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公開2日目で映画CAPTAIN AMERICA Civil War (“CW”)を観に行けたので早速レビュー。添付画像は、映画館の入り口で貰った販促グッズ。(大きさA5。中身を開けてないので何かわからない。)
さらっと粗筋を紹介。経験の浅さからSCARLET WITCH (“SW”)が爆発物の処理を失敗、多数の死傷者を出してしまった。これを含め、度重なるヒーローの失敗により無辜の民の命が奪われることに、業を煮やした米国政府は、AVENGERSを国連の監督下に置くことを決定する。それに賛成する立場のIRON MAN(=Tony Stark 以下”Tony”)と反対の姿勢を取るCAPTAIN AMERICA (Steve Rogers 以下”Steve”)。無実の罪を着せられたWinter Soldier (“Bucky”)をめぐり、SteveはTonyと全面対決することになる。
いつものように、まずは気に入った点を順不同で紹介。Steveが主役だし登場時間は一番長いが、なんと言ってもSPIDER-MAN登場シーンが底抜けに楽しかった。蜘蛛糸を使ったアクションは完璧。そして、お喋りおよび、戦闘中相手をからかう”wise cracking”が堪能できた。特にStar Wars Episode Vに登場した四足歩行の輸送機械(AT-ATと言うらしい)を唐キシーンになぞらえた台詞は笑った。(MarvelもStar WarsもDisneyが買い取ったからこその台詞だ。)
またTonyが最初にSPIDER-MANを誘うシーン。May伯母さんが綺麗過ぎ。この際何故TonyがSPIDER-MAN (=Peter Parker)の正体知ったかは、まー良いか。
Ending creditsの後のシーン。ソニー版の新しいSPIDER-MANの宣伝。目の周りに青あざを作ったPeterの言い訳が楽しい。「BrooklynのSteveにやられた」とか「相手が非常にでっかかった」とかね。最初の言及は、Steveとその仲間たちとの戦いで、Steveとの短い会話が伏線となっている。そして、後者は、巨大化したANT MANを指している。
この巨大化したANT MANは、この作品の中でも次に好きなところか。アメコミファンとしては、当然これができることはわかっていたが、映画の中で使われるとは、思ってもみなかった。彼の主演映画で見せた小さくなる技でIRON MANの鎧の中にもぐりこんでの活躍も良かった。鎧の中で暴れまわりながら、俺はIRON MANの良心(conscience)だって台詞は良かった。
アンドロイドVISIONとSWとの微妙なロマンスがこれまた良いな。
ロマンスと言えば、SteveとAgent Carterとの束の間の恋愛も良かったな。彼等のそんな恋愛をニヤニヤして見ているBuckyとSam(=FULCON)が笑える。
そのFULCON。アメコミファンを喜ばせたのは、彼の武器ドローンのRed Wing。アメコミの中ではRed Wingは本当の鷹なんだけど。
縦糸がSteveとTonyの考え方の違いだとして、横糸はその裏にある複数の復讐。即ち偽Bucky に父親を殺されたBLACK PANTHER、AVENGERSとUltronとの戦いで家族の命を奪われた今回の事件の首謀者Zemo、そして洗脳されたとは言えBuckyに両親を殺されたTony。
Tonyが今回わがままな大金持ちを貫いたのも良かったな。頭は良いけど、情に竿さば流されるってやつだな。
洗脳されたBuckyが殺した人達が重要な伏線だったんだな。面白い。ところで、SteveはいつBuckyがTonyの両親を殺したことを知たんだろう?Steveの台詞で好きなのは、Tonyに隠していたのは彼を助ける(Spareって単語を使っていた)ためだと思っていたけど、本当は自分を助けてたってやつね。
予告編にも使われていたSteveとTonyの会話。S “He (=Bucky) is my friend.” T ”So WAS I.”ここのャCントはTonyが過去形を使っていること。Tonyの友情が終わった瞬間。Ending Creditsの途中でSteveは和解を申し入れるんだけどね。
お約束のStan Leeのカメオ出演。今回の彼の役は、宅配便の従業員。Tonyの苗字をStunk (臭いの過去分詞)って言っているのが良いね。字幕にはスカンクって書いてあったがこれ上手い。
ヒーロー同士の戦いは、1か月前に公開されたBATMAN v. SUPERMANと被るのが痛かったか。登場人物の動機がわかりやすいCWの勝ちだな。2時間40分が短かった。
この映画期待通り面白いがこの映画の一番弱い点。黒幕Zemoの存在感が薄かった。もう少し、深みがあれば良かったな。これが評価を下げた。個人評価B+。