10月22日
東京・両国国技館
≪WBA世界ミドル級タイトルマッチ 12回戦≫ ~東京・両国国技館~
チャンピオン 挑戦者・1位
アッサン・エンダム(フランス) vs 村田諒太(帝拳)
ついに決まりました。
村田諒太の再戦、WBA世界ミドル級タイトルマッチです。
先の5月のタイトルマッチで、
村田が圧倒的に試合を支配し、ダウンを奪っていたにもかかわらず、
判定は僅差でエンダムへ。
日本国中が騒然となり、
WBA会長も判定に疑義を唱えるという展開を見せる中、
通常ではありえない『ダイレクトリマッチ』へと向かい、
状況は変化し始めました。
どこまで信ぴょう性があるかは置いておくとして、
あの試合の後村田の下にはWBOなどからタイトルマッチのオファーが”殺到??”したらしく、
村田陣営が『いったいどの路線を取っていくのか?』ということが注目されていました。
そんな中、当の村田は落ち着いて状況を把握しており、
『じぶんをさらに高める』
ことに主眼を置いて経過を眺めているという風情でした。
こに日決まった10月22日のタイトルマッチ。
村田もエンダムも、
『今度は決着戦』
ということで、
気合は満点だと思います。
この前の試合を踏まえ、
両者ともに戦略を再考してくることは必定。
そんな中で、
いったいどんな戦いになるのか?
楽しみです。
さて、ボクシングにおける再戦ということになると、
ワタシは古くは、
輪島功一の戦いが思い浮かびますね。
日本における防衛記録を更新していたチャンピオン、輪島が一敗地にまみれた”ショットガン”アレバラード戦。
輪島ファンだったワタシは(というか、日本中が輪島ファンでしたけどね、当時は。)、
その瞬間目を覆ってしまったほどでしたが、
ほどなく再起した輪島が、再戦でアレバラードを下した時には、
リング上で雄たけびを上げる輪島が、神々しく見えたものでした。
そしてそのすぐ後、初防衛戦で柳済斗にボコスコにやられて王座陥落。
しかしそこから輪島の2度目の『炎の男』伝説が。
再戦で輪島は、またしても柳を破り返り咲きを果たし、
日本中を興奮のるつぼに叩き込んだのでした。
さらに渡辺二郎と、タイの強豪、パヤオ・プーンタラットとの2度にわたる世界タイトルマッチでの激闘も、
忘れることはできません。
渡辺二郎は、本当に強かった!
今は帝拳ジムの会長である浜田剛史の、
レネ・アルレドンドとの2度にわたる激闘も、
記憶に深く刻み込まれています。
”スーパーハードパンチャー”として知られた浜田が、
ようやくたどり着いた世界戦の舞台は、
ボクシングファンにとっても待望久しいものでした。
相手のアルレドンドは、
本当にすごいこちらもハードパンチャー。
『いったいこの試合、どんなことになっちまうんだ』
とかたずをのんで見守る観衆の前で、
浜田剛史はその豪快なパンチで、
なんと1RでKO勝ち。
本当に世界中に衝撃を与えた『1RKO』でした。
その時ワタシ、
『見たかコラア、これが浜田じゃ~~~~!』
とテレビに向かって、誰に向けるともなく大声で叫んでいました。
しかしその余韻も冷めやらぬうちに迎えた再戦で、
浜田は、今度はアルレドンドにリベンジを食らって今度はKO負け。
本当に、ボクシングの、世界の厳しさを知らしめられた一戦でした。
そしてもう一つ上げるなら、
長谷川穂積とウィラポンとの戦いでしょう。
これもすごかった。
辰吉を完膚なきまでに倒したタイの英雄・ウィラポンに挑んだ長谷川。
戦前の予想はまさに『勝てるわけないよ』。
しかし長谷川は予想を裏切るファイトで”あの”ウィラポンを3-0の判定で倒して、
まさかの世界王者を奪取しました。
日本ボクシング史に残るアップセットだったと思いますね。
そして迎えた2度目の防衛戦。
この試合前も、
前評判では『長谷川の分が悪い』というのが大半でした。
そのココロは、
『あのウィラポンが、前回の油断を戒めて戦いに臨んでくるはずだから、長谷川が勝つのは難しい』
というもの。
しかし。
そんな予想は、
長谷川の拳で木っ端みじんに叩き壊されました。
あの衝撃の長谷川のKO勝ち。
ウィラポンのあの、まさに『落城』していくといった風情の倒れ方、
多くのボクシングファンの脳裏を離れない瞬間でしょう。
そこから長谷川は、
まさに『スーパーチャンプ』としての地位を築いていくのです。
最後は昨年の、
山中慎介とアンセルモ・モレノとの2度にわたる激闘です。
これも、
防衛記録を誇る”神の左”山中と、
世界の名選手の一人であるモレノとの対戦は、
まさに”頂上対決”として注目されました。
1度目の対決は、
お互いに最後までかみ合うことがなく判定へ。
2-1で山中が王座の防衛に成功したものの、
何かすっきりしない感じを残したのも確かでした。
そこで組まれた再戦。
昨年9月の対戦では、
お互いが倒し、倒されの一進一退のスリリングなパンチのやり取りの末、
山中が7Rに一撃KO勝ち。
その強さをまさに満天下に示した一戦でした。
こう見ると、
『再戦』が行われるということは、
まさに両者が『一流』のあかしなのではないかと思います。
こうみても、
いまだに両者の名前、
すらすらと頭に浮かんでくることからして、
いかにに両者が印象に残るボクサーだったかということです。
さて、村田諒太選手。
この『再戦』で敗れると、
今までの名声はすべて粉々になってしまう。。。。。。
そんなリスクを背負っての戦いになります。
チャンスはたった一度だけ、そう思って間違いはないでしょう。
このチャンスをつかみ、
『世界ミドル級の王者』になることの価値、
本当に高いものです。
そして『究極の目標』である、
あのゴロフキンとの対戦も、
十分に視野に入ってきます。
両者の世界タイトルをかけた『統一戦』で、
村田とゴロフキンが相まみえる。。。。。
そんなこと、
想像しただけで震えがくるほど緊張してしまいます。
さあ、世界の扉が、
また目の前に現れたぞ!!!
自分の手で、
今度こそその扉を開くのだ!!!!
そこには見たこともない、
ものすごい世界が待っているはず。
がんばれ 村田諒太!!!!
絶対にチケット手に入れて、見に行くぞ~~!(もうカレンダーに、予定書き込んじゃいました)
最新の画像[もっと見る]
- 全国高校サッカー選手権準決勝 決勝は関東のプレミア対決 前橋育英🆚流経大柏 1日前
- さあ リーグワン開幕! 3週間前
- 2024.10.26 オールブラックス戦観戦記 3ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- 大の里 圧巻の2度目のV! 令和の怪物が相撲界を変える! 4ヶ月前
- ラグビーパシフィックネーションズカップ 日本代表 決勝に進出 4ヶ月前
- ラグビーパシフィックネーションズカップ 日本代表 決勝に進出 4ヶ月前
- おめでとう玉鷲。 1631回、連続出場の記録を更新! 4ヶ月前
「ボクシング」カテゴリの最新記事
- あ〜あ 結局グッドマンは来ず、井上尚弥の統一タイトルマッチは代役と対戦。
- ざけんなよ、グッドマン。 また負傷で、井上尚弥との対戦1ヶ月延期に。
- ボクシング世界7大タイトルマッチin有明 最後に中谷潤人に、すごいもん見せても...
- 井上尚弥 7RTKOでドヘニーの挑戦を退ける
- 明日、井上尚弥の4団体統一タイトルマッチ。 スカッと勝って、その先へ。。。。
- ボクシングシーン 2024秋 モンスターの統一タイトル戦に、多士済々の世界戦が...
- スッゲ〜 中谷潤人 これはもう、バンタム級最強なのは間違いない!
- 井岡一翔の落日。 しかし、いいファイトだった。
- 世代交代とはこのこと。 "バム”ロドリゲス、エストラーダを完膚なきまでに叩きの...
- 井上尚弥、来年いっぱいはスーパーバンタム級で戦うと語る。 超ビッグファイトの...