認知症と向き合って

認知症の介護を終えて
18年間の介護生活を振り返って~

苦悩の日々

2008年10月16日 00時47分57秒 | Weblog
 2003年5月に戻って・・・・

この頃、うつ病がだんだんとひどくなり、何事にも興味を示さなくなり、

無気力状態になり始めてきました。


テレビを見ていても、笑うこともなく、一点を見つめたまま、思いつめた様子でした。

体重も減少しはじめ、妄想もひどく、包丁やはさみなど刃物類、すべてを隠してしまい

   「 家の前に立っている人に、殺される

        私を殺しに来た・・・・」など、
    

だんだんと精神状態が不安定になっていき、妄想もひどくなってきました。

もう、生きる気力も、なくなっているようにも見えました。


病院へ行き、うつ病の状態が悪く、入院をすすめられました。

入院の手続きが終わり、ケースワーカーさんと病室を見に行きました。

最初に見た部屋には、アルツハイマーの末期の患者さんが6人、眠っていました。

もう、目の覚めることのない6人の人たちを、見ていると、涙があふれてきました。

隣の部屋も、同じでした。

他の患者さんは、大声で叫んでいたり、壁を叩いている人、静かな人など・・・・

むなしくなってきました。


ケースワーカーさんから、

お母さんを、この病院で入院させることができますか?

娘さんには、耐え難いつらさではないですか?

入院をして、鬱病が治っても、アルツハイマーは、直らないので

退院しても、あまり変わらないと思いますと言われました。


私も正直、入院をさせることは辛くてできませんでした。

どんなに辛くても、頑張っていこう

自分に言い聞かせ、納得?した私でした。


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4 コメント

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Unknown (ゆう)
2008-10-17 00:06:59
お母様退院されたんですねっ
ホント良かったです
私の親族にもうつ病になった人がおりましたが、
本当に大変ですよね・・。
いつ自殺してもおかしくないような状態で。
こんな病院があるんですねぇ
でも、母を入院させるのは辛いかもですね
この時のあみんさん頑張れっ!!



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Unknown (元気ママ)
2008-10-17 01:35:34
つらい時期を乗り越えてこられましたね。
大変だったと思います。

年をとるってどういうことなのか
思います。
認知症があるばっかりに、普通の病院では
入院を拒否されたり、出て行ってくれといわれたり・・・いろんなことがありました。

母が入院をしたときに、お見舞いにいって
家へ帰ってホッとしたときに
病院から電話。徘徊をするので
つれて帰ってください。って(涙)

自宅からまた電車にのって病院へ迎えに行った
こともありました。

母が大きな病気をして約20年近く
病院と家の往復生活になって
ヘロヘロになったこともありました。
思い出すといろいろありますね。

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ゆうさま (あみん)
2008-10-17 11:10:19
退院しました。
心配してくださってありがとうございました。

この時期が、いちばん大変でした。
認知症だけなら、もっと楽だったと思います。

どんなに辛くても、入院は決心がつきませんでした。
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元気ままさま (あみん)
2008-10-17 11:16:45
過ぎ去ってしまえば、こんな時期もあったなあと、
懐かしく思えますが、
昨日は思い出しながら、涙があふれて、何度も書き込み中断しました。

確かに・・・・
鬱病があるので、特養も入れないと言われました。
鬱病が治らないと、どこも受け入れてくれないので、
入院治療が必要になっていました。
でも、どうしても、入院させることができませ
んでした。

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