少種もまた高空から地上までを広く縄張りとする。
侵入者に対しては執拗な攻撃性を見せ、通常種同様に火炎のブレスと毒を多用する猛烈極まる攻撃が特徴である。
新大陸にて確認されたリオレウス希少種とリオレイア希少種は共に「劫炎状態」と呼ばれる特殊な強化形態を獲得していた事から、両者は同様の環境下ですでに長らく生活していた可能性がある。
導きの地における溶岩地帯で両者の生活圏が重なっており、そこで出会った2個体が龍結晶の地にて巣作りをはじめた、という特殊な例が見られた非常に貴重なケースなのかもしれない。
火竜が炎を操る源である爆炎袋は、外気に触れるだけで発火する粉塵が詰まった内臓器官である。
特異な地脈エネルギーが巡る新大陸一帯を生息域としたことで、環境や食性がこの器官になんらかの増強効果を与え、劫炎状態の獲得に繋がったのではと考えられている。








行動に際して口腔から空気を取り込みながらも、 発火寸前の状態を体内に留められるようになり、それに耐えうる身体の強化へと繋がったのであろう。
新大陸の他に特異な環境下を持つ他の土地でも同様の変異が見られる可能性が考えられていたが、近年では現大陸各地においても、劫炎状態を発現する個体が確認されている。




・危険度、戦闘能力
本種においては空戦能力の向上に注視すべき特筆性が挙げられる。
怒りに任せた怒涛の連係攻撃や、劫炎状態と呼ばれる強化状態から繰り出される高火力の炎ブレス、 脚爪を用いた強襲など、 中空を巧みに飛び回り獲物を追い込む姿には、強者たる威厳と脅威を感じざるを得ない。
通常時において、回り込む動きから尻尾を振り回す攻撃や、バックターンで間合いを取りつつ足元へ火炎ブレスを吐きつけるといった独特な動きを見せる。
こうした地上での立ち回りに加え、飛行時の攻撃は亜種以上に厄介だ。
また、怒りと共にその脅威も顕著となる。 全身に滾る膂力が高まり、攻撃の範囲や威力が大きくなるほか、苛烈な連携攻撃に緩急が織り込まれるというから手に負えない。
強靭な翼による高い飛行能力と発達著しい脚力が生み出す脚技に加え、 火竜たる超高出力を生む火炎ブレスの脅威を目の当たりにするだろう。





空中からの行動を危険視される本種だが、地上における行動にも通常種や亜種には見られない多彩な動きが確認された。
獲物を見据えたのち、前方を薙ぎ払うように噛み付き、さらに踏み込みながらもう一度同じように噛み付き払う行為では、口元から炎が漏れ出し、高熱を孕んでいる様子も確認できる。
また、飛びかかるように急接近し、空中で前方宙返りした勢いから脚爪による強力なひっかき攻撃を繰り出すなど、外敵と認識した獲物を容赦なく攻め立てる。
後者はそのまま中空へと舞い上がるため、対峙の際には得も言われぬ緊張感に支配されることとなるだろう。






天に轟く咆哮と共に口元から首、胸元にかけて高熱の青白い輝きを漏らす劫炎状態についてはリオレイア希少種と同等の強化能力を有すると見られ、古龍もかくやという潜在能力を発揮、一帯は獄炎の渦で焼き尽くされるといわれている。
放たれる火炎ブレスは青白く、凄まじい爆発に高い燃焼性を伴う。














劫炎状態で特に激しさを見せるのが、空中から獲物に急接近して横薙ぎや縦薙ぎで放射される炎ブレスだ。横から縦、縦から横と、連続で繰り出す点も脅威とされる。
劫炎状態のリオレイア希少種が地面へ残す残り火に、 同じく劫炎状態のリオレウス希少種がブレスの火球を重ねると、激しい爆発の連鎖を引き起こす。 互いの相乗効果を以て、最大級の火力を生む。




・利用
銀火竜の重殻は幻の素材であり、希少種の狩猟例自体が歴史的といわれるものであるため、並の加工屋には持ち込んでも下処理すら不可能である。
銀の鱗の層が厚く重なり、1枚となった貴重な鱗は複雑に光を反射し、並の宝飾品よりも価値が高いといわれる「火竜の紅玉」に比肩する美術的価値を持つとされている。
銀火竜から得られる素材はいずれも途轍もない価値を持つが、特に上質な尻尾は純然とした美しさを誇り、かつて市場に出回った際には同質量の銀魂そのものと比べて数百倍という驚愕の値で購買された記録がある。
銀火竜の素材を用いた防具は銀色の太陽を形容し、「シルバーソル」という名称で呼ばれる。
その防具は全ての炎の眷属を従え、歩みの軌跡に従って淡い銀の像を残し、陽光を一点に集めたような輝きを放つとされ、完全にして無欠という他ない性能を秘める。
リオレウス希少種の素材を元に作られた武具は銀灰色の冷ややかな光彩を放ちながらも、その内には烈日の如き熱量を秘める。
王たる威光を纏いし者は、比類なき劫火の力を我がものとし、燦燦たる栄光と共にあらん。
乱れ撃つ火炎の弾矢ひとつひとつが致命傷を刻み込む遠距離武器はその性能を極限まで引き出すため、職人も持ち得る限りの技巧を凝らす。手にした者の勝利の証となるように。
毒と火の双属性を見舞う双剣と、 炎の揺らめきを宿して空高く飛翔する操虫棍。
銀火竜と金火竜、両者の素材を用いて造られるこれらの武器は、伝説に足る至高の逸品と名高い。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
復刻ハンター大全pg.141
HAUNTING OF THE SUN モンスターハンターライズ:サンブレイク 公式設定資料集 pg.108.109.122.123
DIVE TO MONSTER HUNTER WORLD: ICEBORNE モンスターハンターワールド:アイスボーン 公式設定資料集pg.234〜241