言霊って、あるよね。
意志を持って発した言葉には魂が宿る。
逆もしかりで、実現させて命を吹き込みたい事柄を言葉にする。
hydeさんは、「永遠」とか「運命」という言葉をよく使う。きっと、いろんな葛藤を繰り返しながら進んできた、彼の人生の根底を成すものなんだろうな、と思う。
hydeさんって、感覚と思考のバランスをしっかりとコントロールできる人だと思う。鋭く研ぎ澄まされた感性を持ちつつ、冷静に計算ができる人。そんな彼の思考の範疇を越えて彼を押し流そうとする抗えない何かを受け入れたとき、これも1つの運命だと納得するのかもしれない。そして、そのもがいて葛藤した感情や激情を音楽にのせているのかなって…。
その真骨頂のような、「fate」という曲は、LIVEでは定番のL'Arcの代表曲だ。そして、もう1つ、VAMPSの「THE PAST」という曲は、そんな葛藤へのhydeさんからのAnswer songなのかな、と思ったりもする。亡くした恋人への想いを綴った曲のようだけど。どんなに苦しくても、この道を歩んできたことを後悔していないという強い想いを感じる、あぁ、hydeさんだなって思った曲。
AGAIN BY ALL MEANS I KEEP ON THE WAY
(僕は次も必ずこの道を行く)
AND THIS PATH OF SORROW LAY
(それが苦悩に満ちた道であろうと)
JUST ONE ANSWER WALKING THE SAME LIFE
(迷いはしない 同じ人生を歩む)
AGAIN BY ALL MEANS I WANT TO SAVE YOU
(必ず君を救いたい)
AND THE PAST IF I CAN GO I WILL SAVE YOU
(もし過去に戻れるなら 君を救ってみせる)
ずーーっと前に、hydeさんが「永遠なんてない」みたいなことを口にしたインタビューを読んだ気がするんだけど。それでも「永遠」という言葉を使い続けるその想いに、求めてやまないものに憧れ、追い続ける美しさみたいなものを感じる。抗えない時の流れ。全てのものには終わりがくる。永遠に続くものなんて何もないと知りつつ、変わらない何かを求めてやまない。行く先を見つめる美しい視線が思い浮かぶようで、hydeさんから発せられる「永遠」という言葉がとても好きだなと思う。
羽生くんは、そんなhydeさんの「永遠」のように、「幸せ」って言葉をよく口にする気がする。その言葉にこめられた本当の想いに至るほど、私は彼のことを知らないけれど。なんだか、羽生くんの発する「幸せ」って現実味がなくて、遠くの霞を追っているような感じを受けてしまう。意識的に遠ざけているからこそ言葉にしている、みたいな。「幸せ」は「永遠」のように手に入らないものではないのだから、言霊が宿ってたくさんの幸せが降り注ぐといいな、と思う。
羽生くんを見ていると、ファンが求める自分でいなければならないと頑張りすぎてはいないか心配になったりする。彼がほんとにスケート一筋で、煩悩を微塵も感じさせずにファンへの感謝ばかり口にするものだからさ。ファンのために幸せな自分の姿を見せてあげたい、と思っているように感じてしまうのかもしれない。いや、そんなの大きなお世話だよって、実際はもっと強靭な心でしっかりと歩んでいる人なのだろうけれど。儚くて悲壮感すら漂うような演技や佇まいを見ていると、なんとなくそんなことを考えてしまったりする。
彼には、ファンが送り続ける柔らかな愛をたくさん感じて進んでほしいな。シーズンが始まる頃には進退もはっきりするだろうし、どんな道に進もうと応援している、ってことで。…ファンになって4カ月そこそこの私が何を言うってね(笑)
しかし、雪肌精のCMの美肌にはたまげたね。なんだろうね、あの美肌は。美しさのレベルがガッキーと同じって…。27歳の男性アスリートだよね。肌の美しさも異次元だ…。