大人的責任をもって

日大アメリカンフットボール部の部員による大麻事件（問題ではなく事件に該当するだろう）で大学理事会は同部を廃部にするかの厳しい選択を迫られている。

おそらく学長、副学長の辞任は免れることは難しいと思うが、部員の事を考えるとはたして廃部は妥当な処分なのか？といった事で戦々恐々なのだろう。

結果的には謹慎にしても廃部にしても世間から叩かれるのは明白だ。

しかし処分は下さなくてはならないわけで、理事会は「日常的に部員が大麻を吸っていたのか？」「それは逮捕された一部の部員だけなのか？」「他の部員は知っていたのか？それとも知らなかったのか？」「監督やコーチの対応はどうだったのか？」を明確に説明することが求められるだろう。

大麻を吸えば匂いですぐに分かるし、密閉された室内であればなおのこと。

コンプライアンス以前の問題だし大学のガバナンスに大いに問題があると言わざるをえない。

ただ、再起を図るならば全てを曝け出してゼロベースから始めるしかないだろう。

日大アメフト部の功績を簡単に潰してしまうのは大学にとっても大いにマイナスになる。

どうせ叩かれるのであれば勇気を持って苦言を受け入れて大学にも学生たちにも再起の機会をつくるのも大人の責任ではないだろうか？

これは日大だけの話ではなく全ての大学と全ての部やサークルにも当てはまる話だ。

理事会は大人的判断で責任をまっとうして欲しいとオジサンは思います。