春夏大活躍の2校を比較する

日大三が強烈な印象を残してＶを飾った２０１１年の夏。

素晴らしい戦いぶりだったと思いますが、
去年と今年、
とにかくワタシはいつも以上に甲子園を楽しませてもらうことができました。

ワタシの在住する≪武相地区≫と呼ばれる地域。
東京都町田市と神奈川県相模原市を総称してこう呼びますが、
両市ともに野球が盛んな地域であることは間違いありません。

少年野球では≪武相大会≫なんていうものもあって、
結構交流も盛んな地域。
町田市は一般的にも、
東京都町田市と呼ぶよりも、神奈川県町田市なのでは？と思うような『神奈川密着』の市ですね。

そんな両市を代表する日大三高・東海大相模高。

両チームは、
昨年から今年にかけて、
甲子園を席巻する活躍を見せてくれました。


２０１０年春　　　日大三　　　　　準優勝　　　　　　　＊東海大相模　出場
　　　　　  夏　　　東海大相模　 準優勝　　
２０１１年春　　　東海大相模　　優勝　　　　　　　　　＊日大三　　　　出場（４強）
　　　　　　夏　　　日大三　　　　　優勝


なんと四季連続での決勝進出。
しかも今年は、
春夏共に優勝。

両校のファンであるワタシにとっては、
なんとも嬉しい２年間となりました。

この２年間の両チームを比較すると、
優勝したからというわけではありませんが、
今年のチームにより強いインパクトを感じることができます。


今年の日大三と東海大相模。

夏にピークを迎えた日大三。
そして春の選抜でピークを迎えた東海大相模。

両校の戦いぶりは、
今年の甲子園では突出していました。

春の選抜では、
低いライナーで連打を連ね、
そこに走塁を絡めて信じられないような攻撃力を誇示した東海大相模。

夏の選手権で、
驚愕の打球の速さからどんな投手も力で打ち砕いて行った日大三。

どちらの打線も甲乙つけがたいほどの素晴らしさでした。

おまけに投手陣を含めた守りも素晴らしかった。

両校の戦いぶり、
本当に素晴らしかったと思います。
優勝するにふさわしいチームだったと思います。

両校ともに一世を風靡した時期を持ちながら８０年代、９０年代と低迷。
そこから監督の変更とともにチームカラーを変えていき、
徐々に復権を果たしながら・・・・・・
という歩みも似ているような気がします。

町田駅と小田急相模原駅。
距離にしたらわずか数キロにあるこの両校、
ここでこの強さがはぐくまれているということに、
本当にうれしさを感じます。

ますます今後、
関係者でもないのに両校の練習試合に足を運ぶ回数が、
増えていきそうです。

ひとつのピークを迎えた、
２０１０～２０１１年のわが地域。

しかしこの両校にも、
早実、横浜といったいまだに『越えなければならない』ライバルたちの大きな壁が立ちはだかっているのも事実です。
追われる立場になった辛さもあると思いますが、
またいい戦いを『聖地』甲子園で見せてほしいと思っています。

そしていつの日か、
甲子園の決勝という舞台で、
両校の激突が見たいなあと思っています。