姫路市 なかむら整骨院~日本初・医学的根拠ある整体~

内海聡医師、薬害研究センター認定セラピスト。日本初、医学誌に掲載された整体。

高齢化?

2008-04-16 | Weblog
こんにちは。

いよいよ、後期高齢医療制度が始まりましたね。

みなさん、
『訳が分からず、行政が勝手に始めた』
『説明不足』
『郵送されつきた保険証の意味が分からず、捨てかけた』

など聞きます。

確かに…先月、お役所の方から会議にて説明を受けましたが、複雑ですね…。

 一応、ポスターやら説明用の表示はしましたが、イマイチ伝わらないですね。

昨日追加してPRして欲しいと、役所からパンフレットが届きました。

まだまだ混乱しておられます…

高齢化となり沢山問題がありますが、以前お話しした、『江戸文化』では、面白い考え方がありました。

 江戸時代、第一線を退いてからの人生を
『老後』
とは言わず、
『老入』
と言ってたそうです。

『老に入る』『老境に入る』
と言って、その準備を40歳から始めていたそうな。
早い人はもっと早くから準備をし、長唄や盆栽、踊りなどの芸事を習ったり、和算(数学)や寺社の由来や地図の作成などの研究をしていたらしいです。

 伊能忠敬が日本地図を作る旅に出たのは隠居してからだし、
松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出たのも45歳だったとか。

江戸時代では、45歳は立派な老人だったんですね。
中国の文化では、『老』は尊称らしいですね。

ですから、『老酒』とは、良い酒の意味。
『老師』とは、優れた先生の意味で、年齢は自分より若くてもそう呼ぶやら。

さて今の行政にしろ、我々現役世代にしろ、『老』に対し、尊敬の意味を込め、支え合う努力を惜しまずに頑張って行きましょう!

愛犬ロクも
『はいっ!』
と言って前足を上げて返事をします。