2010年3月・・・01から始まる電話番号から
僕の携帯に電話が入った・・・
「01?・・・北海道やな」
と思い、電話に出ると相手は北海道日本ハムファイターズの
ファン感謝部責任者の方だった・・・
「3月3日の阪神とのオープン戦で小林さんの追悼試合をやるのですが・・・
始球式に小林さんが教えた選手を連れて来てくれませんか?」だった。
直ぐに頭に浮かんだのが山本翔大(オールスター福井~敦賀気比~横浜商科大学~現東芝)
だった。
「判りました」の一つ返事だった。
山本家には了承を貰っていなかったので直ぐに電話をすると
アトムボーイのように
「喜んで!」だった。
当日は、山本翔大君、御簗翔君、長翼君、そして僕の息子を連れて
北海道札幌ドームに
新千歳空港に着き、バスで札幌ドームに向かったが
道が混んでいてなかなか進まない
運転手の方に事情を話すと
なんと・・・全ての停留所を飛ばし(誰も待ち人が居なかったからだが)
時間に間に合わせてくれた。
更に道中は、FBC放送の伊藤アナウンサーと電話でやり取り
現地報道を行った覚えがある。
オーロラ画面に映し出される小林さんの映像に涙が止まらなっかった。
素晴らしい速球だった。
その後、試合が終わり控室に・・・
梨田監督からダルビッシュ選手の直筆サインボールを貰い
山本君は大役を終え・・・札幌で美味しい寿司とラーメンを食べさせてもらった。
懐かしい思い出だ。
あれから11年の歳月が過ぎたが
偉大な方と知り合うことが出来、そして色んなことを教えて頂き
感謝しか無い。
そして、オールスター福井はいつも野球の神様
小林さんが守ってくれている
ここ3年ほど、いくら言っても聞かなかった子供たちも
今では、練習終了後
グランド挨拶、指導者挨拶、保護者挨拶、そして小林さんの遺影に
挨拶をしてくれるように成長した。
有り難い限りだ。
小林繁野球イズムは今でもオールスター福井の中で受け継がれている。
さて、明日はそんな小林さんの告別式の模様でも思い出して書くとするか。