第98回全国高校野球選手権大会地方予選。
今年も実にいろいろなことがありました。
”高校野球界の盟主”ともいうべき大阪桐蔭が敗れたのをはじめ、
かつての王者・PL学園はその60年にわたる歴史にいったん幕を下ろしました。
昨年全国制覇を達成した東海大相模は、まさかのコールド敗退。
そして出場が待望されていたスラッガー・清宮擁する早実も、
厳しい西東京大会の洗礼を浴び、甲子園出場はなりませんでした。
春の選抜で輝いた高松商をはじめとする32チームでは、
半数以上のチームが『春夏連続』ならずに舞台から去っていきました。
そんな中、
新チーム結成から、『甲子園で見てみたい』と言われていた剛腕の多くは、
厳しい予選を勝ち抜いて甲子園までたどり着きました。
”高校ビッグ3”と言われる履正社・寺島、横浜・藤平、花咲徳栄・高橋昂の3人は、
見事なピッチングで甲子園を手繰り寄せる原動力となりました。
特に寺島と藤平は『最後のチャンス』を生かしての甲子園初見参。
彼らの『長年秘めていた思い』が爆発するピッチング、
楽しみでしょうがありません。
念願の初出場を飾ったのは9校。
その中でもクラーク国際、八王子、出雲などはうれしい『春夏を通じて初めて』の出場となりました。
今年の予選は、
データで見てみると『波乱が多かったようで、実は結構順当な結果が多い』ということも言えると思います。
ワタシが大会前に予想した中では、
こんな結果が残りました。
【地方大会の予想と結果】
東北 関東 中部 近畿 中四国 九州 全体
◎(筆頭候補) 3校 7校 5校 3校 4校 3校 25校 51.0%
○(優勝候補) 2校 0校 1校 2校 1校 2校 8校 16.3%
△(ダークホース) 1校 2校 1校 0校 2校 1校 7校 14.3%
▲(展開はまれば) 2校 0校 2校 0校 2校 0校 6校 12.2%
(無印) 0校 0校 0校 1校 0校 2校 3校 6.1%
こう見ると、
今年は例年と比べても、
結構順当に予選が進んだのではないかと思います。
そして毎度のことですが、
まったく予想していなかった3校の皆さん、ごめんなさい。
(市尼崎、唐津商、嘉手納)
おみそれしました。
甲子園での健闘を祈っています。
それにしても、なんで嘉手納を全く無印にしていたのか、自分自身で理解に苦しみますよ、まったく。力のあるチームということはわかっていたので、なぜなのか・・・・・・・不明です。
ということで、
今年も楽しい1カ月にわたる戦い、
地方大会が幕を閉じました。
甲子園は言ってみれば、
ご褒美大会のようなもの。
各選手の皆さんも、
今までやってきたことを、
すべて出し尽くすんだ!という気合で、
勝ち負けにあまりこだわらずに”夢の大舞台”を楽しんでほしいと思います。
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