今月も予定通り到着したアメコミの束からAmazing SPIDER-MAN (“ASM”)10、11号を早速レビュー。
筋書きDan Slott、画をGiuseppe Camuncoliが担当。添付表紙の画はAlex Rossによる10号の表紙を採用。今回のRossの画はそれ程面白くない。
粗筋をさらっと紹介。Zodiacがハイジャックした人工衛星を破壊したあと、パリに落下したSPIDER-MANをZodiacのリーダーScorpioが待ち受けていた。Scorpioは彼の目的を達成するためその場を去り、イギリスへ向かう。SPIDER-MANはScorpioの目的を阻止するべく最終決戦に挑む。
最近の定番、気に入ったシーン、台詞の紹介。SPIDER-MANの武器をほとんど使い尽した後にScorpioに対して意気軒高に語り鰍ッる台詞は結構良い。”You strip all the other stuff away, I’m still SPIDER-MAN.”
Camuncoli の描くPeter Parker (=SPIDER-MAN)の顔にはいつも不満だったのだが、ASM 11号3ページ目一番下のPeterの不安そうな表情は良い。それから、彼の描くRhinoが悪そうで良いな。そう彼は悪を描くのは得意なんだ。
Dr. Octopusの意識が入ったャ塔Rツロボットの台詞も好き。まず、Peterの健康状態を分析した後のPeterの身体に対する台詞が不気味。”Perfect Vessel”もはやOctopusにとってただの入れものなんだね。
MOCKINGBIRDがAstronomy (天文学)とAstrology (占星術)を言い間違えたことに対し、Octopusはすかさず訂正するんだよね。こいつは笑える。
まだ、人工衛星上にいるNick FuryがSPIDER-MAN達にモールス信号でZodiacの居場所を教える場面は結構良いな。結局作者であるSlottは、最近のインターネット網に何か不安を感じているのかもしれない。
そのモールス信号を指して、SPIDER-MANは、スパイ組織の一員であるMOCKINGBIRDに”your language”と言っているのが上手い。その場面だけで、ピント来なかったが次のページで謎解きしてくれて良かった。
お気に入りのャbドキャストで初代Scorpioが初代Nick Furyの兄弟(だと思う)だと言ってたけど。そうか今回のScorpioはそいつの孫だったんだな。
そのScorpioに忠誠を尽くす部下たちは、結局へんな仮面を被せられたためだったのは、笑える。結局その程度の人間なんだなScorpioは。人望が厚いわけじゃない。
大袈裟な衣装や巨大な資本投入の結果、Scorpioが結局何をしようとしたのかさっぱりわからんな。また、1年後にScorpioを送り込んだオチは面白いが、問題の先送りだな。
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