息子は2週間の帰省を終えて、アパートへ帰って行きました。
早速、今日から研究室に出るのだとか。
でもつい最近入って研究室の「同期」となった人2名は、もうとっくに作業を始めているそうです。
ちなみにその「同期」は2人とも女性だそうで。
そもそも息子の研究室は、教授が厳しくて怖くて、仕事がキツいということで…
「ブラック研究室」なんて呼ばれているそうです。
なので、教授の入室試験の採用基準は、とにかく「やる気」だそうで…
(うちの息子は、早期にイレギュラーな形で入ったのでどうか分かりませんが)
根性があって打たれ強そうなやつを選んで取ったら…
結果的に、その女子たちが残ったということみたいです。
今どきは女子の方が、根性入った者が多いんですかね…。
先輩の院生たちは、半々より少し女性が多いくらいだそうですが…
実際にこなしている仕事の量でいうと、男女比は3:7ぐらいで…
明らかに女性研究員たちの方が有能で、ガッツと体力でも上回っている様子だと、息子。
ぬるい研究室(ラクにこなして、修士で「そこそこの就職をする」のが目標)ほど男子が目立って…
敢えて厳しい研究室に入って、石にかじりついてでも、トップクラスの研究者・開発者になろうと志すのは…
女子学生の方が多いんだとか。
性差別が社会に厳然としてある分、実力と結果で見返してやろう、という気迫があるのかもしれないですね。
「リケジョ」だなんて言って、女性が科学やテクノロジーの分野で珍しがられていた時代は…
日本でも、もう過ぎ去ったということなんでしょうね。
この10年、15年で、さすがにこの国も、ジェンダー面で見違えるような社会になろうとしているみたいです。
昔の感覚で「男は」とか「女は」とかいっても、若い人からは「かけ離れてる」と思われちゃうだけですから…
余計な口出しは無用ですね。
息子は押しかけ弟子でキャリアが長い分、まだ知識や技術で、同期に対して大きなアドバンテージがあるみたいですが…
この調子だといつか追い付かれてしまう。負けていられない。と思っている様子。
いずれにしても…
これからの時代を担う若者たち。みんながんばれ!
彼ら、彼女らの頑張りを無駄にしない世の中になるよう、我々上の世代も、できることをしないと。
というわけで、大荷物と共にアパートに帰る息子をペッピーノさんで送って。
帰って来てからもう一度ペッピーノさんを出して、今度は父の通院のアテンドや買い物などのサポート。
朝6時に出庫して、帰って来たら夜の10時過ぎでした。
ほとんど、ハイヤーかタクシーの運転手さんみたいだった一日。
ペッピーノさんも、このところ何週間も、1日も休まずハードに使われています。
月刊の走行距離も1400㎞を超えて来ました。
さすがにくたびれてきたのか、実はちょっと、シートに不具合が出てしまいました。
運転席のシートが、乗っているときは正常な位置にあるけれど…
降りると、バネが効いたみたいに、ぴょこんと数センチ持ち上がってしまうという…。
シートポジションを上下させる、調節機構がおかしくなったみたいです。
来週オイル交換の予定を入れているので、そのときマエストロに相談するつもりですが…
あんまりお金がかかるようなら、当面はこのまま乗り続けるつもり。
しょうがないですね。