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今回は映画SPIDER-MAN Homecomingの初日に行けたので早速レビュー。今回のこのブログはいつにも増して、ネタバレバレなのでご注意を。添付画像は、奥さんに頼んで応募してもらって、当たった販促品の磁石。やりー。
結論、兎にも角にも、良かった。あまりにも沢山のことを詰め込み過ぎて、ダメダメになった前作Amazing SPIDER-MAN 2の呪いから解き放たれて。悪人の頂点にVultureを置いたことで、話にまとまりが出来たのが、成功の要因だな。
出だしのRamones の曲、“Hey Ho Let’s Go”は、高校生活に合っている。
高校生と言えば、普通の高校生として描かれているPeter Parkerを演じたTom Hollandは如何にも高校生らしく好感が持てる。若い彼を選んだSonyはよくやった。
Liz (Allen?父親の苗字はToomesのはずなのでちょっと自信がない。)は可愛いく、原作の彼女より優しいのだが、時間の関係からか、性格が深く描かれず中途半端。残念。
一方のMichelleはアウトロー感が出ていて好感が持てた。Homecoming Partyに到着したPeter Parkerに対し中指を突き立てて迎える、わざとPeterに意地わるなことを言うシーン等。どうして彼女が自分自身をMJと名乗るのかは、わからなかった。オイラの中のMJとは違う。MJとはMary Jane Watsonだからね。
知り合いの漫画家Eddieさんが、Michael Keaton演じるVulture (Adrian Tooms)が全部良いところを持ってっちゃったみたいなことをFBで書いてたけど。成る程。典型的な他責悪人を非常に上手く演じていた。一番好きなシーンは、Peterの正体を知って、自動車の中で脅すところ。娘を救ってくれたことを恩に着る父親と悪人Vulture両方がいた。また、殺さずにいる自分に感謝させる思い上がった彼は如何にも悪人だった。
この映画の重要なPeterの台詞は、“I am nothing without the suit.” IRON MANことTony Starkにもらった最新式コスチュームに依存していて、どうして自分がSPIDER-MANとして、悪人と戦っているのかを確立出来ていない彼の本音がこれ。
Vultureの悪の企みを知った彼はStarkからコスチュームをもらう前のコスチュームを着て戦う。友達Nedの力は借りたけどね。そして上記の台詞を全否定し、自分がSPIDER-MANである自信を固めたのが重い機械を持ち上げたシーン。Amazing SPIDER-MAN 33号での重要なシーンへのHomage。カッチョ良い。
Ben伯父さんを殺した犯人を見逃してしまった彼が、伯父が教えてくれた”With great power comes great responsibility.”という教訓を心の底から理解したシーンがない。だから、SPIDER-MANがSPIDER-MANとして悪と戦うかの理由が今一歩。ただこの言葉を3回映画に出すとそれはそれでくどいし難しいな。
VultureがPeterの正体に気づいたのはちょっと出来過ぎ。寧ろいつもそばにいたLizの方が先に気付く可能性は高いはず。さらに言えばマスクをかぶったSPIDER-MANはLizの名前を呼んじゃったからね。
May伯母さんにコスチューム姿を見られたラストシーンは気になる。
IRON MAN以外にCAPTAIN AMERICA の出演はギリギリ許す。アホな使われ方をしていたから。
一方、Pepper Potts役Gwyneth Paltrowの再登場は全然予想していなかったので大歓迎だな。Civil Warで彼等の関係は終わったみたいな描かれ方をしていたのに。
May叔母さんMarisa Tomei はCivil Warの時より若さを隠していて残念。Peterの恋の悩みを聞いてあげる優しい伯母さん役には大賛成。
前述の通り悪人として出てきたのは、Shockerだけで良かった。また、 Scorpion になる前のMac Garganの登場は次回作への伏線か。これも良い。伏線と言えば、Gwenのような髪を押さえるバンドをした女性も伏線なのか。
最後Peterの着ていたTシャツのジョークが好きなので、書いておく。”I lost an electron.” “Are you positive?” 電子を失った。「それは確かなのか」と「電子を失ったのでプラスなのか」とかけている。このTシャツすごく欲しい。
勝手評価A-。