今年、関東各地の桜は史上最速の開花となったところが多かったようです。
横浜界隈も、本当の見ごろはこの前の週末だったのですけれど、あいにくの雨。
ということで、桜が大好きだけれど雨が大嫌い、という父にお花見をさせてあげることが出来ませんでした。
「もう桜もこれが最後かもしれないのに、雨で花見は結局できなかったなあ…」
という父の言葉がちょっと胸に来て…
平日でしたが、昨日、ペッピーノさんで父をお花見に連れ出しました。
場所は、武蔵中原。
今井川という小さな川と、二ヶ領用水という昔の農業用水のほとりに、桜がたくさん植わっているところです。
武蔵小杉のタワーマンション群をバックに、桜を眺めることもできます。
花は満開を少し過ぎて、やや散りかけている感じだったので…
次の週末を待ったら、もう見ごろは完全に過ぎてしまっていたでしょう。
今日と明日は、父はデイサービスに行くことにしていたし、やはり昨日が最後のチャンスだったかも。
父はまた「これが生涯最後のお花見だな」と言っていたのですが…
「去年もそう言っていたけど、今年の桜も見られたね」と返したら…
「口に出して『来年も見よう』と言い切ると、鬼が笑って見られなくなっちゃうかもしれないから…」
「毎年、これが最後これが最後と言いながらの方が、長生きできるのかもしれないな」
と言って、笑っていました。
案外、そうかもしれませんね。
いずれにしても、午前中は小雨模様だったのですが、スマホアプリの天気予報を見て…
午後から晴れるというので、思い立って連れて行ってあげて、良かったです。
とても喜んでくれたので。
夜遅くなってから、息子が大荷物を持って学会から帰って来ると言うので…
いったん家に帰ってから、ペッピーノさんを出して、成田空港まで迎えに行きました。
空港で会った息子は元気そうで…
見たり聴いたり質問したり、たくさんできて、とても楽しかったと。
「来年の今ごろは、自分が研究発表者の側に回りたいね」と言っていました。
そのためには「運」に左右されるところもかなり大きいですけど…がんばってほしいです。
成田は夜遅い時間になっても外国人観光客でいっぱいで、もうすっかりコロナ前に戻った感じでした。
イタリア語で「えっと、それじゃあ……」とか言っている声も、すれ違いざまに聞こえましたよ。
息子も少しだけその言葉を解するので「イタリア人じゃん!」と言って笑ってました。
食べるところはもう吉野家しか開いてなかったですけど、お客さんは(店員さんも)ほぼ外国人ばかりの感じでした。
アジアの人が多かったです。
インバウンド需要がこうして戻ってくれば、観光業界も復活することでしょう。
フランスでは、年金受給年齢引き上げ反対で、100万人デモ(!)が起きていたり…
中国でも年金や高齢者のための財政出動縮小などに反対して「白髪デモ」なんていうのが各地で起きていたり。
(中国でさえこれなんだから、日本人は北朝鮮と並んで、世界一「お上に盾突かない」国民ですね)
あるいは米国やスイスなどで金融不安が起きていたりと、世界は騒然としているのに…
日本のマスコミ、とくにテレビが流す情報は、もう終わっちゃったWBCがらみの話とかが、いまだに中心ですね。
統一地方選挙前にあまり世論を刺激したくないから、デモだ銀行破綻だといった…
国民が不安になる情報は控えめにするよう、裏で手を回して、マスコミを統制しているのかもしれません。
何につけ、知らないというのは、いいことではないと思いますけれどね。
「知らぬが仏」でも、情報弱者が過ぎているうちに、本当に仏さまになっちゃったら困りますから。
それでも、これほどたくさん、海外から日本へ観光客が遊びに来ているうちは…
まだ世界はなんとかなっている、ということでしょう。
この流れが途切れないようにと祈ります。
できればもっと多くの日本人が、逆に海外旅行できるくらいまで、お金を持てるようになるといいんですけど…
大企業以外は賃金が上がらない、実際に使えるお金はどんどん減って行くという、今の状況では難しいですね。
それにはまず政治を変えないと、どうにもなりません。
統一地方選、投票しましょう。