「一期一会」…一生に一度だけの機会。生涯に一度限りであること。
それは、誰もが、何かしらの形で通り過ぎ、深く胸に刻まれているであろう出会い。
「あの時」の自分に戻れたならば、と、切なく振り返る思い出。
いつまでも消えることなく、「あの時」のままに。
あの刹那、心に灯った明かりが、今も消えずに心の奥で揺れている。
どれだけの年月を通り過ぎても、「あの時」のまま。
もう二度と会うことの叶わない、貴方へ…
この胸の奥の灯を絶やさぬ限り、貴方はこの胸に生き続ける。
この胸に溢れる貴方への愛は、確かにこの世界に生きた、貴方の命の証。
そして、繰り返す…新たな出会いを。
いつも優しく心を照らしてくれる、貴方へ…
ずっと、ずっと、愛されていて。
貴方が灯してくれた優しい炎が、心の奥で静かに揺らめくよ。
そっと目を閉じて…
煌めく優しい灯が、貴方の命の証。
二度とない「今」という時を、私たちは生きている。