SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

2014年版 スポーツ10大ニュース

2014年12月31日 | スポーツこの1年

さて、2014年という年も、
最終盤を迎えています。

今年のスポーツ界、
2月のソチオリンピックに始まって、
6月にはサッカーワールドカップも行われました。

ビッグイベント目白押しだった今年もまた、
たくさんの『感動のシーン』を目に焼き付けることができた年だったのではないかと思います。

来たるべき2015年に向けて、
また感動を共有できるよう、
2014年という年をリビューしましょう。

いつものように、
ベスト10形式で今年のスポーツを振り返ってみましょう。


◇2014年 独断と偏見の、スポーツベスト10



まずは番外編です。



【番外編】   ・バスケの世界、いったい、どーなってんの?  記事;10月29日
         ・PL廃部騒動やらなんやら・・・・。高校野球の世界の魑魅魍魎。記事;10月22日
         ・俺は162キロの二刀流!大谷翔平の矜持  記事;7月20日
         ・超ベテラン、世界を席巻!葛西紀明の輝き  記事;2月17,18日
 
        ・4タテで散った!それでも≪優勝≫は巨人  記事;9月30日、10月20日

番外編は、なんだか納得できなかったニュースを中心に選んでみました。まずはバスケットボールの混乱から。まあ、2つに分裂したリーグが一つになれないことに業を煮やしたFIBAが、期限を切って団体統一を支持してきたもののこれが守れなかったというもの。どうなったかというと、国際試合からの締め出し。『こんなことでいいのか?日本バスケット』と、多くの人が心配しているというよりもあきれ返っています。それでもなお混乱は続き、年を越すといったところです。12月になったら、NBL『つくば』の11人の選手が解雇。おまけにJBL全理事も辞任。どうなってるんだあ、この問題?    そしてこれもなんだかなあ・・・・・の問題。高校野球界の名門・PL学園が来年度からの新入野球部員の募集を停止。これまでも素人である校長を監督に据えて、試合は生徒が仕切るといういびつな形を続けてきた名門が、とうとうよんどころないところまで来ちゃっているということが世間につまびらかになってきました。こちらの問題も、越年です。同じ大阪では、甲子園出場もある公立名門校のカリスマ監督が、突如として学校側から解任を突きつけられたということもあったりはします。世間に広く知られることとなったら、こちらも簡単には終わらない気配が漂っています。    明るい話題としては、大谷翔平がついに162キロを投げて世間をあっと言わせたことでしょう。もとより二刀流という前人未到の挑戦であっと言わせた大谷、そのポテンシャルは『日本球界歴代NO1』だと思われます。その力を発揮して、選手としても『歴代NO1』になれるのか。注目の逸材であることを疑う者はいません。    ソチオリンピックはたくさんの感動を生みましたが、なかでもベテラン葛西の初メダル獲得(銀、銅)は大きなニュースとなりました。不惑を超えてなお前進し続ける”レジェンド葛西”に、世間は大きな拍手を送っています。今季の開幕戦でもW杯で優勝。とどまるところを知らない【伝説のジャンパー】は進撃をつづけています。   そして最後は巨人ファンが全く納得いっていないニュース。ヨタヨタしながらもトップでゴールにたどり着いた今年の原ジャイアンツ。しかしCSでは、あろうことか長年のライバル阪神に、地元東京ドームで4タテを食らって木端微塵に砕け散りました。それでも記録上は『優勝・巨人』の記録は残ります。『こんな優勝、いらね~よ』という巨人ファンの嘆き、一体いくつ聞いたことでしょうか。



【次点】    14位  大阪桐蔭 王者の野球は崩れず  記事;8月26日
       
 13位  秋山監督に花道を! SBが圧巻の日本一記事;10月31日

        12位  最後の国立。白熱した戦い   記事;1月14
        11位  日本の無敗男、マー君のメジャー漫遊記 
              
記事;3月3日、4月5日、17日、5月16日 


次点には、4つのニュースを選びました。まずは高校野球。今年は地方予選や大会前半戦のドラマが印象に強く残っている大会なのですが、決着は実力通り、ダントツの野球力を誇る大阪桐蔭が2年ぶりの優勝を決めて幕を閉じました。PLが強かった時以来の、『強い大阪』は完全にこの大阪桐蔭に引き継がれています。08年、12年、14年と、7年間で3度の全国制覇は、さすがというほかはありませんね。  13位にはSBの日本一を選びました。シーズン後半戦でややもたついたSB,CS前には指揮官である秋山監督がまさかの退任を発表するという激震に見舞われましたが、『秋山ボーイズ』とも呼べる、育て上げた柳田、今宮らの若手の力で日本一をもぎ取り、花道を飾りました。10回にもわたる胴上げに、万感の思いで応える秋山監督。男の花道として、これ以上カッコいいものはありませんね。  12位はもう1年近く前になる、『最後の国立の戦い』と銘打って行われた全国高校サッカー選手権決勝、富山第一vs星稜の死闘を選びました。ともに北陸勢初めての全国制覇をかけての戦いにコマを進めてきた両校。地道な北陸の学校の歩みが、最後の国立の舞台で花開いた瞬間でした。試合は残りわずかのところで富山第一が0-2の劣勢を跳ね返して同点に追いつき、延長で振り切って勝つというドラマチックなもの。満員の観衆で膨れ上がった国立の舞台は、激闘の終焉を名残惜しそうに見守っていました。  最後は今年前半の話題をさらった田中マーくんのMLBでの活躍です。惜しくも7月にひじの故障でリタイアした田中投手でしたが、さすがは昨年23連勝と無敗でシーズンを駆け抜けた『日本球界NO1投手』の力を本場でも見せつけてくれました。今年は後半戦残念なことになりましたが、な~にまだまだ彼のメジャー生活は始まったばかり。しっかりと直すところは直して、また日本中を熱狂の渦に巻き込んでほしいものです。





≪第10位≫ 延長50回! 死闘という言葉を超えて 
記事掲載;8月30日、9月1日

まず第10位は、全国高校軟式野球選手権大会の準決勝での、前代未聞の死闘です。延長50回は、なんと4日間にわたり繰り広げられたもの。この延長50回を投げ切った二人の投手に、大きな拍手を送った試合でもありました。その両チームとは、岐阜の中京高校と広島の崇徳高校。軟式でも硬式でも『野球名門校』である両校。しかしながら、軟式野球という一般には全く注目を浴びない競技でのこの戦いに、日本国中がかたずをのんで見守るという凄い試合でしたね。4日間にわたって投げ切った両投手もすごかったし、またそれを支えた両校の守備陣もすごかった。試合の形式が、硬式の様に『引き分け再試合』ではなく『サスペンデッド(続き試合)』だったというのも、緊張感に拍車をかけた要因です。なにしろ初日はもとより、16回から開始された2日目、31回から開始された3日目、そして全国民注目の中46回から開始された4日目と、4日間にわたり緊張感を持続し続けた両校ナインには、称賛の言葉しかありません。最後は決着がつき中京が勝ちましたが、間髪を入れずその日の午後に行われた決勝戦では、敗れた崇徳のナインがスタンドで声を枯らして『戦友』でもある中京を応援していたという、なんだかいい話もありましたね。末代まで語り継がれるであろうこの死闘は、その後硬式野球も巻き込んで、”高校野球での投手の投球制限”やら”タイブレークの導入”の議論などの副産物を生みました。その余韻は、まだ引き続いている感じがありますね。しかしまあ、見た事もないような激闘でした。


≪第9位≫  ラグビー日本代表。2015年のW杯に向け、着々と強化中! 
記事;6月21日、11月11日、11月21日

サッカーのワールドカップが開かれた今年。『日本代表』といえばサッカーのことで、ラグビーの『ジャパン』については、取り上げられることも少なかったですね。しかしながら、来年2015年はラグビーワールドカップイヤー。そしてその次の2019年大会は日本がホスト国となって開催されるわけですから、そろそろ盛り上げていかなければなりませんね。そういった環境下の日本代表、今年はテストマッチなどでなかなかの好調ぶりを見せつけて、実力が上がってきたことを形に表し始めました。日本代表を指揮するのは”世界の名将”エディー・ジョーンズ監督。エディーさんが提唱する【JAPAN WAY】はこれまでの日本代表の監督がチーム作りの基礎に置いていた『日本の、体は小さいが速いという特性を生かして、バックスに球をすぐに供給して速さで勝負』という概念を打ち破り、『フィジカルの強化で他国と互角以上に戦う。そしてFWを強化して、スクラムや接点で相手を上回る』という新機軸です。そしてそれが秋のマオリ・オールブラックスを招いて行われた試合で炸裂。あのマオリ・オールブラックスからスクラムトライを奪った時には、なんだか感涙ものでした。さあ、いよいよ2015年を迎えます。エディージャパンの遥かなる旅は、どうなるのでしょうか?とことん応援していこうと、我々サポーターも腕を撫しています。そしてその後の2016年には、日本代表はスーパーリーグへの参戦も決定。強化への取り組みは、着々と進んでいます。



≪第8位≫魅せる!闘う男たち。八重樫の男気、井上の技術、山中の強打
記事;4月7,23,24日、9月4,6,9日、10月23日、11月7日他

今年の格闘技界、とりわけボクシングの世界は、かなりの盛り上がりを見せてくれました。契機になったのは団体の増加。これまで長く日本のボクシング界で認められていたWBA・WBCという2団体に加え、新たにIBF・WBOという2団体の『世界チャンピオン』も、日本で正式に認められるようになり、4団体の世界王者が『世界チャンピオン』という肩書を持つに至りました。団体の乱立は、ともすれば『チャンピオン』の相対的な価値を下げてしまうことになりがちなのは事実で、今やボクシング界はかつての様に、『世界チャンピオン』というだけで世間に知られる、ヒーローになるという時代ではなくなりました。
『世界チャンピオン』も『その戦い方や生きざまを見せ、本当に強くなければ世間から認知されない』厳しい時代です。しかしここに至るまでの数年間、『テレビが作ったチャンピオン』がボクシング界を牛耳り、『予定調和』のように、エキサイティングという言葉と対極にある『世界タイトルマッチ』ばかりが繰り返されてきたことに飽き飽きしていたファンには、この2014年は、かつてのように『本物志向』を取り戻してきた年であるということが言える、エポックメーキングな年として記憶されるに違いありません。その頂点は何と言っても、『無敵の浮沈艦』ローマン・ゴンザレスの挑戦を敢然と受け入れ、ものすごい激闘を繰り広げた八重樫東のボクサーとしての生き様でしょう。その生き様に、ボクシングファンは感動し、八重樫の知名度は今やMAXまで上がっています。かつての井岡戦もそうですが、八重樫は『負ければ負けるほど知名度が上がり、ファンも増やしていく』稀有なボクサーです。矢吹ジョーみたいですね。そしてもう一人、これはもうかつてのオスカー・デラホーヤのような”ゴールデンボーイ”と呼ばれるのが、井上尚哉です。彼のボクシングは、かつての具志堅用高チャンプのような、輝きに満ちたものです。2015年は、本物の怪物に進化してもっとまぶしい”世界の大舞台”に登場してくれることでしょう。そして強打の左で世界を席巻する”モンスターレフト”の山中は、今年も魅せてくれました。彼はまさに『本物の輝き』を放つ選手。そして『誰の挑戦でも受ける』気概がかっこいいですね。チャンピオンは、こうじゃなきゃね。さらに11月に防衛を飾って、大みそかに防衛戦を行う内山チャンプとの『統一世界戦』を狙っている三浦隆司チャンプも、がぜん注目を浴びてきました。一度は2011年に内山チャンプのタイトルに挑戦してその軍門に下った三浦選手ですが、その後再起して世界タイトルを奪取。厳しい敵地・強豪などと対戦した防衛ロードを潜り抜け、再度内山チャンプに挑戦状をたたきつけようとしています。今やその実力は内山チャンプを凌ぐとも言われる三浦チャンプと、迎え撃つ内山チャンプ。2015年はまた、日本人同士の血沸き肉躍る戦いが繰り広げられそうです。今やボクシングは、なにもテレビでチャンプを恣意的に”作ら”なくても、こうしてお茶の間をわかせてくれる『ナイスボクサー』がたくさんいます。こうした『本物志向の流れ』が続けば、必ずまたボクシングブームはやってくる……そう思う年の瀬です。(年の瀬の12/30,31の8つの『世界タイトルマッチ』については、年明けにまた記事を書きます。)



≪第7位≫  カープ女子  
記事掲載なし

今年のプロ野球で最も目立ったのは、ワタシは日本一になったSBでも、巨人を4タテした阪神でもなく、圧倒的に広島カープだと思います。4月にロケットスタートを決めた後、交流戦でまっさかさまに落ちていく様。そして最後に粘りを見せてCSに進出するまで、大いに楽しませてくれた1年でした。そしてそのカープを象徴するのがこの『カープ女子』の存在ですね。カープと言えば、強かったころは『熱狂的なトランペット応援』と『野獣のようないかついメンツの揃う球団』というイメージが強かったのですが、マツダスタジアムが新設されたころから、明らかにチームカラーが変わってきて、明るくイケメンぞろいのチームになってきましたね。菊・丸コンビや堂林、そして新人の大瀬良に代表される、『なんだかちょっぴりひ弱そうな、乙女心をくすぐる』選手を揃えて、快進撃を開始しました。ひ弱そうなのはその顔だけで、プレーぶりは見事なもの。相手チームには、『あのおとなしそうな顔に、騙されちまったあ』と嘆かれていることでしょう。今年は最後のところでこけてCSを甲子園にもっていかれてしまったばかりか、そのCSでは1勝もできずに舞台から降りてしまうなど、『終わり良ければ・・・・』の真逆を行ってしまいましたが、反対に言えばそれだけお楽しみも2015年に持ち越したということ。本当の強豪に変身するために、『イケメン監督』の緒方新監督のもと、来年もまた、進撃の歩みを止めないでしょう。マエケンも残ってくれることになったしね。それに、年末にはあの『メジャー20億男』黒田が復帰することも決まりました。これでグッと厚みを増した投手陣を軸に、2015年は優勝を強く意識する年になりそうですね。しかも来年は、『イケメン監督の大ファン』なんていうカープ女子もたくさん現れたりして。。。。。12球団で1・2を争う、楽しみなチームであることは疑いようがありません。ワタシも一度、”砂かぶりシート”で試合を観戦してみたいなあ。。。。。。『祈 優勝』 来年は最も注目されるチームになること、請け合いです。




≪第6位≫  野球史上、最大の大逆転劇!  
記事掲載;7月28日


忘れようと思っても忘れられない、今年の夏の高校野球石川県大会決勝、星稜vs小松大谷の一戦を挙げました。”大逆転劇”なんていう言葉が陳腐に思えてしまうほどの、まさに『筋書きのないドラマ』でした。9回表まで0-8とリードされていた名門・星稜。2年連続の甲子園を狙っていましたが、もはやここまでか・・・・・というグラウンド、そしてスタンドの空気に支配され、試合は着々と大団円に向けて進んでいました。しかし・・・・野球の神様は、時に度が過ぎるほどのいたずらでドラマを演出してくれます。ヒット、ヒットでつながっていく間には、振り逃げ、四死球、ゲッツー崩れなど、小松大谷にしてみれば『ああ、あのプレーさえ・・・・』という後から振り返ってみれば悔やんでも悔やみきれないプレーがいくつも差しはさまって、この【史上最大の逆転劇】は演出されていきました。途中からはもう、星稜の選手も小松大谷の選手も、何アウトだかも、何点差だかも分からないような状態になってしまったことでしょう。そして、サヨナラのヒットがレフトの頭上を越えた時、まさに『ありえない』結末が導き出されていたというわけです。星稜の選手たちは波に乗って、甲子園でも2勝をあげる大活躍を見せました。しかし小松大谷の選手たちにとっては、あるいはまだあの時のまま、時は止まってしまっているかもしれません。それだけの衝撃を受けた敗戦だったでしょう。この試合もまた、高校野球史に残る大激闘として、長く語られていくことでしょう。『野球は何が起こるかわからない』『勝負は下駄をはくまで・・・・』使い古された言葉ですが、そんなことを実感として感じ取ることができた、この試合と言えるでしょうね。これからの高校野球、何点差があっても、『まだ行ける・・・・。あの星稜の試合を思い出せ』ということが、最終回のベンチの円陣では、選手への檄としてとぶことでしょう。『最終回の大逆転』何だかこれからも、度々起こって来そうですね。



≪第5位≫ 大横綱は歴代最多優勝に並ぶ快挙!
”日本の希望”遠藤に代わり、”進撃の巨人”逸ノ城が登場!  
記事掲載;1月15日、3月13,17,22,24日、5月9,15,25日、7月11日、9月25,29日、11月12日他


今年は話題満載だった大相撲。人気の方も完全に低迷期を脱して、満員御礼の垂れ幕が下がる日も多かったですね。そんな中、1年納めの九州場所では”大横綱”白鵬があの不滅の記録と言われた大鵬の32回の優勝に並びました。今年も6場所中5場所で賜杯を抱いたこの大横綱は、今後ますます円熟味を増した相撲を見せ続けてくれることでしょう。その白鵬を追っていく力士の中で、長く”日本人の希望”と言われていた稀勢の里はどうしても殻が破れず、そんなこんなとしているうちに、今度は遠藤が勇躍角界に登場してきました。”イケメン力士”でもあり、登場の仕方もセンセーショナル。日本中の期待を背負って土俵を務めましたが、そう簡単には出世できないのも角界の常。上位の壁にぶつかり、今年中盤からはもがき苦しむ姿ばかりが目立ちました。そんな中、今度は”進撃の巨人”逸ノ城が登場。モンゴル出身のこの力士、新入幕の秋場所でなんと優勝争いに絡み、一気に九州場所では関脇にまで番付を上げてきました。大相撲は一躍、逸ノ城、逸ノ城と、『この間まで遠藤と言っていたあの騒ぎは何だったのか』という様な『話題の主の交代劇』がありました。逸ノ城はこの関脇という地位でも勝ち越しを決めて、一躍2015年の『大関候補NO1』に躍り出ましたね。大関に駆け上がったら、すぐに横綱をも狙える器であり、そこまでくれば『白鵬の最大のライバル』になることは目に見えています。”白逸時代”が来年にもやってくるかもしれません。今年1年、なんだかふがいない姿ばかり見せ続けてくれた横綱・大関陣。さあ、どうする?
いずれにしても、来年も大相撲は、盛り上がっていきそうですね。



≪第4位≫  フィギュアの世界!金の羽生、無念の浅田  
記事掲載;2月14,15,21日


普段はあまり見ないフィギュアスケートですが、今年はソチオリンピックが開催されたということと、なんだか様々な話題があり、たくさんのフィギュア関連のニュースが世間を騒がせたので、見る機会も多かったですね。ソチオリンピックでは、浅田真央ちゃんの『涙のフリー演技』に日本国中だけでなく世界も称賛の拍手を送りました。あの演技こそが、長年トップに君臨してきた浅田真央ちゃんの【トップ選手の矜持】でしたね。あの演技を見たら、とてもじゃないけど気安く『真央ちゃん』なんて呼べないなあと、思ったものです。やりきった後の清々しい顔つきは、彼女の最も美しい一瞬でした。心からの拍手を送りました。そしてそれに先駆けて行われた男子では、高橋クンではなく、羽生クンが”時代の寵児”に躍り出ましたね。初めての男子の金メダル。超絶な演技は、まだ心に残っています。そして記憶に新しいのが、11月のGPシリーズ中国大会でのまさかの負傷と、その後の演技でした。いろいろな声はあると思いますが、まずは『よく頑張った』という言葉を贈りたいと思いました。演技は行ってしまったのですから、その事についてはまず、彼の健闘をたたえたいと思いましたね。その上で、競技を続行させたことの是非について論じるべきかなあと、考えていました。しかし年末のグランプリ・ファイナルでは、見事な復活劇を見せて2連覇を成し遂げました。彼の競技能力の高さよりも、彼の面たるの強さに、感心した出来事でした。どんどん≪日本のヒーロー≫の道を歩んでいってほしいですね。まあ、年間を通して振り返ってみると、華やかな演技の裏に隠された、どの競技よりも過酷な競技の現実。シビアな世界ですねえ。その12月のグランプリファイナル。女子は久しぶりに、『日本人選手の入賞なし』となってしまいました。この状況・・・・・ちょっと心配です。一時期栄華を誇った『日本女子マラソン界』の2004年以降の歩みと、似ていなくもないと思うからです。看板選手の引退以降、ズルズルと国としての競技力を落とすということにならないよう、踏ん張りが必要な2015年になるかもしれません。



≪第3位≫  サッカーワールドカップ。 ザック・ジャパン、惨敗! 
記事掲載;6月16,17,20,25日 


サッカーのワールドカップイヤーだった今年。日本代表、”ザックジャパン”にかかる期待は、いやがうえにも高まりました。これまでの大会とは全く違う各選手の肩書。エースの本田、香川、長友などは、それぞれ”世界の超名門の中心選手”として輝きを放っており、史上最強どころではなく、世界の強豪国とも互角に渡り合える布陣だと日本国民のだれもが信じていました。そして昨年の対戦相手決定。コートジボワール、ギリシャ、コロンビア。これを聞いた時、そうサッカー通ではない一般の日本国民は、『これは3連勝、いけるんじゃないかな?』と思ったと思います。そして迎えたワールドカップイヤー。年明けから、なんだか本田、香川などの調子が上がってこないというニュースが飛び交い、おまけにキャプテンの長谷部が戦列を離れるというニュースも。何だか暗雲がかかったような報道が数多くなされましたが、それでも前回のワールドカップのことを思い出して、『前回もあんなにクソミソに言われていながら、本番では勝ちきって予選リーグを突破したじゃないか』という【いい思い出】を思い出して、なんだかワタシも負けるイメージを思い浮かべることができない”楽観主義”に陥っていた感じでしたね。監督は”岡ちゃん”じゃなくて”ザックさん”だしね。しか~~~し。本番での日本代表は、まさかの坂を転げ落ちるがごとく、足を踏み入れた泥沼から抜け出すことなく、1次リーグで惨敗を喫してしまいました。『何が悪かったのか、だれが悪かったのか』その検証をする元気もないほど、打ちひしがれてしまいました。『あ~やっぱり、世界の壁って、厚いわ!』これが感想といえば感想でした。
そしてその副産物として、今ワタシは、アギーレジャパンには、まるで興味を抱けない状況になってしまっています。Jリーグは見ていますが、肝心の代表戦は全く興味なし。試合の翌日の新聞をちらちらっと見るだけになっています。まあ、アジアカップのある来年早々にはまた、興味もわいてこようかなあ……と気長に自分のマインドと向き合っているところです。と思ったら、監督自身の八百長疑惑とは・・・・・。どうなるのかなあ。。。。



≪第2位≫  さようなら、国立競技場
  記事掲載;5月12日


昨年第1位にしたのは、『東京オリンピックの開催』のニュースでした。東京オリンピックの開催は、日本人として、特に東京に住む人間としては『これほどうれしいことはない』というニュースなのですが、この副産物としてワタシの最も大好きな競技場だった国立競技場が解体されることになって、なんだか残念という言葉しか浮かびません。外国人の設計士が作る新しい国立競技場のイメージ、ワタシはいまだに全くなじむことができません。だってあれだけきれいに神宮の森や新宿のビル群が見渡せる競技場だったのに、なにが悲しくてあんなに奇妙に屋根がかかっちゃってんだよ~~~~ 怒るで、ホンマに。ということで今年の5月を最後に解体されることになった国立競技場。50年の歴史にピリオドということで、たくさんのイベントが行われました。ワタシは最後にセイコースーパー陸上に足を運んで、国立競技場とお別れをしてきました。ほぼワタシと同年代のこの国立からは、『壊されたくないよ~~』という様な叫びが聞こえた・・・・・気がします。生まれて物心ついた時からずっとあり続けたものが壊されていく悲しさったら・・・・・言葉では言い表すことは出来ません。数多の名勝負が繰り広げられてきた国立競技場ですが、ワタシが最も心に残っているのは、やっぱり全国高校サッカー選手権大会でしょうね。およそ40年近くにわたって、ワタシの”正月の恒例行事”であり続けてくれたこの大会。来年からあの千駄ヶ谷の駅に降り立つこともないのか・・・・と思って、ポロリと涙を流してしまったワタシです。



≪第1位≫  錦織圭 かく戦う! 
記事掲載;1月21,31,2月3日、7月2日、9月3日、9月4日、8日、10日、10月6日、11月6日、10日、14日、17日

 今年の第1位は、誰が何と言おうと、これしかないでしょう。錦織圭の大活躍です。古くから日本ではそれなりの人気を博してきたテニスという競技。しかしこれまで、真剣に見るのは世界のトッププレイヤーのプレーのみ。ボルグ、マッケンローに始まってアガシ、サンプラス、フェデラー、ナダル、ジョコビッチまで、”世界トッププレイヤー”の華麗なテニスに魅了され続けてきた我々日本人ですが、まさか我が日本人でそのトッププロの仲間入りできる選手が出るなんて、思いもしませんでした。それが・・・・・。2,3年前から、錦織のテニスが世界に通用するという萌芽は多くのテニスファンが感じていたものの、世界トップと彼を比べた場合の、決定的な体力、そして身長の違いが彼を、『まあ、錦織も世界のトップ10ぐらいには入ると思うけどね』という様な、ある種の”諦めに似た感情”を持って語られる存在としての立ち位置にしていました。しかし、マイケル・チャンコーチ就任とともに一気にその才能を花開かせた錦織が、1月の全豪オープンからスパークを開始します。ウィンブルドンではベスト16に進出。そして9月の全米オープン。日本に新たに数千万人単位の『にわかテニスファン』を生み出したこの大会での快進撃が、錦織の人気を決定づけました。そして間髪入れずに帰国し出場したジャパン・オープンでの期待を裏切らない優勝。そして11月には、世界のツアー8強のみ参加が許されるプレミアム大会である『ATPツアーファイナル』の出場権を獲得すると、ここでも大ブレーク。見事に4強に進出して準決勝では世界1位のジョコビッチと死闘を繰り広げました。いまや錦織は、『日本の輝ける星』のみならず、『ATPツアーの最も注目される新星』になったのです。2015年は、世界トップ3の一角を崩してその位置に座るとともに、いよいよグランドスラム大会での戴冠が実現するかもしれません。願わくばそれは、ウィンブルドン・センターコートの芝の上であることを望みます。優勝カップを高々と天高く掲げる錦織の姿、はっきりと思い浮かべることができますよ。 古くから日本では言われてきた『実現しないであろうこと』のひとつ、『日本人のマスターズ(優勝)が先か、ウィンブルドン(優勝)が先か?』ということ、ウィンブルドンの方は、片手がかかりかけていますよ。
さあ、2015年。錦織にとって、いい年でありますように。あの弾けるような笑顔を、何度でも見せてください!!


振り返ってみると、
あれもあった、これもあったと、
今年のスポーツ界も話題満載でしたね。

毎年のことではありますが、
これだけの真剣勝負が1年の間に繰り広げられ、
その『ギリギリの戦い』を目にすることができるワタシ達は、
本当に幸せだなあ・・・・・と感じることができます。

来たるべき年もまた、
ワタシが信じる≪スポーツの力≫で、
たくさんの人々の心が豊かになっていくことを、
願ってやみません。


今年もワタシの拙ブログにお付き合いいただき、
ありがとうございました。

来年もまた、
年がら年中勝手なことをほざきながら、
ブログを継続していくつもりです。
どうぞごひいきに。

では皆さん、良いお年を。


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