その途中に、「かびれ神宮」という御岩神社の奥宮が鎮座していました。雨あがりの厳かな雰囲気の霊山を背景に、大きな巨石が鳥居のそばにありました。
その地から頂上まで、しっかりとした登山道が続きました。
そして登頂です。
太古の磐座信仰を思わせる磐座が頂上にはゴツゴツありました。木がワカメみたいです。茨城の酒列磯前神社(御祭神はスクナヒコナ神)の雰囲気と似ています。
山頂なのに海底みたいな雰囲気でした。
見晴らしが良く、表参道入口で15分ほどふった雨のお陰で暑くありませんでした。
頂上のあまり目立たない所に、御神体と書かれた標識がありました。
先にいってみると、御神体の山に石柱が立っていました。剣のようにも見えました。
大地を司る地球神、御祭神
国常立太神のものかしら。☺️
何かを突き「立」てることは占有を意味したり、なにかの侵入を防ぐ結界も意味しており、境界を作るともいわれています。
暫くして頂上から降りていくと、地図には、血の池という場所が描かれていました。人がつくった剣による火花が散った地かもしれません。池はもはやなく、石のようなもので塞がれ御幣が立っていました。
この地まで、ツチ雲は逃げてきたのかなぁと夫と話しました。
かなりの登山道でした。
花こう岩
雲母の光る大地立つ
太古に散りぬ土雲眠る
和歌をつくってみました😌
裏参道にある薩都神社にも参拝しました。
主祭神、立速日男命です。
祟り神の性質をもつために祀られたとありました。
ハヤヒのつくご神名の神様は、饒速日命が真っ先に思い付きますが、その他、火の神様であるカグツチ神が斬られた際に血から生まれたとされる甕速日(みかはやひ)神、熯速日(ひのはやひ)神がおられます。
甕速日神と熯速日神は、イザナミ様を死に追いやったために斬られた火の神の血からうまれます。
「速日」には、迅速で猛烈な太陽の神とする説、勢いのさかんな霊として雷神の性格を取る説、火が猛烈な霊力のある神とする説があるようです。
花崗岩は、とても硬い石。火口と同じ響きです。地震がおこらないように、太古の火の山全体で抑えてくれているのかもです。
茨城は、一寸法師のモデル、お酒造りの神様、スクナヒコナ神が常世におかえりになった美しい海にも面しています。
茨城県、旧常陸国は、神話に織り込まれたり、お伽話に残されたり、今なお人気のアニメに暗喩されている土地だなと感じます。
様々な八百万の思いを受け入れてきた地かもしれません。
太古から祈りの対象である山。
茨城県、常陸の国、日立の御岩山の神さま。
日本をお護りしていただきありがとうございます。✨
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