アメコミとラーメン

X-MENその65


昨日は人生2回目のアメコミ関係のオフ会に参加させてもらいました。アメコミのことを参加者全員がよく知っている。それも沢山読んでるね。アメコミを読むアプローチもおいらとは違うな。どれが良いとかそういうことではなく、正解もない。ただ、いろいろな意見を聞けて面白い。楽しかったな。それに触発されて、今週末2回目のアメコミネタ。

今回は、Uncanny X-MENの2冊について。540号、541号。筋書きをKieron Gillen、画をGreg Landが担当。今回の添付画像は541号のものを採用した。Gregの作品なのだが、540号も541号もそれほど、好きになれなかった。どっちかを選べと言われたら、541号かなぐらい。Gregの良さは女性をものすごく綺麗に描くこと。X-MENでも悪の秘密結社でも良いから、そのメンバーの女性の画の表紙にしてほしいな。

先月から、Marvelの複数の雑誌で発生しているイベント、Fear Itselfが展開されている。今月のUncanny X-MENはその一環。添付画像でもわかるようにイベント名Fear Itselfとちゃんと帯に書いてある。Fear Itselfでは、蘇った古代の邪神Serpent の部下の力をいろんな奴らが授かるって暴れ回る内容。AVENGERSでは、HULKにその力が宿ったらしい。Uncanny X-MENでは誰も止めることのできないJuggernautにその力が宿っちゃうって展開。HULKにしろ、Juggernautにしろ、暴れん坊タイプだな。

540号で面白かったのは、アトランティスの王Namorの一言かな。X-MENの苦労性のリーダーCYCLOPSの彼女であり、テレパスであるEmma Frostに御執心のNamor。彼がEmmaと浮気をしようとするのだが、Emmaに拒絶される。拒絶されたNamorは未練たっぷりにEmmaに”He does not deserve you.(サイクロプスに君と付き合う資格はないよ。お粗末。)”と言って立ち去るんだよね。今まで、Emmaって何か信用できないと思ってきたけど、(そして、Marvelのライターはそう読者を誘導してきたけど。)Emmaって結構貞女なんだな。

続いて、541号で面白かったこと。これは結構ある。まずは、サンフランシスコ市の市長Sadieと物理的に遠くに離れているCYCLOPSがEmmaのテレパシーを使って会議を行っているシーン。テレビ電話でテレビを使わない、もしくはスターウォーズでフォログラムを使って通信するといった仮想現実の中での会議。CYCLOPSはこれをPsionic Conference Roomと呼んでいる。何故かEmmaはその仮想現実の中で王座に座っている。この辺Emmaの俺様的というか女王様的性格が表現されていて笑えた。サンフランシスコ市長なんて彼女にとっては、臣下なんだろうな。

それからJuggernautへの最初の攻撃を失敗した後、市長がPlan Bは何とCYCLOPSに質問した後のCYCLOPSの回答が気が効いていて素晴らしい。”Plan B implies we have 26 (plans only).(プランBって言われると作戦が26しかないと勘違いされる。これまた、お粗末。)” 流石、リーダーどんだけ、懐に作戦を忍ばせてるんだ。
541号の最後で、ようやくJuggernautのヘルメットを奪い取ったX-MEN。だけど、ぜんぜんEmmaのテレパシーでの攻撃が効かない。次回はどうなるんだ?

手に汗握る話の展開でありながら、ユーモア満点でこの2冊のX-MENに、おいらは、ご満悦です。

そう言えば、Uncanny X-MEN、544号を最後に、号数を新たに1号から再スタートするらしい。最近のMarvelは、DCに美味しいところを持ってかれて焦ってるな。基本に立ち返り、素晴らしい作家と素晴らしい画家を集めて素晴らしい作品を作ることで、ファンを魅了して欲しい。イベントとか、複数の表紙を用意するといった姑息な手段ではなくね。
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