私は早朝に部屋を出て仕事に行きます。
職場までは歩いて15分くらいでしょうか。ホテルの調理場に勤務しているので今はお盆休みで宿泊客が多くとても忙しいのですが、朝の清々しい避暑地の空気が心と身体を元気にしてくれます。
この道を横切り、けもの道を抜けると別荘地に出ます。
いつもウォーキングをしているご夫婦や犬の散歩をしている人たちと挨拶を交わしながら、テクテクテクテク。
道端や別荘地の庭に植えられた四季折々の花々を眺めるのも通勤路を歩く楽しみのひとつです。こちらはとある別荘?の朝顔たち。
中抜け勤務なのでお昼前に一度部屋に戻り、午後また出勤するのですが、朝以外は職場の方が車で送り迎えしてくださいます。だから私が歩くのは朝のこの時間だけ。でも避暑地とはいえ昼間は暑いし、夜は真っ暗なのでとても助かります。
自然が生活から遠くないという恵まれた環境。鳥や虫の鳴き声を聞きながら生き物の気配に囲まれて歩いていると、心身ともに癒されます。そして日常のルーティンの始まり。この繰り返し。
海と山に囲まれた贅沢な場所。別荘が多いのも納得です。
見事な眺め。
私が滞在している古いホテルからの眺めです。来たばかりの頃は毎日この景色を写真に収めていました。そのうち四季折々のこの景色をまとめてみたいです。
そして昼過ぎに職場の駐車場から空を見上げてみると、
モクモクと夏の雲。真ん中の雲が私にはシロクマに見えます。(笑)
そんなことを思っていたら、ふと『若草物語』の著者ルイーザ・メイ・オルコットの名言を思い出しました。
There is always light behind the clouds
『雲の向こうはいつも青空』
日本の言葉なら『雲外蒼天』でしょうか。「雲を突き抜けたその先には、青空が広がっている」。つまり、「苦しみを乗り越えれば、すばらしい世界が待っているよ」ということになり、座右の銘でもよく使われているようです。
台風や豪雨の被害に逢われた方々、お見舞いを申し上げます。
以前の投稿、『白黒一族』にも書きましたが、朝の通勤路では白黒の猫たちにもよく会います。
この辺りにも台風7号が接近しているとか。大きな被害が出ませんように。