大善人へ身魂磨き

善でありたいと思う。日々精進。感情の渦に呑み込まれそうな時もあるけれど最後には明るく静かな大海原に和合したい。

踊る舞う 阿波踊りin 神楽坂

2024-07-27 11:05:00 | ひとりごと

牛込門から北西に上がる坂が神楽坂。 


神楽坂付近にある若宮八幡、市谷八幡、 筑土八幡 (つくどはちまん )の八幡様で神楽を奏したところから神楽坂の名前がついた街。

古くは 揚場坂 あげばざか とも言ったようです。








友達が神楽坂の阿波踊りはいいよ!と教えてくれたので、フランス人で我が家にホームステイ中の彼女を連れて行きました。

丁度、昨日は彼女の日本語学校の最終日でした。おめでとう🎈


これから秋田竿燈まつり、青森ねぶた祭りを観にいく予定の彼女は、私に、このお祭は神道と結びついているの?

と質問してきます。さすが!


阿波踊りは徳島県(旧・阿波国)を発祥とする盆踊りで、徹夜踊りで知られる郡上おどり(岐阜県郡上市)と、西馬音内盆踊り(秋県羽後町)とならび日本三大盆踊りのひとつです。

盆踊りの起源は、平安時代の踊念仏だそうで、空也上人が創建した六波羅蜜寺には「空也踊躍念仏」が受け継がれているようです。



念仏踊りをして精霊を迎え、死者を供養するための行事として発展したということは、神道というより、盆踊りは仏教に起源があるのですね。🤔


神楽を八幡神社の神様に奉納した地が神楽坂なので、その地で仏教に起源のある盆踊りが楽しく繰り広げられるのはまさに神仏習合ですね。


神仏へまつりを奉納。日本に生かされていることに感謝です。


踊り念仏。陽気。活気。生き生き。


暑さを吹き飛ばす笑顔と、

どこか滑稽な踊り、

型にはまらない、

みなぎるエネルギー。太古から受け継がれる伝統とパッション。




そのパワー全開の踊りは、死者を供養し祖霊を癒し、もてなし、エネルギー と共に、縁ある多くの御霊をあげるのかもしれません。


生きている人が、縁者が、

生き生き、活き活きしていることが

何よりも亡くなった御霊は安心するのかな。


笑顔のエネルギー

笛や和太鼓の奏でる楽しい音楽🎵。


気温の落ち着く夕方から始まる祭りは、暗闇を、様々なストレスを

笑いながら音楽と共に吹き飛ばします。


祭りは、真釣りだ

と教えてもらったことがあります。


「真」に、真釣り、は純粋にいいな

思いました。




パリオリンピックも世界のおまつり。

成功するといいですね。🇫🇷


善き行いはためらわず

2024-07-21 09:46:00 | ひとりごと

昨日は茹だるような暑さ。彼女からのリクエストでサントリー美術館にいきました。徳川家の宝物を展示してあり、かなりマニアックでしたね。

しかし、外を歩くのはかなり危険な暑さ。観光名所はどこもオーバーツーリズムの影響で人人人。外国人はサントリー美術館にはひとりも居ませんでした。彼女は混雑を嫌がる、日本をこよなく愛する外国人。


美術館に行ったあと、麻布台ヒルズにのぼりたいといいます。私は、友達に麻布台ヒルズのことは聞いたことはありましたが、都会の高層ビルに自らすすんで行くことはないので、初めての経験でした。



サントリー美術館から歩いて15分。汗が滴り

ます。方向音痴の私は、結局、彼女に連れて行ってもらいました。どっちが日本人かわからない。


彼女は自称、鉄道オタ。日本の鉄道雑誌を買い、電車の話しを輝く眼で話します。私は、神話オタク。オタクはピュアだ!と持論を話し、大笑いしました。


日本の神話も学びたい、というので、オタクを伝染させようとしてしまいましたが、なかなか、英語で伝えるのは難しいですね。


日本をこよなく愛するのは、日本は古いものと最先端のものが至るところに共存しているからといいます。


麻布台ヒルズにのぼりました。ワンドリンクだけで、無料なので、東京タワーにのぼるより良いですね。そこからは、東京タワーが眼下に。素晴らしい景色です。




人間って、日本人って、すごいなと思いました。この街を創り上げる。なんだか、自然とは違うけど、すごいなと思いました。彼女は東京タワーの近くの寺?に貼ってあるポスターを以前みて、泣いたといいます。


善き行いはためらわず


当時は日本語がまだわからなくて英語で書かれた説明を読みそして泣いたと。


そして、麻布台ヒルズから東京タワーを見ながら私にあのポスターはあそこに貼ってある。私は、2年前から毎日、あの言葉をみない日はない。といいます。


それでは、このあと行こう!と私がいいます。そして、麻布台ヒルズを後にして、彼女について歩いていきました。お寺のポスターは、変わることがあるから大丈夫かなぁ、と内心思いながら小道を入っていきました。


そして、感動🥹。


そこには変わらずポスターがありました。




彼女の原動力。


それが、東京タワーという昭和時代の近代化のシンボル。都会のど真ん中。その喧騒の中誰も知らない小道の先の一角に。

人人人の東京。

外国人観光客が溢れる東京に、誰もいない静かな場所。

丁度サントリー美術館でみた徳川家の家紋が、屋根にある!と彼女が私に教えてくれるのです。多分、彼女の前世は日本人?笑。

いにしえのよきものを、近代化の中に融合しながら、創造し続けたTokyoという街の片隅にある1人の少女の心を掴んで離さない言葉。



17時を過ぎ、温度は落ちついたものの高まる湿度。このあと、電車に乗ると雷雨でした。雨にうたれることなく、私達は東京を楽しみました。

言葉が彼女を待っていたのか、、。

彼女がこの言葉に再会した場所には、お地蔵様と観音菩薩様が静かに佇んでいました。








たちねぶた

2024-07-16 08:08:00 | ひとりごと

人間失格といえば、太宰治。実は、私はこの有名な文学作品を読んだことがありません。


ホームステイで来ているフランス人の彼女は、太宰治が好きで、一回目に日本に来たとき、太宰治を偲ぶために彼が身を投げた玉川上水にいき、合掌してきたようです。


色んな話をする中で、我が家の話をしたり、彼女の国、彼女自身の話をしています。


太宰治は自ら死を選んでしまいました。日本はゆたかではあるけれど、心の病がとても多いストレス社会だし、気づかないうちに、自分もストレスを昇華しきれなくなることは、1度や2度は人生であることを話しました。


彼女自身、数年前、まだ若いけれど、心が辛くて学校に行けなくなったことがあったと言いました。


今回、8月にねぶた祭りに行くのを彼女は楽しみにしています。その話をわたしの友達に話すと、青森のねぶたより、五所川原のたちねぶたが良かったよ、教えてあげてね!と情報をくれたので、早速伝えると、青森の宿泊がいっぱいだったから、実は五所川原に宿をとっているというのです。


調べると、丁度たちねぶたのど真ん中でした。ラッキーだったね!と話すと青森のねぶたからは宿が離れていて始めはがっかりしたけど良かったといいました。喜んでいました。


そして、五所川原を調べてみると、そこは、なんと、、太宰治生誕の地だったのです。





驚きの連続でした。

若干18歳で彼女が日本を愛し、一年バイトをして自分でお金を貯めて、そして大好きな日本にきたご褒美なのか。どこに連れていっても、何を食べても、天国だ、天国だという彼女。日本のアニメ、電車、文化、歴史、俳句など、、興味はつきません。


あまりにも五所川原については偶然がかさなり、必然のように思えました。


そして、彼女は、わたし自身がかかえる心にしまっている悲しみも、そっと癒してくれているのでした。



フランス人の訪問客

2024-07-07 10:51:00 | ひとりごと

娘の友達(フランス人)が3週間ホームステイにきました。本当に日本が好きで、日本のこと、歴史、文化色々学んでいて、18歳なのに、自分でバイトして日本への旅行費を全部自分で払ったようです。日本へは2度目のようです。

明治維新あたりのことなど、もしかして私より詳しい?かもでした。

日本語は独学で3年勉強し、わたしとは、英語と日本語を使って問題なく会話出来ます。

将来は、大好きな日本とフランスを繋ぐ外交官になりたいから、勉強を頑張っているようです。

昔、私はパリに行ったことがあり、その時にルーブル美術館でとった気に入った絵の写真をみせました。




すると、この女性は、民衆を導く女神で、

フランスがNYにプレゼントした自由の女神の像のモデルであり、今年行われるパリのオリンピックのイメージキャラクターは、この女神が被っている紅い帽子なのだと教えてくれました。



この女性は「誰」というわけではない、「自由」という形のないものを擬人化した女神のようですね。

抑圧されたものからの「自由」、差別からの「自由」。フランスにも自由の女神の像があり見たことがありました。NYの方が有名ですが、オリジナルはフランスです。


私たちは、誰かから抑圧されたり、または、自分で自分を抑圧していることもありそうです。開くのは自分で、自分は自由なのだと感じました。

この、民衆を導く女神は、男性にも女性にも共通して存在する眠った母性🟰愛みたいにも感じました。


彼女の高校の卒論のテーマはなんと、日本文化や言霊、歴史や八百万の神、、についてだったそうで、そのプレゼンを見せてくれました。


周りの学生が日本については、アニメくらいしか知らなかったから、びっくりされた、、と笑っていました。先生は満点をつけてくれたと私に笑って教えてくれました。もし、日本の生徒がこのプレゼンを作っても、日本の先生も満点をあげるだろうねとわたしは言いました🥰


青森ねぶた祭りと、秋田竿燈祭りに行くみたいで、私が秋田竿燈祭りの提灯は稲穂を表していて、日本の神道は、自然災害の多い日本で、稲穂の恵みに感謝し、自然の運行に感謝する感じがあることを教えてあげました。祭りは、神道と深い結びつきがある話をしました。



彼女は、その話をすごく喜んできいていました。そして、日本は自然災害が多いけれど、自然災害が日本を救ったことがありますね、とわたしに言います。

えっと思い、きくと、元寇が2度攻撃したけれど、日本は自然により守られました。と言うんです。

すごいなぁ、そこまで知ってるの!と驚きました。話が合う!!なぁ、、と嬉しくなりました。


明治維新のあと、日本は鎖国をといて文明開花したけれど、帝国主義に傾いて近隣諸国に酷いことをしてしまい、政治的になかなか近隣諸国と和する事が出来ない話をしました。


彼女は、フランスも沢山の国を植民地にしました。それは同じ。フランスは日の沈まぬ国と呼ばれているのを知ってる?と聞いてきました。

わたしは、何?ときくと、


太平洋の島から、アフリカなどの植民地政策や、フランスが夜になっても、フランスが植民地にした国は朝なのよ。だから、日が沈まない、、、


と言い、悲しそうな顔をしました。アルジェリア戦争など、フランスからの独立により多くの血が流れた話もしてくれました。


私達は過去は変えられないけれど、歴史を学び過ちを繰り返さないことはできる。だから、残虐なことをした過去は忘れずに反省して、良い世界を作らないといけないというのです。


すごいな、若いけど、彼女の自立心、精神性に感動しました。


東京タワーに行った時、

善いことをためらわない

というポスターを貼ってあるのをみたことがあるようで、彼女は座右の銘にしているようでした。


素晴らしい若者との出逢いは、始まったばかり、これから、色んなことを話たりしたいです。出逢いに感謝したいと思いました。


生きた不動明王 ハンセン病問題を叩き斬る御方

2024-07-01 05:54:00 | ひとりごと
数日前に書いたブログの再投稿です。内容を少し変えました。

天から神様が人の形をかりて降りてくる時は、地上で本当に辛いところに身をおくだろうと思います。

多くの辛い人がいる場所に自ら身を置き、
引き受けるにはなかなか苦しいけど、
生ぬるい人生は選ばないだろうな。
と感じます。

かなり何もわからないまま幼少期から痛めつけて、練って鍛えて困難を乗り越えていけるようにするのかもしれません。

最大級のこの世の矛盾、長年積もった人間の犯してきた病と差別に関する人権侵害を、背負い投げして叩き斬る御方として生まれてこられたのではないか、、という方がいます。

まるで、八岐大蛇を斬って剣を得たスサノオ様のように強く、

また、大国主のように、傷ついた動物を保護して養う優しさもあり、

時には、弱いもの虐めに憤怒の形相で怒る不動明王のように怖い。

この世に蔓延る邪を叩き斬る御方として、竪山さんはハンセン病問題を斬る御方として活動されています。

闇を闇のままにしてはならない、
差別の歴史を、
知らない人は知って、
知っている人は、自分が目を背けたことがあるなら、その心を見つめることが大切かもと思います。

自戒でもあります。

アパルトヘイト黒人差別について、闘ったデズモンドツツ大司教はいいました。

ネズミの尻尾を象が踏んでいるのを知って、
それを自分が踏んでないから、と無視するなら、ネズミは尻尾を踏んでいないものも、尻尾を踏んでいる象と同じだと思うだろう、
と述べました。

自分は何ら関係ない、
差別していないから何もしない、
それは、
加害者とかわらないこと、
そういう加害者が大多数だから起こってしまった人権侵害がハンセン病問題だと思います。

未だにその傷跡は深く、未だに元患者は遺骨になっても故郷に帰れていません。