ブレーキを引きずっていたのをしばらく放置してしまった結果、ブレーキのパッドが焼けてだめになったのはもちろん…
ブレーキキャリパーやブレーキオイルのホースなど、いろんな部品が高熱でダメージを受けていて、交換が必要。
というわけだったのですが、なんとか修理費用の金策がついたので、修理してメメを「延命」させることが出来そうです。
よかった……。
新車で購入したときは、まさか30年も乗り続けることになるとは思いませんでしたが…
これほど一緒に過ごすと、とにかく愛着が半端なくて。
アルファツインカムのエンジンは本当にシュンシュンと、軽く気持ちよく回るし…
アクセルの微妙な踏力の変化に、とても敏感に反応します。
本当にわずかなアクセルのオンオフで姿勢に変化が出たり、動きがぎくしゃくしてしまったり。
それが、車のクセに慣れない人、繊細なアクセルワークが苦手な人にはとても扱いづらいようですが…
(とくにトルコンのオートマに慣れると、アクセルワークが大雑把になる人が多いです)
10グラム単位での微妙なアクセルワークで車の姿勢と向きをコントロールするのに慣れると、それが逆に面白くて仕方ないのです。
なにより運転、うまくなりますしね。
(ドライビングの究極的な奥義はアクセルワークにありというのは、アイルトン・セナのコーナリングを見たことのある人ならわかるはず)
一方で、低回転域のトルクが細くて、その分1速のギア比が極端に低いので、シグナルスタートが遅いとかいろいろ不便はあって。
現代のパワフルな車たちに囲まれると、流れに乗って走るのにはエンジンをぶん回したり、ちょっと頑張らないといけないので…
すべてが楽ちんなペッピーノを運転するのとは、疲れ方が違ったりするのですが。
それでも、この車はこう操作したらこう動いてくれる、ということのすべてが、もう自分の体に沁み込んでいて。
たぶん自分の運転のクセも、車に染みついているんじゃないかと思っています。
「人馬一体」ならぬ「人車一体」の境地に達しているので、それを失うのは、自分の手足をもがれるようなつらさがあるのですよ。
だからたとえ不便なことが多くても、なるべく長く乗り続けたい。
なによりエンジンが、新車のころ以上に絶好調なので、これを手放すのはもったいない。
もちろん、車の電動化の波が押し寄せている今、免許返納まで乗り続けられるとは思っていません。
車歴30年となると、寄る年波に勝てずトラブルも出るようになって、何より部品の調達が年々難しくなりますが…
でもぎりぎりまで…目標としては、車歴40年、自分が70歳になるぐらいまで乗り続けたいなあ、と夢見ています。
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