アメコミとラーメン

Zeb Wellsに騙された、Amazing SPIDER-MAN 897(3)号、898(4)号



今月のブログは897(3)号と898(4)号の2冊をレビュー出来る。月に2冊到着するのは3ヶ月振り。(括弧内は2022年再出発してからの号数)

今回添付したのはAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 897(3)号のSkrull Variant。Salvaror Larrocaによる作品。アーティストは一級なのだが、それ程感動がない。買いそびれしてしまったのだが、898(4)号のSkrull Variantの方がゾクゾクする。お薦め。

筋書をZeb Wells 、画をJohn Romita Jr. (JRJR)とScott Hannaが担当。出版速度が一気に落ちたなと思ったのだが、同じアーティストに描かせているからだな。JRJRは今回の再出発の目玉だからしょうがないかな。去年までだったら2冊ぐらいで次々交代していったから、出版速度が速かったのにな。2つ比較するとアーティストが変った方が沢山読めて楽しい。

粗筋をサクッとおさらい。前号でTombstoneに攫われたSPIDER-MAN。彼にボコボコに殴られた後に、Roseのギャングの振りをしてTombstoneの部下が街を襲うという計画を聞かされた。漸く自由の身になった彼は街を襲おうとするギャングを倒しまくった。

好きなシーンや台詞等。今回読んだ2冊が無茶苦茶面白かった。もう次のページを読みたくて夢中で読んでしまった。

Robertsonが車でどこかに向かっているのだが、その時の彼の台詞。”Do you have service up there?” 携帯の圏外かどうかを確認しているのだが。何でかなと思ったけど、この車携帯の電波が届かないように仕組まれてるんだね。

Tombstoneの悪巧みを聞かされた後のSPIDER-MANの独り言。”Why isn’t my Spider-sense ringing?” その前のコマあたりからオイラも何でSpider-senseの画が描かれてないんだろうと思っていたところだった。初めから撃つ気がなかったんだ。その後にSPIDER-MANに助けられたことのあるギャングKareemが助けるシーンがあって良い奴じゃんと思ったが、これも芝居か。

898号の冒頭2ページでBlack Catが登場。JRJRが描く彼女前からのポーズは良いのだが、横顔は好きじゃない。Black Catの登場はいつでも大歓迎だけどね。もう少し彼女に活躍してほしいなASMの中で。

Robertsonの息子RandyにRobertsonがTombstoneの罠に嵌り危険だと伝えたかったSPIDER-MANの台詞と、その直後ギャングがSPIDER-MANを見つけた時の台詞。”He’s got your dad.” “We got ‘im.”この辺は考えられている台詞だね。

オチを書いてしまうが、SPIDER-MANはTombstoneの話を真に受け敵のRoseのギャングを退治してしまった。最後のSPIDER-MANは後ろ姿だけなのだが、怒りに震えていることと察する。騙されたのはオイラも含めた読者もだと思うが、騙されて嬉しい。
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「アメコミ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事