≪第91回選抜高校野球大会≫ ~甲子園~
【準決勝】
第1試合 習志野 6-4 明豊
第2試合 東 邦 4-2 明石商
いよいよ決勝のカードが決まりました。
習志野VS東邦
平成最後の選抜大会で、
昭和から続く名門が決勝で相まみえることになりました。
選抜にはめっぽう強い”春将軍”東邦に対して、
選手権で2度優勝を果たしている習志野は選抜ではほぼ実績を残していなかったこれまで。
しかし今大会は粘りに粘って、
2回戦から3試合連続の逆転勝ちでここまで上り詰めてきました。
その原動力はチームのまとまりと諦めない粘り強いマインド。
そして試合途中から登場してくるエース飯塚の好投でしょう。
飯塚はこの日の準決勝でも、
同点に追いついた7回に登場し、
強打の明豊の追い上げを振り切りました。
全4試合で登板してわずか1失点。
「千葉の大魔神」の称号を与えてもいいぐらい安定した投球を続けています。
そしてこの準決勝では、
立ち上がりには打たれたものの2回から6回まで見事に店舗ある投球で明豊を抑えきった2年生左腕の山内の存在が際立っていました。
決勝でも先発はあるのではないかと思われますが、
この山内が準決勝のようにテンポよく東邦打線を抑えていくと、
習志野に勝機が十分に生まれてくると思います。
2回戦で死球を受け欠場していた本来のクリーンアップヒッターである根本が復帰してきたのも好材料。
下位打線のつながりの良さや足を絡めた攻撃、
そして小技の冴えなど普段通りの「習志野野球」をこの甲子園でも十分に発揮しています。
決勝でも本来の戦いぶりをして、
戦力的には勝ると思われる東邦に食らいついていきたいところです。
一方の東邦。
戦力的な厚みから、
選抜開幕前から優勝候補に上がられていましたが、
大会にはいって攻守に盤石な状態を続けています。
エースの石川は投手経験の浅さを全く感じさせない貫禄十分のピッチングを披露。
キッチリと試合を作る役割を果たしています。
そして打っても4番・熊田と並ぶメガトン砲は迫力満点。
ただ昨日の試合で死球を受けた6番の河合が骨折で戦線離脱した影響がどうチームに出るでしょうか。
それでも7番吉納が決勝3ランを叩き込むなど、
打線は全体につながりもよく長打も飛び出して、
得点力の高さはピカイチです。
平成元年の春の選抜で優勝した東邦。
戦前から数えて4度の優勝を誇る超名門ですが、
果たして5度目の優勝を手にして「平成の最初と最後の優勝はオレたち」となるのでしょうか。
決勝の見どころは、
習志野が中盤までしっかりと接戦でついていって勝機を見出せるかという事に尽きると思いますね。
そのためには先発(予想されるのは山内)がどれだけしっかりと投げられるかという事がカギになりそうです。
今までの勝ちパターンである「僅差かリードして飯塚につなげる」という展開に持ち込めば試合は面白くなりますね。
東邦としては攻守に力は上回っていると見えるため、
序盤から攻勢を仕掛けていきたいところ。
今大会は顔を出していませんが、
近年の東邦は終盤にしびれる試合展開になるとどうしても「バタバタ」が顔をのぞかせるチーム。
それだけに接戦での「終盤勝負」には持ち込みたくないところでしょう。
さあ、
泣いても笑っても最後のひと勝負。
どちらも全力を出し切って、
爽やかな笑顔で甲子園を後にしてもらいたい・・・・・
そんな風に思っています。
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