今回は、盛りだくさんのAmazing SPIDER-MAN("ASM”)。654.1号、660号、661号、662号について書こう。
話的には、654.1号が一番面白かった。ただこの話、ASMというタイトルでありながら、SPIDER-MANの活躍は全くなし。Peter ParkerがMary Jane Watsonと喫茶店で話しているシーンがあるだけ。アメリカ軍の任務で宇宙寄生体Venomと一体化したFlash Thompsonの話。Humberto Ramosの描く新しいVenomがえらくかっこ良い。SPIDER-MANの新しいコスチュームとは大違いだ。この号のようにャCントワン(点一)という中途半端な号数の漫画は、他にもUncanny X-MEN、WOLVERINEと買ったのだが、みんなレギュラーより面白いかもしれない。そして画が良い。AVENGERSも買っとけばよかったかな。Neal Adamsの画なんだよね。
続いて、ASM660号。これは659号からの続き。添付画像はASM660号のもの。表紙画はStephano Caselliの作品。ヤモリSPIDER-MAN。構図は好き。筋書きはDanが、Fred Van Lenteの助けを借りて担当。画はMike McKoneと前述のStephanoが担当。Mikeの画もなかなか良い。もしかしたら、人物の画はMikeの画の方が好きかも知れない。The THINGが昔のJohn Byrneの画みたいだ。
先月出現したSinister Sixの面々とFFの一員としてSPIDER-MANが対決。Dr. OctopusがFFの基地で何をやってたんだろ。Sinister Sixの一員かと思ったら、ロボットだったり、MysterioがFFのメンバーを混乱させたり。面白い。どうも話が途中で終わってる感があるな。
Peterの今カノ、Carlieが酔っ払った末、刺青を彫ろうとしたオチはまずまずかな。読者は、絶対Green Goblinの刺青を彫るつもりだと思ったに違いない。(おいらもね。というより、Danがそう思わせようとした。)しかし、刺青はSPIDER-MANのロゴマークだった。物語的には、ひと安心なのだが、やはり知的な彼女が刺青とはいただけない。日本人のおいらは刺青の歴史が頭に入っているので、何とも言えない後味の悪さがあるのだが、アメリカ人にも違和感があるみたいだ。(基準は、お気に入りのャbドキャスト、SPIDER-MAN Crawlspaceのパネラーの感想だけだけどね。)
最後にASM 661号、662号について。2話完結。題名はSubstitute。何故Substituteかというと、AVENGERS Academyというヒーロー養成所の代理教師(Substitute Teacher)をSPIDER-MANが担当するから。SPIDER-MANことPeter Parkerは教員免状を持っている。そして、教師時代の自分を懐かしがっていた矢先の出来事。Substituteはもう一つ意味がある。どうやらレギュラーの筋書き担当Dan Slottが休みが欲しかったのか、あまりの忙しさに音をあげたのか、今回の筋書きはChristos Gageが担当している。(Substitute Writerだ。)画もReilly Brownと代理(Substitute)担当者。話はともかく、画はだめだめ。
アカデミーの生徒を実地訓練よろしく外の世界に連れ出す。そこで、FFの仇敵Psychomanと出会うことになる。Psychoman が悪人だったのは唯一の救い。画が良かったらもっと映えたのにな。口の減らない生徒に逆に説教されてしまうSPIDER-MANは面白かったが。
オマケが3つあって、一つは予告編。シラミを媒介して、奇病を流行らせようとする
JackalことMilles Warrenの計画はどんどん進行中。
次が筋書Paul Benjamin、画Javier PulidoのSPIDER-MANの一日。これが結構好き。言葉を使わずに、買い物や悪人退治が進んでいくにつれ、Peterの予定表(To Doリスト)がどんどん消されていくという趣向。とても面白い。
最後は、筋書Frank Tieri、画Javier Rodoriguesの刑務所からでた悪人を再び悪の道に行かせないPeterの話。まずまずの話で、Javierの画も今後の期待が持てるもの。
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