しかし、暑い毎日・・・この暑い中を福井県高校29校の球児諸君本当にお疲れ様でした。
皆様もご存知、圧倒的な強さで敦賀気比高校が、春夏連続優勝となり
甲子園に出場する。
両チームに卒団生がいるから真ん中の気持ちで見守った。
先取点を取った方が有利に試合を運ぶのではないか・・・との予想通り
敦賀気比が先取・・・その後はじわじわと点差が広がり勝利の女神に微笑まれたのは敦賀気比高校だった。
夏4連覇・・・圧倒的に強い敦賀気比には、それを支える保護者会がある。
このような事を書くと、敵が増えるかも知れないが、
敦賀気比高校保護者会は、群を抜いて纏まりがある。
会長・事務局を中心に規律が守られている。
僕も、敦賀気比高校昨年保護者会役員の末席を与えられていた。
ある時、遠征で他のチームとB戦が行われ、他の保護者役員は全員A戦に行く為
当時の会長に色々と指示を与えられた事がある。
敦賀気比高校保護者会は、細かな規則や会則の中練習試合や大会等は
試合開始1時間前集合・・・1時間前にミィーティングが行われ、会長・事務局の注意事項がある。
当然、服装にも規定がある・・・
試合途中に席を外したり、勝手な行動は注意だ・・・
しかし、そのB戦の時に相手保護者会を見ていると、見ている場所はバラバラ・・・半ズボンを履いたり、サングラスをしたり、日傘をさしたり・・・と
好きな時間に見に来て、自分の子供の出番が無くなると帰ってしまう光景を見た事がある。
色々と学校特色で規則は違うから、敦賀気比保護者会が偉い訳では無いが、
それだけ敦賀気比保護者会は纏まっていると言う事だ。
以前も書いた事がある・・・
膝が痛いから太ったのか?太ったから膝が痛いのか?と言うコマーシャル通り
強いから親が纏まるのか?親が纏まるから強いのか?
それは、判らないが、指導者含めて気苦労させない事も大事かも知れませんね。
しかし!金津高校は本当に良く戦った・・・
第16期生 前田泰成・・・本当にお疲れ様でした。
勉強も頑張り、金津高校に合格して、オールスター福井初の金津高校の門を開けてくれた。
塚田父と互角の顔面凶器だが、お茶目なお父さん・・・しゃきしゃきしたお母さんに
甲子園と言うプレゼントは叶わなかったが
福井県準優勝と言うプレゼントは見事だと思う。
又、暫くは休んでオールスター福井のお手伝いに来いよ!
そして、第16期卒団 今井士温・・・春夏甲子園出場おめでとう!
現敦賀気比第34期生は、本当に粒ぞろいの中、誰よりも声を出して挫けず頑張ったな!
その挫けない気持ちが、準決勝・決勝と安打を量産できたんだと思う。
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第16期生
今川大輔 福井商業
金子晏士 坂井高校
大西武尊 福井工大福井
福田風月 武生東高校
塚田晴斗 啓新高校
前田泰成 金津高校
濱出悠央 北陸高校
士温!第16期生全員の分まで
甲子園で暴れて来いよ。
敦賀気比保護者会の皆様本当におめでとうございます!
最後にもう一度読んで下さい。
~父から君へ~
少年野球で・・
同じユニフォームでグラウンドに立っていた。
グラウンドではコーチと選手。
我が子だからとグラウンドで厳しすぎたかな
と父が反省することもあった。
反省会は決まってお風呂で・・
お風呂を出る時に父子に戻っていたあの頃・・
中学野球で・・
同じユニフォームでグラウンドには立てなかったけど、
審判や草むしり・・
我が子が使うグラウンドでお手伝いをすることだけでも充実していたあの頃。
行き帰りの車が唯一の会話できる場所だったけど・・
疲れて寝ていたり、年頃の我が子と少しずつ会話がなくなっていったこともあったね。
「男」と「男」を意識してしまい少しずつ会話がなくなっていったあの頃・・
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高校野球で・・
もう同じグラウンドに立つことも出来なくなり…
スタンドからしか君の野球を見ることが出来なくなりました。
でも・・
小学生から高校生までずっと変わらなかったことがあります。
野球をしている君を『見る場所は』違っていても、父は君の「野球」をずっと見てきたこと。
それだけで、父は幸せだった。
そして・・
その『見る』ことも最後になった高校3年生の夏。
高校野球の最後に息子が咲いた場所は、ベンチかもしれないし、スタンドだったのかもしれない。
だけど、父は、我が子だけに当たるスポットライトをしっかり見ていたはずです。
高校野球最後の日こそ、我が子を「見て心に留める」
その「見留める」が本当の意味で我が子を「認めた」日になったから。
高校野球を最後まで続けてくれた君に心から
「有り難う」
君は自慢の息子です。
『息子』・・自分の心の子と書きます。
いつか高校野球のことを思い出話として一緒に酒が飲めるのを楽しみにしています。
~母からあなたへ~
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
服はブランド品から
チームTとジーパンへ変わりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
靴はヒールから
スニーカーへ変わりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
深夜まで遊んでいた週末は
平日より早く起きる週末へ変わりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
流行りの歌にはついていけなくなったけど
応援歌には詳しくなりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
恋愛小説ではなく
栄養学の本をたくさん読むようになりました。
あなたが野球をしたいと言い出した日から・・
お化粧にかける時間も少なくなり
シミも増えました。
でも・・
あなたが野球をしてくれていたおかげで
お化粧より素敵な笑顔が増えました。
一つ一つのシミもあなたと私の野球史の証。
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野球のルールもわかるようになり
スコアまで書けるようになりました。
人前で話すことが苦手だったのに
アナウンスも出来るようになりました。
あなたを夢中にしている野球を少しでも知りたかったから。
私はバッターボックスに立てません。
マウンドにも上がることは出来ません。
だから…
あなたが帰ってきて元気がない時に…
あなたの大好きなおかずを明日のお弁当に入れておこう。
泥泥になったあなたのユニフォームを真っ白にしてあげよう。
言葉をかけることが難しくなってきた年齢だから、お弁当やユニフォームに私の「願い」を込めてきました。
私はあなたを応援することしか出来ませんが、あなたを応援できることが何よりも元気の源です。
高校野球最後の日に・・
グラウンドだろうとベンチだろうとスタンドだろうと…
一生懸命がんばったあなたを誇りに思っています。
がんばったあなただからこそ…
最後は…
置かれた場所でめいいっぱい大輪の花が咲いたはずです 。
高校野球を最後まで続けてくれたあなたは
「高校球児」であり「孝行球児」なのですから・・