今回は1993年に出版されたSPIDER-MANの32号から34号までをレビュー。それから、Avenging SPIDER-MAN 4号もね。
まず、形容詞なしのSPIDER-MAN(1990年創刊)の3冊は、Arc(複数話完結の話)Vengeance。筋書きをSteven Grant、画をBob Mcleodが担当している。34号の一部はLee Weeksが鉛筆書きしている。Bobの画はなかなか。特に人物は良い。残念なのは、添付画像の通り目が大き過ぎるSPIDER-MANかな。とは言ってもこの頃のSPIDER-MANの目はみんなこんな感じだった。(Todd Mcfarlaneが発表したSPIDER-MANのデザインの影響。)お、この人、名作SPIDER-MAN Kraven’s Last Huntでインク入れもしてたんだな。(Wikipediaによると。)どうも21世紀になると、作品を描かなくなってしまったようだ。
筋書きはと言うと、SPIDER-MANに逆恨みしているDwight Faron。SPIDER-MANの格好をして殺人を犯し、SPIDER-MANをはめようとしたり、いかにも悪人という井出達で、SPIDER-MANを殺そうと企てる。そこへ登場するのが、添付画像の通りPUNISHER。
殺人を厭わないPUNISHERは、The Master of Vengeanceと名乗るDwightも抹殺しようとする。SPIDER-MANそれを止めようとしながら、Dwightに攻撃される始末。PUNISHERとの意見の相違は結構楽しい。それから、SPIDER-MANことPeter Parkerが勤務する新聞社Daily Bugleに堂々と入り、リサーチするPUNISHERの姿はかわいいね。
最後のオチも良い。結局SPIDER-MANはDwightのマスクをはぎ取り正体を確かめるのだが、顔を覚えてないのだ。
追加で気が付いたこと。1990年代から、印刷がだんだんと良くなってきている。1993年に出版されたSPIDER-MAN 32号の印刷も、カラ―の印刷が1970年代のそれと比較して格段によくなっている。紙質も良い。(先週マイミクさんも印刷方法の違いについて言及していたな。)それから、画面左下にあるようにIRON MANは1963年に初登場だ。来年50周年だな。
Avenging SPIDER-MAN 4号の筋書きをZeb Wells、画をGreg Landが担当。Gregは最近のMarvelでは一押しの画家。残念なのは、Gregが女性を描いてないこと。Gregの真骨頂は、無茶苦茶綺麗な女性なだけに惜しい。
このAvengingって、大好きなャbドキャストによると、昔懐かしいMarvel Team Upを題を変えて復活させたものらしい。そうだったのか。今回のゲストはHAWKEYE。最後はSPIDER-MANがHAWKEYEの自尊心を満足させてめでたしめでたし。しかしおいらとしては、ちょっと物足りない。最後はSPIDER-MANのジョークでしめてほしいところだ。
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