「紫毒姫」
紫毒姫リオレイア
Dreadqueen Rathian
飛竜種
竜盤目 竜脚亜目 甲殻竜下目 飛竜上科 リオス科
全長約1952.90〜2261.25cm
・狩猟地
森丘、密林、渓流、古代林、沼地、遺跡平原、遺群嶺、砂漠、旧砂漠、塔、禁足地
・概要、特徴
雌火竜リオレイアの中でも、その美しさと恐ろしさの互いをもって「紫毒姫」の二つ名で呼ばれる特殊な個体。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1787829696912331132?s=19
その二つ名の通り、体内に秘めた猛毒が体表にも染み出たように変色した鱗と、激烈なる毒を孕む棘にてその身を飾る火竜の姫君であり、その姿は鋭き棘を持つ美しき薔薇に喩えられる。
この竜姫が踊ると死の影が舞い降りるとされ、その地は動くものすらいない不毛の荒野と化す。
また、同じく二つ名を冠する黒炎王リオレウスと行動を共にする姿が塔の秘境など一部地域で確認されている。
二つ名持ちの例に漏れず、ギルドではこの個体について特別措置を設けており、特別な許可を得なければ狩猟に向かうことは許されない。
・危険度、戦闘能力
両翼を広げて発せられる咆哮は通常個体のそれを遥かに凌駕する音量と迫力があり、その眼前に立つ者を立ちすくませる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1503942753536778242?s=19
禍々しく発達した毒棘からは猛毒、更に屈強な個体であれば猛毒すら大きく凌駕する毒性を誇る「劇毒」を大量に分泌し、尾を振るうだけで棘から夥しい毒液の飛沫を放って紫煙を起こし、舞い散らす。
緑の棘から紫色の毒が舞い散る様は、まるで薔薇の花弁が散っているよう。
さらに多量の毒を含んだ棘を周囲に向けて射出して遠距離攻撃を仕掛けてくることもあり、撒き菱のように地面に突き立った棘は激烈な致死の毒が滴り落ちる罠である。
このように毒そのものの扱いも通常種より巧みであり、様々な形で毒液や毒煙を振り撒き、外敵を死に至らしめる。
尻尾を武器として利用する事に関しては桜火竜や金火竜に匹敵、あるいはそれすら上回る程巧みになっており、尾から滴る毒液を塗りたくるように振り回す、急降下の勢いを乗せて対象を薙ぎ倒すなど、通常のリオレイアには確認されていなかった攻撃方法を駆使する姿も確認されている。
毒だけでなく火炎ブレスや突進といった攻撃の威力も通常個体を遥かに上回り、特に力をつけた個体は大きく息を吸い込んだ後、口に爆炎を纏いつつ噛み付き、直後に口内の爆炎を放出して敵を吹き飛ばすという大技を持つため、その脅威は劇毒だけに留まるものではない。
・利用
紫毒姫から得られる鱗や甲殻は有する毒性の強さから素手で触れる事すら危険とされており、職人でなければ取り扱う事は困難。
しかし、その素材から生み出された武具には恐るべき毒性と紫毒姫の魂が宿るとされ、他の武具とは一線を画す特殊な力を秘めるとされている。
・ソース
MHXX
モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書 pg.157