アンナdiary~Part2

日々のこと。拓哉のこと。

映画「フライトプラン」

2006年01月30日 00時45分25秒 | 過去ログ~2011年2月まで

story
突然の夫の事故死という深い悲しみと喪失感を抱えたカイル(ジョディ・フォスター)が
娘ジュリア(マーリーン・ローストン)と旅客機に乗り込む。
愛する夫の棺を乗せて、最新型ハイテク重層ジャンボジェット、アルト航空E-474は
ベルリンからニューヨークへ向け離陸。皮肉にも航空機カイルが設計した最新鋭の旅客機だった。
機内に落ち着いたカイルが睡魔に襲われ、数時間後目を覚ますと愛する娘ジュリアがいない。
機内を探したが見当たらない。一体どこへ?

ジョディ・フォスターの主演作を劇場で久しぶりに見た。
  「フライトプラン」
最後に見たのが10年前の「ネル」彼女の代表作「羊たちの沈黙」も
素晴らしかったけど、私は「ネル」が好き。
メジャーな作品ではないので、あまり知られていないけど
「ネル」を見て、彼女の演技に号泣した私なのです(笑)
あの時、エンドロールは涙を拭いて顔を整える時間なんだと思ったし(笑)
感動して涙が出る作品は沢山あるけれど、ネルは嗚咽に近い涙だった。
彼女の演技って、魂の叫びのように心に響く。

見終わった感想を一言で言うならば
「ジョディ・フォスターの独壇場」母は強し!信念を曲げなかったカイヤの姿は
きっとジョディ・フォスターそのままなんじゃないかと。。。
夫を亡くして悲しみと失意の状態にある表情。
娘が突然消え、旅客機中を必死で探しまくる緊張した表情。
機長に食ってかかる場面は、母の心の叫び。
忍者のような身軽なアクションシーン。
彼女の全てに引き込まれました。

地上と連絡を取った結果、乗客名簿に娘の名前がなく
搭乗券の半券もない。
さらに、ジュリアは夫と共に6日前に亡くなっていると知らされる。

え~~~~???

これで、旦那を亡くし、娘も亡くし精神的に病んでいる人として
みんなに見られ、相手にされなくなって。。。
私も、これはカイルの妄想なのかもって思ってしまったよ(苦笑)
それでも、娘の存在を訴え続けたカイルに母の強さを感じた。
椅子に頬をぶつけた時、痛そうだった~あれは本当にぶつけたのかな?
航空設計士だし、自分が設計した旅客機だから勝手知ったるで
色々なところから出入りするカイヤ。
鍛え抜かれた身体で、身軽だった~カッコ良かったよ。スパイみたいで。
もう、ジョディー・フォスターあっぱれ!って感じでした

でも、保安官(ピーター・サースガード)は最初見た時から
怪しいな~って思った(顔が善人の顔じゃないもの・笑)
乗務員の女も怪しいな~って思ったけど、まさかグルとは。
だけど周りの人無関心過ぎる。
前の席に座ってた子供達は、協力しようとしているのに
親が止めるし。
ラスト、娘を抱いて歩くカイヤを見る乗客達の情けない顔ったらない。
人々の無関心さ。アラブ人への人種差別など、訴えたいテーマを
さりげなく盛り込んでいた気がする。

ジョディ・フォスターじゃなかったら、迫力のない映画になってたかもしれない。
それくらい、ジョディって人はすごいな!ってあらためて思いました。


機長役のショーン・ビーンを見るとハリソンフォードの「パトリオットゲーム」を
思い出しちゃうの。だから悪役のイメージが強くて、機長がグルなのか?と
思ってしまったけど、機長はいい人でした(苦笑)でも、ショーンカッコイイ

旅客機が離陸する時、自分も乗っているような錯覚になった。
これは映画館でないと味わえない体感です。

作品としては全体的に中途半端な感じがしたので

でも、ジョディ・フォスターの演技はすごかったので

かなり甘めな評価だと思います(苦笑)

ネル

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