伊豆に妹が気になる神社があるというので参拝いたしました。大瀬神社です。
伊豆は大室山に以前家族と行って以来です。
大瀬神社は由緒が興味深く、下記のとおりです。
大瀬崎は、白鳳13(684)年の大地震で海底から現れた島が始まりとされている。いにしえの人々はその島が、地震で海没した土佐国から神が引いてきた土地だと信じ、大切に祭ったという。そして神から授かったその池を、神池と名付けた。
2年前の春,桜の時期に、妹と参拝しました高知の南国市にあります琴平神社 (海の痕跡 )は小高い山の上にあり太平洋や南国の街並み全貌を見下ろすことができます。
そこの神社まで、白鳳の大地震の津波がやってきたことが記され、高知はかなり海に沈んだことが書かれていたのを思い出しました。
南海トラフ、恐るべしです。
伊豆の神社には龍のような迫力の木が沢山ありました。ビャクシンの木のようで、ビャクシンは和の白檀とか言われているようですね。
まるで、土佐の海にいた龍がこれでもかというほどのエネルギーを時代を超えて体現しているようで、木々は樹齢1000年を超えるもののようです。土佐の地が深海に沈んだのが684年。1000年以上時が確かに経過しています。
この海では、沢山のダイバーがダイビングをしていました。そういえば昔ダイビングのライセンスを伊豆の海でとったことを思い出しました。この海だったかは、残念ながら忘れましたが、なぜか懐かしい気がします。まだ、大学生の頃で神社は興味がない若い頃です。笑
大瀬神社には引手力命(ひきてちからつのみこと)が祀られており、この神を祀る神社は日本全国でこの神社だけなのだそうです。
戸隠神社や、天岩戸神社、天手長男神社(壱岐島)に祀られます、岩戸開きにでてこられます手力男神と近い神様かなぁと、妹と話しながら,この地で一番高い所にあります社にのぼっていきました。本当の岩戸開きは皆一人一人がするものだと思っています。
ところで、沈んだ土佐のご神域を次の日に引っ張ってくる力のある神様。土佐を7世紀に襲った南海トラフ。土佐が壊滅した次の日にできた島は、駿河トラフや相模トラフ上にあるわけです。考えが及ばない巨大なエネルギーの吸収と放出が1000年以上前になされます。地球の年齢からいうと、1000年もほんの少し前かもしれませんが。
いつの時代も人間は小さくて、サムシンググレイト、神のお働き、大地の上で、生命活動をさせてもらっている小さな小さな存在に過ぎないと感じます。
鳥居をくぐります。クロアゲハにあいました。手水舎のあたりで妹がアライグマ🦝がいる!というのでよくみてみると、ハクビシンではないですか。
右手に海、左手には龍泉木のようなビャクシン樹木の参道をあるいたあとに出会うハクビシン。
なんだか音の響きが似ていませんか。
ビャクシン,ハクビシン。
ビャクシンは、和の白檀。白檀はお香に使います。
ハクビシンは白眉神かなと調べたら、白鼻芯 😄だそうですね。鼻からスサノオ神を思ってしまう。。
海上安全、ダイバーの安全、美しい海を守る土地神様。この地の動植物、精霊、やおよろずの神のエネルギーの土地。
周りを海に囲まれたこの島は、島全体がご神域です。島の真ん中には外周1キロの淡水の池があります。土佐の地震の後、島と共に突如現れた池は、神池と呼ばれており、海水に囲まれたこの地に突如うまれた淡水の池。
伊豆の7不思議だそうです。
神池には、沢山の淡水魚が生息しており、この魚をとったりしたら、怖い懲罰が起こるとしるされます。向こうの木に白鷺がいました。
この池は富士山の伏流水が流れているとも言われており、大きなフナや鯉がたくさんいました。地震と縁深いなまずもいるようです。
ビャクシンの御神木のエネルギーは、神池の周りではさらにパワーアップしています。圧巻でした。
御神木の下の小さな祠の前に可愛いハートの石がありました。土佐と伊豆の縁を引いて結んだのかな。
トラフを抑えるよう、太古の大災害を忘れないように、祈りの力を信じます。大難を小難へ。
地球神のお働きの壮大さを感じます。
こちらの島からは、富士山が望めるようです。
酷暑の夏には雲が発生しやすいので富士山全景をみるのは難しいですね。 今回は裾野しか見えませんでした。
冬空気の澄んだ日に再度行きたいです。