昨日の続きです。
中国の神様、伏羲は易の八卦を作ったり、
結縄の政から文字を作ったりしました。
結縄
また、それらに加え、蜘蛛の巣に倣って網(鳥網・魚網)を発明し、また魚釣りを教えたとされているようです。
結縄と網って繋がりがありますね。
物が無い時代に生きるために必要なものを生み出す創造力は凄いです。
沢山の縄の結びが網。蜘蛛の巣からヒントを得た、、先日、妹のブログの耳の神様の祠にできた見事な蜘蛛の巣をみて、芸術のように感じました。
蜘蛛は、蜘蛛の巣をつくり、巣から獲物をとらえます。網の目も魚や鳥や獣を捕らえます。はじめは一本の縄や竹から、それを依り、結ぶことで物を捕らえます。
一本のシンプルな線状のものが、網になり、籠になり、ものを捕らえる。
生きるために便利なものを生み出した伏羲は創造の神様ですね。
今は、便利なもので身の回りは溢れています。複雑な世の中です。細くなればなるほど、細かいものを捕える事ができますが、、。
自分の生命の繋がりはご先祖さまから受け継いだDNAの複雑な絡まりによっているし、出会いも見えない糸の絡まりや結びのようにも思います。
結んだり解いたり、絡まったり、とらわれたり、開放したりするのかもと思いました。
シンプルイズベスト。
絡まりすぎたら、
最初は一本の縄や、糸から、、
最初は一から始まる
そんなふうに考え、
複雑な思考をしていたりするとき、
あれもこれも、
まだ来ぬ未来も考えたりするとき、
イケナイイケナイと、、
自分で自分自身に蜘蛛の巣を作っているのかもと黄色信号をだして思い直します。
さらに網目を細かく細かくしてしまい、抜けられなくしているのは、実は
自分だったのかもです。
そんな時こそ、
文字も最初は、結縄からヒントを得たもので、縄を結ぶか結ばないかの二元論だけだったし、、
網も一本の縄と縄を結びながらつくるし、、と考え、
また、お釈迦様の、天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、しかも何一つ加える必要もなく、このいのちのままに尊い、シンプルイズベストのような、、天上天下唯我独尊を思い、
文字で溢れる時代、物事の善悪も人の見方により生まれただけだし、
何が良いかはわからないし、
色んな事が押し寄せる今を生きながら、
自分の中に絡まってくる思考を外し、
来ぬ先も済んだ過去も頭の中でぐるぐる
せずに、
素にかえり、また、
基本にたちかえりたいなぁと思いました。