以前にも書きましたが、
例え登場キャラが全員死んでしまう作品を描いたとしても
「それは、そうしたことにも意味があって…なら、
キャラを不幸にしたのは分かってるけど、…赦して欲しい!!」なと。
「決して、自分の創ったキャラが憎いとか嫌いだからでなく、
そもそも『描きたいテーマ』のためにそれに応じたキャラを創る場合もあるから、
一概に『キャラを不幸にした=“神様”(作者)が愛してない』じゃないんだよ~!!」
例えば『酷い悪政の王がいて、それを倒すために民衆が蜂起する。
しかし、多勢に無勢で
王に返り討ちにされた挙げ句、
逃げのびた主人公も捕まって見せしめに残忍な手段で処刑されてしまった』
なんてストーリーの作品だとしても、
もしも作者の描きたいことが
『残念ながら、正義も相応の力を伴わなければ実行できないのが現実だ』だったら、
ご都合主義な展開で主人公や仲間がみんな助かってしまうと作品のテーマは伝わらないわけで。
「救うとしたら『主人公の失敗を踏まえ
遺志を継いだ別のキャラが力を蓄え、
後に王政打倒に成功しました』って後日談を入れるくらいしかないのよ!!」
まあ、百合子さんの言葉じゃないけど
『この世界も、誰かが描いてる漫画なのかもしれない』なら、
私達の世界の“神様”も似たことを考えてるのかもしれませんが…。
「酷い目にあう側からすると、
理不尽だったり、グダグダでどうにもならないことが多過ぎるからねぇ…!!」