仕事一辺倒だったアメリカにいる友は
働き方を変え主夫になりました。
それは2001年の今日起きた出来事が
きっかけでした。
多くのアメリカ人の心を切り裂いた
あの残虐なテロは、家族と一瞬で
会えなくなる怖さを現実のものと
しました。
友は共働きで
奥様は海外出張も多い方でした。
当時、お手伝いさんに
生まれたての子供を託していました。
あのテロは友の人生観を変えたと
言いました。
在宅ワークに切り替えて
家族との時間を大切にし始めました。
子供の送り迎え、公園に連れて行くこと
全て友がやっていました。
ツインタワーで働いていた方は
テロ当時階段を
何が何かもわからないまま
不安で駆け下りました。
その時、大丈夫ですよと声を掛けて
階段をかけあがってくる消防士の声に
安心したようです。
しかし、その後
その声に助けられた自分は生きて
その声をかけてくれた見ず知らずの
消防士は帰らぬ人となった場面を
思い出し、このことが後に彼を
大きく苦しめました。
これは夫の知人の話です。
あれから20年ですね。
生きているひとは
思い出したくない出来事に遭遇しても
折り合いをつけながら
生きていくのだと思います
9.11で
命が助かった方
命を落とした方
命を守るために亡くなった方
身魂と御霊が癒されていますように
合掌