学生野球の祭典、
第42回明治神宮大会が5日間の日程で行われました。
高校の部、大学の部ともに、
タイブレークが続出する熱戦続きでしたが、
昨日の決勝では大学の部で明治が5度目のV、
高校の部では光星学院が初めてのVを達成しました。
大学の部は、
明治・野村の独り舞台でしたね。
一昨日の準決勝・東北福祉大戦で7イニングを無失点に抑えると、
昨日の決勝でも愛知学院大を完封。
その投球能力の高さと総合力は、
やはり今年の大学球界では群を抜いていました。
春の大学選手権は東洋大・藤岡が力を見せつけましたが、
秋の明治神宮大会ではこの明治大・野村が力を見せました。
ドラ1のふたりは、
やはり今年の大学球界の”左右のエース”でした。
それにしても野村は、
すべての球の精度が高いというか、
投手としての能力は群を抜いていますね。
プロ野球でどのくらい活躍できるのか、
注目しています。
高校の部は、
夏の選手権で準優勝を飾った青森の光星学院が、
貫録のVを達成しました。
夏の準Vメンバーから、
田村、北條の主軸に天久、城間の4人が残り、
がっちりとチームの”核”を形成しています。
心配されていた投手力でも、
今大会で本格派の金沢にしっかりと目途が立ったようで、
センバツでも期待されるチームです。
『秋の日本一』
ですから、
当然センバツでも優勝候補に挙げられると思いますが、
その重圧に打ち勝って上位を目指してほしいと思っています。
ところで、
この光星学院の優勝で『明治神宮枠』として設定されている選抜出場校枠は、
東北地区に渡ることとなりました。
東北地区は従来2校選出の地区でしたが、
これが3校に増枠します。
この恩恵に浴するのは、
岩手県の花巻東高校だと考えられます。
花巻東としては、
前回の選抜に出場した時も秋の東北大会4強どまりで、
センバツは選ばれるまでわからない状況でしたが、
今回もまた東北大会4強での選出となり、
ラッキーが転がり込んできました。
秋はケガで登板のなかった”ドラ1有力候補”の大谷投手も復調してくるでしょうし、
センバツでは光星学院と並び『優勝候補』の一角に上がってくることが予想されます。
ワタシも東北大会の結果から、
花巻東の選抜出場はあきらめかけていましたので、
この日のニュースは嬉しいものとなりました。
センバツは面白いことになりそうです。
さて、
これで2011年の野球は、
ひとまず終了です。
後はセンバツまで、
約4か月弱の”冬眠”に入ります。
この期間、
3月上旬までは練習試合すらも行われません。
完全な【オフシーズン】ですね。
ゆっくりと来年の開幕まで、
英気を養うことにしましょう。
しかしスポーツということで見ると、
サッカー、ラグビーのシーズンはこれから深まりを見せていきますし、
箱根駅伝もあります。
ウィンタースポーツも続々開幕してきますし、
NFL,NHLなど海外のスポーツも花盛り。
まだまだお楽しみは続いていきます。