アメコミとラーメン

SPIDER-MANの86


今回は、ご用達Milehigh Comicsから届いたアメコミについて。いつもの通り最初は、Amazing SPIDER-MAN("ASM”)。665号と666号について。

筋書きをDan Slott、画をRyan Stegmanが担当。この表紙画がこれまた素敵。(666号の表紙画像を上書きしてしまったため、結局こっちの表紙をBlogに載せることにした。)アメリカの映画館の看板に張り付くSPIDER-MANの図。この看板は、よくアメリカにある劇場で、今何が上映中だかを知らせるため、取り外し可能なアルファベットを差し込むもの。構図と言い、アイディアとい言い抜群。Ryanの画は、正直ムラがあってまだまだかな。Aの文字だけを最後に持ってきているのは意図的か?AAAの品質みたいなことを言おうとして。

毎週金曜日は、Bettyと映画を見る約束をしているPeter Parker(SPIDER-MAN)。ところが、忙しくてBettyが楽しみにしていたヨーロッパの映画(恐らく)を観にいけない。そこで、Bettyは一人で行くことにするが、帰りに暴漢に襲われ、瀕死の重傷を負う。え、これバットマンのオリジンと似てる。なんでいつも映画の帰りなんだ。

好きなャCントは3点。まずは、斜陽産業かもしれないがちゃんとした新聞社に勤めているNorah WintersがBlogによるジャーナリズムを批判していること。彼女(もしくは、新聞記者全体)のプライドを批判しているのかな。(おいら個人は、これを批判と解釈した。逆に新聞記者のプライドをその通りだと思う人もいるはず。)

もう一つは、Bettyを襲った犯人を探しているPeterにMay伯母さんが、説教するシーン。いつもは、Peterの味方のMay伯母さんが珍しく説教しているな。そして、その後、病室で映画を観るPeterとBettyのシーンもお気に入りだな。

オマケの話は、DanとGiuseppe Camuncoliの作品。オマケと言えど、画はGiuseppeの方が断然良い。663号、664号も描いてた人だね。好き嫌いが別れる画だけどね。キュービズムだね。

May伯母さんが今の旦那さんでニューヨーク市長JJJの父親Jamesonさんとニューヨークを離れボストンに行く決心をする。本編のBettyが襲われたことが直接の引き金となっている。

ちょっと気になるのはPeterがYankeesのスタジャンを着ていること。クイーンズ地区で育ったPeterはMetsのファンのはず。Giuseppeの趣味か。

続いて、666号。筋書きをDan、画をStefano Caselliが担当。表紙画は、665の画家Ryanによるもの。Stefanoの画は最近のSPIDER-MANの画家では上位に入る。安心感がある。

666号の目玉は何と言っても表紙。一定の部数(お気に入りのャbドキャスト、SPIDER-MAN Crawl Space("SCS”)によれば500部)購入したら、アメコミ屋さんの写真を載せてくれるという趣向。裏表紙にもHumberto Ramosの画と共に小売店の紹介を入れてくれる。小売店もMarvelも両方もうかるってマーケティング戦術。同じくSCSによれば、小売店の仕入れ値は定価の5割~6割。仮に5割として、小売店の負担額は77千円弱。まーこの程度だったら、乗るかなMarvelの企みに。ただし、本当は品質で勝負してほしい。良い筋書き、良い画には絶対ファンはついて来る。(そうでなくてもコアなファンはおいらも含めついて行くけどね。)今のMarvelで、まっとうな戦術として認めるのは映画やフィギュアとのタイアップぐらいだな。

ちなみに、この表紙の小売店はBlisterっていう浜町にあるアメコミ屋さん。元々、早稲田にあった別法人が起源で、最初は原宿(その前に渋谷か?)にあって、渋谷に移って、それから浜町だね。一時は結構アメコミ屋さんが日本にもあったけど、だんだん少なくなってきちゃったな。いざという時にはBlisterを使わせてもらってます。がんばれ。

話の方は、Spider Island Preludeと書いてあるように、SPIDER-MAN の力は、シラミを使ってニューヨーク市中に広めてしまうJackalの悪巧みの話。だけど、その裏で糸(これかけ言葉みたい)を引く謎の女性(ProfessorとJackalは呼んでいる)。この女性の他にも謎は多い。SPIDER-MAN の力はシラミを使っても全ての人が手に入れられるわけではない。どうして、JackalはピンャCントでその力を持った人物に近付けるのか。そして、Jackalの子分みたいな蜘蛛の化け物は誰だ?Kaineというのは死んだはずのPeterのクローンのことか?(これは恐らくそうだ。)

未来を予測することのできるMadam Web(彼女は二代目)はこれから起こる事件がお見通し。彼女はカンフーの使い手にSPIDER-MANの訓練を依頼する。現在のSPIDER-MAN は危険を察知する力Spider Senseを失っているからね。今回の好きなシーンは、そんな厳しい訓練も終わる頃、Madam WebがPeterに呟く言葉。「(訓練の結果)失われたスパイダーセンスは戦士としての本能に置き換わっているの。」かっちょ良いね。

この号でも何かおかしな部分を発見。今のSPIDER-MANのコスチュームは彼の意思により形状を変えることができる。それなのに、グローブをつけようとしているシーンがある。
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