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大善人へ身魂磨き

日光二荒山神社 参拝記

夫が随分前に買ってきた出雲口伝の本を気に入って何度も読んでいたら、こんなのも出ていたよ、と同じ大元出版の出雲口伝の本、仁徳天皇とワカタケルをまた買ってきてくれました。


読み始めると最初の方に、先日参拝しました赤城神社の話がありました。そこには、豊玉姫の息子である、豊入城彦が東国平定のために遣わされた事が書かれていました。上毛野君(群馬県)や下毛野君の始祖とされる御方です。記紀神話だけしか読まないと、龍宮の姫、神武天皇の祖母の豊玉姫にそのようなお子様は居られないとなりますが、、。

垂仁天皇の兄である、豊城入彦には逸話があります。


崇神天皇48年に天皇は豊城命(豊城入彦命)と活目尊(後の垂仁天皇)に勅して、共に慈愛のある子でありどちらを後継者とするか決めがたいため、それぞれの見る夢で判断すると伝えます。

豊城命は「御諸山(みもろやま:三輪山)に登り、東に向かって槍(ほこ)や刀を振り回す夢を見た」と答え、

活目尊は「御諸山に登り、四方に縄を張って雀を追い払う夢を見た」と答えました。


その結果、弟の活目尊は領土の確保と農耕の振興を考えているとして位を継がせることとし、豊城命は東に向かい武器を振るったので東国を治めさせるために派遣されたといわれています。


豊城入彦、世襲争いに負けた感じです。そして、東国平定という点ではヤマトタケルの逸話にも似ているなと感じました。

また、豊城入彦は群馬の赤城神社に祀られているだけでなく、栃木県の日光の二荒山神社にも祀られているようでした。日光の社には長女がお腹の中にいる時に参拝して以来行ってなかったので、長女を連れて参拝してきました。


男体山を御神体とする二荒山神社につくと、法螺貝の音がします。鳥居あたりで偶然に修験道の一向に出会しました。あのメンバーに中に入りたいと一瞬思いました。女性がお一人いました。



写真をとる私の指にトンボがとまりました。暑い日でしたが秋🍂が、近くにきているなと感じました。




その出雲口伝の著書で興味深かったのは、豊城入彦は、豊玉姫の息子であるという点、豊城入姫も同母の兄妹であり、兄は東国平定、妹は殺されてしまう運命が書かれていました。


当時の皇位継承争いとは、残酷なものだなぁと思いました。また、豊玉姫については女王卑弥呼だとも出雲口伝には記載がありました。


宇佐神宮には比咩神様がお祀りされていて、神功皇后もお祀りされていましたから、比咩神様は、豊玉姫か玉依姫かなと思っていましたら、その出雲口伝の本には豊玉姫であると書かれていました。


色んな口伝がありますし、何がホントかわからないですが、正解はわからないナゾナゾを解く感じが楽しいですね。今の時代、色々な口伝が公になっていて、一般人も読める時代、いいですね。


宇佐神宮は兎に関係あるだけに月神をお祀りしているとありました。

神輿発祥の地であることや、また、八幡はヤハウェの響きと似ていることから、ユダヤに関係あるのかな、とか、因幡の白兎で兎とワニの逸話がありますが、海人族であり最初に大陸から渡来したワニ氏をたよりに、同じく大陸からウサ氏が渡来した話を暗喩しているのかな、とか空想は膨らみます。宇佐やワニ氏は以前かなり気になってました。


二荒山神社鳥居すぐに因幡の白兎の看板と可愛い兎がいました。





日本は単一民族のように以前は思っていましたが、争いがない縄文時代は、手を取り合い長い間、自然を畏れ敬い感謝する祭祀が中心だったのでしょう。しかし、弥生時代以降、渡来人がきて、水田稲作がもたらされ、因幡の白兎で兎が助けて貰えたお返しに出雲の大国主命に稲穂と、姫を与えた、その昔話はひとつの大きな転換点として、持てる者と持たざる者、貧困差別が生まれてしまったのでしょう。


様々な人が渡来し混血を繰り返していく過程でもなお、教祖経典のない神道は自然の多い日本を支え日本人に根っこには浸透している気がします。縄文魂です。

そして、後の世にもたらされる仏教、キリスト教、さまざまな宗教にさえ、寛大な、他国には例をみない国民性が日本に根付く、根っこには、他者と交わり溶かすことで命を繋げ、他者を排除しない寛容さ、自然に還る道、神の道がヤマト魂だからのようでもあります。


宇佐神宮の奧宮、大分県安心院にありました大元神社には禁足があり、比咩神様が祀られているようです。


安心院に行った際、妻垣神社には玉依姫が祀られていましたが、近くに、山なのに海神社があって、御祭神が豊玉姫でした。山と海。ヤマト魂はヤマト海に生みだされます。

松本清長さんは、安心院と安曇族の関係を指摘しています。安曇については、信濃のタケミナカタ神に関係があるのではと私は思っています。


不思議と今の時代、隠されたもの、故人の悪行さえも明るみになり、悪きは今を生きる民の沢山の目のふるいにかけられ、また、悲しみは明るみにでて癒され、繋がり和になる感じがしています。

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