この前の週は旅行に出かけていてアメコミが読めなかった。ようやく読む時間ができたのでAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) の残りを読んですかさずレビュー。
添付画像はMarcos MartinによるVariant。もうこの表紙に誰も文句を付けられないだろう。素晴らしい。彼のサインほしいな。
ASM 938(44)号も前号同様、筋書をZeb Wells 、画をJohn Romita Jr. (“JRJR”)とインクをHannaが担当。
粗筋を簡潔に書く。セントラルパークでMadam MasqueとBeetleのギャング団の対決にSPIDER-MAN、SHE-HULK等のヒーロー達が参戦する。しかし、Tombstone は土壇場でSPIDER-MAN等を裏切り、逆に攻撃を仕掛ける。
前号最終ページでTombstoneの本心が明らかになったわけだが、まさか共闘していたSPIDER-MANも裏切るとは思わなかった。悪だから驚きはないし、寧ろ心の底から悪である彼の方が好きだし、これまでのおとなしいTombstoneの方が気持ち悪いのでこの裏切りは大歓迎。
Janiceが率いていたギャング団が突然ヒーローチームを攻撃した最初のページ。SHE-HULKの台詞。”Hey, watch it, Electro. We’re on the same side for the moment.”最後のfor the momentが今だけはという意味で使われているが。その時間は彼女が思うより短かったのは皮肉。
この物語の最後にニューヨークを取り仕切ることになるのが、Tombstoneであることがわかる仕掛けも面白い。
病院にいるRandyを見舞ったPeterとついに昏睡から目覚めたRandyの会話は心温まる。Randyの昏睡状態にある振りみたいのも、アメリカ人っぽくて良いね。(こういうのは日本のドラマでもあるかな。)。
気になるのは彼の娘Janiceのその後が行方不明なところか。White Rabitの彼女が戻ってくるかとの問いに対する父親Tombstoneの台詞。”Depends on how well I made my point.” Janiceが父親の言うこと聞くとは思えない。この辺が親ばからしくて良いね。唯一の彼の欠点だ。